ぼっち在宅介護 ハレーションに気づくこと
今日もハレーションが強くて、部屋ウチに入っても目がチカチカしていました。
水分不足かなぁ…と思い、慌てて水分を摂った次第です。
介護をしていると、父の水分に気を取られ、自分が後回しになっていることがあります。
これは、介護あるあるです。
在宅だろうが、
預かっていただいていようが、
手続きや連絡相談、差入れや着替えに買い出し、掃除にゴミ出しなど…
本人を面倒みるとかだけではないのが家族の介護です。
高齢者の家族の生活に関わる皆さんが、介護をする家族であり、介護以外の自身の居場所とのバランスをとりながら、なんとか時間と気持ちを使ってこなしていることは、在宅も施設も病院も、同居も別居も遠距離も関係なく、大変なことには変わりありません。
気づくと…ケアをする側が水分を摂れてないまま走り回っていたりします。
これは、気をつけなければなりません。
疲れて休んでいいのです。
任せることが健やかな気分でいられる人は、人に任せるべきです。
任せることが苦手な人は、ところどころ手を抜き休むべきなのです。
例えば、家庭の事情とか、構成とかで、やむなく介護を携わる場合もあるでしょう。
預貯金や年金、個人個人で条件は異なります。
体調、持病の関係で、介護レベルも違いますし。
持ち家、賃貸、都会、田舎、車のあるなし
etc…
皆違うので、誰が楽をしていて、誰が頑張ってないとかはないのです。
介護をしないといけないこともないと思います。これは本当に。
世間体とかも関係ありません。
親や祖父母と言った当事者とのこれまでの関係性で、
私がやる方がいいな…
いや、私じゃない方がいい
とか
そっとこのまま離れよう…
やってみたけど無理やった…
それもありやと思うのです。
仕方ないし、そういうことなんです。
人間、向き不向きがあります。
失敗してもいいと思うんです。
でも、成功体験につながらないとしんどくなります。
やらされ仕事は、必要以上に疲れます。
心身共に疲れます。
もし、
目の前でハレーションが起きて、目がチカチカしてきたら、それは頑張りすぎているか、自分を労り忘れている証拠です。
まず、休みましょう。
どんなスケジュールが入っていても、
どんな家族がいても、
まず、自分が休みましょう。
お茶を飲んで一息つきましょう。
できれば、お好きなお菓子かなんかも一つ。
さらに、できれば体を横にして目を閉じて。
手足がビリビリしていないか?
喉が、乾いて乾いてたまらなくないか?
自分の名前が言えるか?
緊急ダイヤルができるか?
静かにゆっくり頭の中でシュミレートしてみてください。
全てがスムーズにできるようならば、しばらくしたらまた水分を摂って、もう少しだけ休んでから再始動です。
もし、晩ご飯の支度が気になったり、アポイント先に行くこととかが、頭をチラつくようならば、水分も休息も全然足りません。
もっともっと、休憩してください。
もっともっと、周りにもご家族自身にも協力を求めてください。
いろんな方に介護についてリサーチしました。
やっぱり、どんな場合も正解はないし。
渦中も終わっても、いろんな思いは湧いてきて、内容は介護する方の性格によります。
皆が皆、「やりきった!」とも思えません。
あーすれば…こーすればよかった…
と思うそうです。
が、これは、介護に限らないのです。
なんでもそうなんです。
介護だから、ちゃんとやんなきゃとかないです。介護以外もちゃんとやんなきゃだし。
介護も、適当でもテキトーでもいいのです。
あとあとになって、
ぁぁぁぁ…こういう経験ができたんだなぁ…
とか、
心とか脳とか手に、感覚に残るということなんだと思います。
私は在宅で見ていますが、介護される父の協力の元、しんどい時は声をかけて、別の部屋で休ませてもらいます。
性格上、やらないで人に注文をつける人が苦手で…だから、人にお願いするのも苦手なんです。要は、やらずに人に文句を言うのはポリシーに反するため、自分でやらないとイライラしてしまいます。
自分でやってみたいし、専門の方々がやるのを間近で見ていたいタイプですから、節約も兼ねて在宅介護を選び続けています。
が、これは、私と父と見守る主人と理解ある親族と、介護チームによる総合判断によるベターな方法です。
年数を重ねていけば変わることもあるかもしれません。
遠距離介護もしましたし、たまに泊まる時々在宅もしましたし、入院してもらったり、義母には施設入居してもらいました。
私の母については手放しました。
(ちなみに、母の介護については任せた家族に文句は言わないと決めています)
で、どのケースにも、大変な雑務と作業と介助、介護、悩みがあって、全然楽ではありません。
だれかに預けても、預けるための送迎など、できた時間でやるべきことが溢れてきます。
まずは、介護する人、ご自身を労ってください。
冷静に、自分の弱点を分析して、やれないこと、向かないことは、他人任せか、本人に諦めてもらってください。
で、得意なこと、時間的にやってもいいかなぁ範囲なことで協力してあげれたら、ラッキーと思いましょう。
ご自身が倒れるのはなしです。
救急車の音がすごくします。
お互いに気をつけましょう。
(ちょっとまじめな回でした)
追記)
点滴の入らなかった父は、桃一個とヨーグルトを食べ、ゆっくり休んでいます。
点滴しすぎて、ちょっと足が浮腫んでしまってました。
今日、針が入らなかったのは、父の体が「いらない」と言ったんだと思います。
また、必要なようなら、訪問看護を呼ぶ予定です。
きっと、私自身が水分不足過ぎて、心配しすぎていたんでしょう。父の水分欲張り過ぎました(笑)
自分の喉の渇きを父の渇きと勘違いしていたんだと思います。
まずは、私が休むこと。今日はこれに集中します。
介護に関わる皆さんも、ご自身の体調ありきでお過ごしください。
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