ぼっち在宅介護 じゃないお金にまつわる話
語弊があるかもですが、私、お金好きなんです。大金が好きなんではなく、お金のことを考えるのが好きなんです。
昔、毎日50円というお小遣いシステムがあった時期があります。小学校1、2年あたりだったと思います。
母は、一日50円をやれば、勉強するだろう📚、お手伝いをするだろう🔪、そんな思いだったのではないかと思うのです。
上の二人と離れて生まれた子、金銭的、時間的に余裕が生まれ、しっかりと勉強する周囲に自慢のできるいい子に育って欲しかったんだと思います。
でも、残念ながら、私は毎日その50円を何使うかを考えるのに時間をかけることが楽しくて仕方ありませんでした。😛
学校から帰り、宿題をするとか、なんかしらの手伝いっぽいことをして(犬の散歩?庭のみずやり?ていど、はたまたおやつ代わり?に)を50円をもらい…
「はて?今日はこれをどうしようかな?」
と考えるのです。
一番楽しかったのは、郵便局へ通うことでした。通帳の数字が増えていくことが楽しくて仕方なかったのです。でも、時々、匂い消しゴムとか、アイスクリームとかも欲しい日があって、
「ぁぁぁぁあー😩どうしようかな」
と、本気で悩んだりしていました。
お正月のお年玉は、両親からのみでした。父の仕事の都合で田舎から遠方にいたので、親戚からのお年玉などもらったことはありませんでした。両親からだけの袋の中身は、一般的金額よりたくさん入っていたと思います。
たくさんのポチ袋をもらう友達を羨ましく思っていると、母は「中にはたくさん入っているんだよ」と1ポチ袋をくれました。
子供ながらに「そうじゃないんだよなぁ…」という気分でいた気がします☺️
母は、お年玉の中のお金を搾取したりしない人でした。私に通帳も預けてくれていて、何に使おうが貯めようが任せてくれていました。
私には当時野望がありまして、
「私専用のベッドを買いたい!」という目標があったのです。
当時、上二人は中学生以上でした。
住んでいた家には、二人用の2段ベッドがあったように記憶します。私もどうしても2段ベッドに加わりたかったのですが、小さな私を可愛がる母は「危ない」と思ったのか、絶対に2段ベッドの利用をさせてくれませんでした。(下なら危なくないのにねぇ…)ま、これには、上二人の子供と母の関係とか、テリトリー問題があったのではないか?はたまた、母自身の横でいつまでも私を寝かしたい気持ちがあったのかも…と今なら思えますが。
とにかく、チビ助の私にはわかりませんでした。
チビ助の私は、とにかくベッドが欲しくて欲しくてたまらないので…お年玉を一切使わず、いや使っても「予算〇〇〇円!残りは貯金!」と決めたりして、日々の50円と一生懸命に貯めていた記憶があります。
貯金が先が?ベッドが欲しいが先か?
記憶はあいまいですが、ベッドが欲しいとせがみ、母に百貨店のベッド売り場に連れて行ってもらいまして。フランスベッドという物があることを知ります。40年以上前、2万円が一番安いベッドでした。
母は、この金額をみたら、買うことを諦めると思ったのではないかと思います。
が、はっきりと私に目標ができてしまいました。
「2万円を貯める!」
毎日のお小遣いの50円が、貯金に回り出したのは、その目標からだったと思います。
ずっと貯金通帳を眺める私を上のきょうだいはよくバカにしていましたし、母は金の亡者になるのではと心配したと思います。
とうとう2万円に到達し、それを上回る金額を貯めたある日、母に頼んで百貨店に連れて行ってもらい、ベッドを購入しました。
たぶん、母は「ちょっと手伝ってあげようか」とか言ったと思いますが、一切の援助を受けずに購入しました。母は、私の気持ちに根負けし、買わせてくれたと思います。
なぜなら、私専用のベッド、お城が欲しかったからです。絶対だれにも寝かせない!☹️そう思っていたんだと思います☺️
そして、通帳には、空っぽにならないように、少し多めに貯めてから、買いに行ったと思います。また貯金をしたいからです。
大きなフランスベッドが届いた日、嬉しかったんです。達成感というか、お金のチリツモが形になった瞬間がたまりませんでした。
それと同時に、和室ではありますが自分の部屋ができました。小学二年生にはとても生意気だったと思います。
そして、お金はあるだけ使うきょうだいは、バカにしにきましたね。
「子供のくせにそんなん買ってどうするの?」
この言葉には、いろいろ詰まっていたと思います。
2段ベッドを専有してきた優越感が、フランスベッドという言葉にかき消されてしまったとか…
コツコツとお金を貯め続けた結果、大きな物を手にしている妹とか…
突然の妹一人の部屋とか…
いろんな思いがないまぜになったんではないかと、今ならわかります。
そのきょうだいは…
今もずっとお金に困りながら暮らしているようです。決して収入が少ないわけではありません。家族がいます。人数がいます。
が…うーん、そもそも支出に計画性がないのです。ローンとか、クレジット決済がバンバンできる人です。で、それらを計画的に俯瞰して見てないので…収入が入った瞬間に徴収されていき…手元がいつもギリギリなのです。
はい。
ま、きょうだいのことはさておき…
私は、手元にわずかでいいですが、もしものお金というのを置いておきたい派です。
例えば、
賃貸に住んでたら翌月の賃料分とか、、、
水道光熱費は、前月から用意しとくとか、、、
は、当たり前で、それ以外にへそくりてきな物を持っておきたい人でした。
金額は、3万の頃もあったし、10万の頃もありました。その時々の生活水準で。
細々はしていません。お金は大きな流れで見る方が好きです。1円10円に縛られてしまうと、もう小さなことがいちいち気にさわるようになってしまいます。
予算組はゆったり大きく、気持ちにゆとりを持って安くていいものを見つける余力につなげます。
そして、余らせる。コレがカギ。
種もそうですが…
全部食べたり、摘んだりしてしまうと、来年実る物がなくなってしまいます。
ありったけ使うとか、ないから借りてまで使うとかは、よほどの計画がなければ、先の見通しが立たないのでできません。
人生は、体もだし、暮らしもだし、余力があり生きてる限りは続いていきます。
次へのステップを踏む時に、幾つかの種を持っている人と何も持たない人はやっぱりちょっとずつ心に差が出てしまうと思うのです。
私は、数粒でいいので、誰かの未来につながる種を少しだけ大事に持っていたいです。
でいくと…地球の資源も種だから…
全部全部剥がしたら、ダメですよね…
焼山になってしまっては、動物たちもそりゃ生きるに困りますよね…
ちゃーんと🌰どんぐり置いときましょうよね。
いふさんのnoteを読ませていただいて、なんとなく、昔の貯金バカな私を書きたくなりました。
長くなってしもた!スミマセン!