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ぼっち在宅介護 ええ匂わせで父の不安と戦う作戦開始!

寝ましたー!🙌
夕方、ヘルパーさんを終えて、ちょっとだけ🤏と横になったら、3時間寝てました。

父を慌てて見に行くと、体をよじって体位をかえようとしていたので、

「体が痛くなった?横向く?」

と聞いたら、、、

「いる。人がいる。人がここに住んどる。」

なんだって?
(ここは否定しない。)

「どの辺?」

「あそこに立ってる」

「今もいる?」

「いる、ずっとおる」

「体を横にしたのは見たくないから?」

「そう」

なるほど…

「そりゃ、怖かったなぁ…今もいる?」

「おる」

「じゃ、ちょっとまって🖐️」

チョコレート型のドアが
長身の男性に見えるそうです…
たしかに、ドアはずっといますわね。。。😅


扉や手すりの辺りに私がいって立ちました。

「これね、手すり。これが男の人に見える?」

「違う」

「これ…ドアね。これが男の人に見える?」

うなずきながら驚いています。恐怖の男と私が立っているような、ちがうような…感じだったのではないでしょうか。

「なるほど🧐」

ドア全面をコツコツ叩いていきました。

「これ、ドアね。みんな入ってくるところだから、見え方によっては人に見えるかもしんないねぇ。外開きで顔だけのぞいてくる人もいるからね。でもね、ただのドアだね。誰もいない。わかる?」

うなずきます。

「手すりとか、ドアとか外す?」

「いらない」と言いながら、

他の壁や天井のしみ、みんなが記録に使う机を凝視します。

「私、今、確認したけど、誰もいない。ドアも壁や天井のシミも、机も、誰かに見えちゃうかもだけど、誰もいない。けどね、オヤジは目が緑内障だから、見えちゃうかもしんないわ。で、そいつが出てきたら…今度は私がボコボコにしてやるから、私が来るまで『そこにいろよ!』って言っといてくれる?で、それでも消えない時は、私がそいつから家賃とるから。『ずっといるなら、家賃払え!ここはオヤジの家だから、勝手にいるなら家賃払え!』って言って請求してやるから。安心しぃ。大丈夫、私がいる。そして、私には見えないし、そいつをボコボコにできる👊」

というと、、、
あちこちを見ていた目がこっちを向いて、落ち着いてきました。



なるほど…
せん妄の幻覚は、不眠からもくるけれど…緑内障や視力や目の力によるところもあるかもしれません。

最近…私を、朝見る目つきが悪かったんです。で、喋ると顔が緩んでて…たぶん、あまり見えてないかもですね。
声はめっちゃ聞こえてるっぽいし、私がするケアもわかっているので、私は認識できますが、他の人を視覚的にどこまで区別できるかは、ちょっとなぞかもですねぇ…

ですから、常に不安があるんだと思います。
私がいない時の不安。誰かが勝手に上がり込んでくるような…
(過去にそういうのがありまして💦身内だったんで捕物帳にはならんかったですが。ちょっとないなぁ…という恐怖体験を父はしてしまったことがありまして。家にいても信用ならない気持ちが時々すごくあるんです、ハイ)


だから、
遠くの畑に私がいくのが怖いんですなー



でも、これからは、幻覚のそいつが出てきたら、私が請求書を叩きつけるし、ボコボコにするので、私がくるまでの辛抱です。
夜な夜な、無理にルームシェアをする必要はありませんし、またわからなくなったり、怖くなったら、私にボヤけばいいのです。

案外すぐ寝ました😌ほぉ
夢で私が戦いましょう⚔️


なんか、せん妄脱出の糸口が見つかった気がします。はぁぁぁ。ホッとしました。ま、まだ事態が解決するかわかりませんけども。


介護は、体力的なしんどさもありますが、どちらかと言うと心理的なしんどさの方が疲労に繋がる気がします。長くなると。

なぜ、言ったことがわからない?
なぜ、忘れる?
なぜ、記録しない?
なぜ、迷惑かけるのがわからない?
なぜ、そんなことするの!

