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ぼっち在宅介護 父よ、ブルーベリーを見習って水脈をみつけよ!
毎日毎日、庭の一角のブルーベリーゾーンの水やりにちょっとクタクタです。
他の庭植物は、畑っぽくしてるとこ以外は、もう放置です。かわいそうだけれど、もう、体力と時間と水と、そして申し訳ないが愛が回らないのが現実です。たくさん蜘蛛の巣が張っていて、蜘蛛好きな蜂も現れて、これまでとは違う環境下になっている様子です。が、これも自然の成り行きに任せております。
増えすぎた父の庭木、生き残りたいものは頑張れ!方式にて、選抜戦を開催しております。
さて、このブルーベリー16鉢くらいありまして…元は20株以上ありました。
30年くらい前から、父がバラバラといろんな種類を買ってきては植えていたものです。
もともとは、山の畑の田んぼ後に植えられていました。水が湧いてくるところがあり、水やりに困りませんでしたが、ちょっと家から距離があるもんで、家族が収穫に行くと落ちていたり、鳥たちに襲撃された後で、人間の口にはほとんど入らない代物でした。
たくさん実るのに、口に入らないため、別の畑に父が移植をし、鳥に食べられないようにネットをかけたトンネルをつくりました。
が、今度は、虫がたくさんついたり、病気みたいになったり、実があまりとれなくなりました。
あんなに、たくさん実がなっていたのに…
病気なんかあまりならないっていってたのに…
15年ほど前でしょうか…
プロに聞いてみてはどうだろうか?
と、ちょっと遠方のブルーベリー農園に、父と母、私と主人でドライブがてら勉強にいきました。
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雑草を食べてくれてました
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ナチュラル〜に栽培されていたこちらで、苗木を買う覚悟で、教えをこいにいきました。
が、たくさんブルーベリーの木があることを伝えると、何も買わなくてもご親切にいろいろ教えていただきました。
で、教えていただいたことが、実にシンプルで、誰にでもできることで、誰もが気づかないことで…
ぜひ、みなさんにお裾分けしたく、noteをさせていただきます。
「ブルーベリーの好きな環境にしてあげたらいいですよ。それだけです。」
と、教えてくださいました。
ブルーベリーというのは、北欧出身なので、森林を抜けた豊かな水が常に根っこに流れ当たっているんだそうです。
森林の落葉や苔が腐葉土となり、栄養がいっぱいのピートモスという酸性の強い土をつくっているそうです。
腐植したふかふかの土の中を新鮮な水がずっとチョロチョロと流れています。
だから、ブルーベリーは、根っこを深くはる必要がなく、とても根浅な植物なんだそうです。
日本で地植えにしても、根が浅いので、風の影響を受けるようなところの場合は、根ごと倒れてしまうらしいのです。
農園さんはそれぞれ工夫をされているそうですが。
一般家庭なら、鉢植えでも充分育ちますし、鉢の重さで倒れることがなくなります。
そこで、鉢植えの場合は、
「ピートモス100%で植えてもいいくらいですよ」
とアドバイスをいただきました。
あとは、潤沢なお水です。
実を大きくしたければ、たくさんお水をあげることです。森林の腐葉土を抜けた豊かなお水をピートモス鉢と水やりで再現すれば、、、
基本的に、病気や虫にも困りにくい、長く元気でいてくれる果樹なんだそうです。
というわけで、
えええ〜っ!とはなりましたが、全ての株を引き上げて、鉢にピートモス100%で植え直した結果、師匠のおっしゃる通りでした。
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元気がない、病気みたいだったのは、水不足で葉先が枯れていただけで…
虫は、美味しいので蝶たちが卵を産卵していただけで…
根が育たない…は、根浅植物なだけでした。
よその子を連れてきて、勝手にここの環境で過ごしなさい!というのは無理がありますよね。
生まれ育ったところから離れても、ちょっと懐かしい感じの環境を作る努力はしてあげなさいなという、シンプルな教えでした。
それからは失敗することなく毎年美味しくいただけるようになりました。
ピートモス+水
以外は、本当に手間がかからなくて、ありがたやーでございます。
そんなブルーベリー
たまに、水やりしてますと、枝がバキっと折れてしまうのです。(わたしが乱暴なんで)
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で、実がついてるもんで、必死に水やりしたら青くなるまでもたないかなぁ…と、じゃばじゃば下から上から上げていました。
すると…
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じゃーん!
見事、ギリギリ繋がっている水の管で、熟しました〜!!!
父よ、ブルーベリーの根性を見習って、なんとか水分を摂るのだぞ!と思った次第です。
ちなみに、最近の父、
まだまだ頑張っていますが、、、
なかなかねぇ…口から水分摂取が厳しいようで、最近、嫌がる日も出てきました。
口の中が粘つくので、飲みづらい様子です。
点滴も日によって血液が返ってこない(点滴の管と血管が繋がらない)ことも続き…渇いたおじいさんがしんどそうにしている日もあります。
ゼリードリンクが飲みすすまない朝の新しい対策ができました。
一口、水分を含んで口を濡らしまして…
飲みにくい場合は、ヨーグルトとフルーツから食べる方式です。
ヨーグルトとフルーツの水分と重量感が、喉元の痰や唾液のねばつきや重さを緩めつつ、フルーツの繊維が絡めとってくれ、喉を通過しやすいようなんです。
その後だと、ゼリードリンクも普通に飲んでくれます。
飲み物ばかりでなく、食べた実感も伴うので、本人も食べ応えを感じますし、カロリーも上がってきますし、水分もそこそこ入ってくれるようです。
夏のフルーツ、家で作れば、、、
育てる楽しみと食べる楽しみ、
運動と命水になることもあります。
ブルーベリーにもあと少し頑張ってもらいましょう!
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品種がいくつかありましたが…
ブルーム(白い粉)のある子たち
ノーザンハイブッシュ系
黒くツヤツヤした
ラビットアイ系
の2班にしか判別できなくなりました。。。
ラビットアイ系は、もともと粒が小さめだったんですけど…今年は粒がノーザンたちに追いついてきてびっくりしました!
ウッドチップを春にいれたからかもしれませんね。やった!
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