子宮頚管無力症になりました⑤
術後
術後目覚めた時は夜でした。
尿道留置カテーテルの痛みで目覚めました。
そしてその時にお腹の張りを感じました。
医師から
術後お腹の張りがあるときはナースコールを押すように言われていました。
初産だったのでお腹の張りのイメージは
ガスが溜まる感覚なのかなと漠然と思っていました。
しかし全く違い、お腹がカチカチと硬くなるような感覚でした。
お腹がカチカチと硬くなるような感覚でした。
その張りが等間隔で起きていました。
そのためナースコールをしました。
助産師が
『張り止めの点滴しますね』と言い
点滴が開始となりました。
(後にこの時の点滴はリドトリンであったことを知りました)
点滴により張りは収まりましたが
動機が激しくなり呼吸も頻呼吸になり血圧が低下し始めました。
術後でモニターが付いていたので自分でその状況が見えてしまい
(副作用とはいえちょっときついな)と感じました。
だんだんと意識が遠のく感覚があり
再びナースコールを押しました。
助産師からは
『張り止めの副作用と思うんで我慢してください…』
と言われそのまま経過を見ていました。
暫く我慢するもどんどん苦しくなり酸素の値も変動していきました。
我慢できずにナースコールを押すと
『あの…今入院きてて先輩もバタバタしてて…夜勤で医者もすぐには連絡とれなくて…どうもできそうにないんで…すみません…』
と言われ、助産師は去っていきました。
しかし、はいそうですかとはなりませんでした。
お腹には大切な子供がいます。
経過観察でいいきちんとした根拠のある説明があり、子どもに影響がないことの説明があれば何とか我慢をしたかもしれません。
ただ、胎動も少ないような感覚があり、NSTモニター(分娩監視装置)もつけていないため子どもの状況がわからず不安でした。
嫌われる覚悟でもう一度ナースコールを押して
『とにかく状況判断ができる人を連れてきてください。』
と言いました。
その後、事情を伝えると
先輩助産師が医師に確認を行い
薬による有益性より有害性が上回っているので点滴を中止するよう指示がでて、酸素投与開始と言われたとのことでした。
点滴を中止し酸素投与を開始すると
だんだんと意識がはっきりとして呼吸が楽になりほっとしました。
幸い、張り止めの薬を止めても張りはきませんでした。