と、ケアする側は思っちゃいますよね。
だって、これまでできていた人たちばかりだし。


でも、彼らにもわからないのですよね。
なぜ、こうなったかなんて。
はっきりとした原因のある病気なら、理解も試みますけれど…

なんとなーくうまく作動しなくなってきてる車とか。次どこが故障するかなんて…わからないですよね?消耗する場所は、ドライバーによって違いますもん。整備士さんに予想はできても、予言は無理ですよね。

だから、ドライバー自身が不調になると、どこの何が不調だとかは、うまく説明できなくて当たり前という感じではないでしょうか。

しかも、説明するという機能も落ちてきていて、声を出すという機能も落ちてきているわけで…いやはや、なんと難解な状況になるんだ!と、本人たちは、頭の中も心の中も体も、右往左往しているというわけです。


だから、介護する側が疲弊するのは当たり前で。聞き取る余力が削られます。
だから、ギリギリにならないために、サービスやプロがいるわけで、使う方が楽な人は使うべき。

ですが、プロとはいえ、24時間一人を見続けるわけにもいきませんから、どこまで本音を聞き出せるのかはわかりません。
で、家族だからと聞き出せるともわかりません。

やー、難しいですねぇ、介護は。


ただ、私は、性格的に、作戦が見つからない!と悶々とするのが苦手でして、他人様に課題を預けるのも苦手でして。頭が痛くなります。余計に気になって仕方ないのです。眠れない。

毎度毎度、あーかな?こーかな?と自分で考えて作戦を遂行する!となると、疲労が軽減します。眠れます。

父に思考が似ていますね。


とりあえず、落ちついたら、壁をまた拭くことにします。扉の色、カーテンも検討します。

環境を変えると認知症が進むと言われますが、変えなくても不安になるし、進みそうなら、、、変えても変えなくてもいいような。
進むタイミングなだけかもしれないです。

本人と話しながら、少しでも不安じゃなさ気な方向へ、ちょいハッピーな方へ、変わっていったっていい気がしています。

ええ匂わせで、不安を解消していきたいと思います。


追記)
会話から本音を聞き出すヒントは、訪問の皆さんのテクニックから学んだ気がします。イマイチな方もいらっしゃいますが、それもまた学びになります。
『あー、こういう問いかけは父は嫌なんだ…』というような。


あ!あと、視覚と聴覚が不自由だった義母との会話からも学んでいた気がします。
唇は、ゆっくり大きくわかりやすい言葉で動かす。あの経験が生きてるなー😌


基本、彼らが言ってることはそのまま受け止めて。怖いとか不安とかは、賛同します。

が、目の前にいる私を信用できている時は、一緒に不安がる必要のないことを、行動で示したり、体感させるのがいいかもです。
(私がイライラしてしまう時は離れます。まず放置します。こじれないのが第一です🦺)

今回は、眉毛が3㌢位長くなっていたので切りました。目にかかって嫌な影を落としていたかもなんで。

扉も叩いて、人と違う音を体感してもらいました。私がそばに行っても害がないということを感じてもらいました。

否定したり、説明したり、講釈を垂れるのは、ほぼ聞き入れません。
早口言葉を聞いてるみたいになるそうです。

会話はゆっくり、シンプルな言葉で数少なく、時々意見も聞いて賛同します。
少しずつ、ケアマネさんやケアスタッフさん、私たちの狙いのところへ、彼らの思考をつれていきます。

ええ匂わせです。

基本、介護される側を思っての行動です。だれにも不幸になってはほしくない。痛み分けです。が、受け入れる、理解するのに時間がかかります。後期高齢者ですから。
ですが、時間をかけてやる方が、確実に早いです。話が逆戻りしにくいです。


と、また、長くなっちゃいました。

とりあえず、寝てくれてるので、今夜のうちは成功ということで…失礼しました。

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