ボニー・ビリジアンは何を食べたか
創造主・髙橋海人神によって爆誕させられた国「カジリビスタ」。
そこから来日したボニー・ビリジアンという青年は、ジョン茅ヶ崎の聖域である「はみだしラジオ」を荒らしに荒らして風のように去っていった。
「へトロンみたいなものを食べた」という怪情報を残して…
今後おそらく、「へトロン」の正体が明かされることは、ない。
髙橋海人神の性格上、ない。
ならばこっちもやってやる。
へトロンの正体を、暴いてやる。
待ってろ髙橋海人神。
解説:
はみだしラジオ…King & Prince髙橋海人神が、完全なる趣味でプロデュースしているラジオ番組
ジョン茅ヶ崎…はみだしラジオのメインパーソナリティ(声が髙橋海人神に激似)
ボニー・ビリジアン…ジョンのピンチヒッターとして登場した、ジョン茅ヶ崎の後輩(声が髙橋海人神に激似)。カジリビスタ国出身。
■カジリビスタの謎
まず手がかりとして、世界の国名一覧を見ていった。
地域によって、類似する語感の国名が固まっていたりするからだ。
そして大体の言語において、「韻」は言葉の終わりで踏む。
という訳でタで終わる国名を重点的に探してみた。
しかし、タで終わる国名が、ない。
(カナダ、アンティグア・バーブーダ、オランダなど、『ダ』はあった)
一方で、「スタン」で終わる国名は複数あり、しかも同地域に固まっている。
カジリビスタとは、カジリビスタンの変形なのではないだろうか?
ボニーの発音をよく聴くと、「カジリビスタ」の後に、小さなンが付いてるように聞こえる(個人の感想です)。
頼む。そういうことにさせてくれ。
そうじゃないと話が一切進まない。
土下座しろと言われたら画面越しに土下座する。
「スタン」で終わる国名についてまとめているHPがあった。
パキスタン以外の国名の意味は、以下の通り。
「カザフ人の土地」→「カザフスタンKazakhstan」
「ウズベク人の土地」→「ウズベキスタンUzbekistan」
「トルクメン人の土地」→「トルクメニスタンTurkmenistan」
「タジク人の土地」→「タジキスタンTajikistan」
「アフガン人の土地」→「アフガニスタンAfghanistan」
このルールでいくと国名は、民族名の最後の子音(ウズベキスタンならUzbek)+istan で構成されている。
カジリビスタなら、カジリブ+スタ(ン)みたいな。
語感的に、カジリビスタは中央アジアに位置する可能性が非常に高い。
(非常に高いといいつつ、さすがにフィクションであるとは理解している。
さっきまんま「カジリビスタ」で検索したら
「キンプリ髙橋海人の芸人化が止まらない!!」
というネットニュースしかhitしなかったが、まぁでしょうね、という感想しかなかった。)
周辺国の英語表記から、カジリビスタの英語表記を推測すると、KajiribistaまたはKaziribista だ。
日本語「カジリビスタ」でhitしなかったことを踏まえて、民族名「カジリブ」を英語表記に直し、kajiribおよびkaziribで検索した。
そして、kaziribでの検索の結果、なんと以下の文章がhitした。
أسس الجبر الخطي البسيط، فضا تحميل كتاب أساسيات الجبر الخطي المبسط وتطبيقاته
うん。読めん。
こんな時こそGoogle先生の出番だ!
Google翻訳にかけてみると、こんな内容だった。
めっちゃ真面目な文章。
よくわからないけど、何だかすごく申し訳ない気持ちになった。
でも私だって真面目にやってるから。
そしてGoogle翻訳の自動検出機能によると、これはアラビア語の文章らしい。
「カジリブ」は、アラビア語だった。
Wikipediaによるとアラビア語圏は以下の通り。
緑:アラビア語が唯一の公用語
青:アラビア語がいくつかの公用語の一つ
水色:アラビア語が地域/マイノリティ言語
なんということでしょう。
中央アジアは、アラビア語圏に含まれていない。
振り出しに戻ってしまうのか?
一縷の望みをかけて、「中央アジア アラビア語」でもう一度Google先生にお願いしてみた。
アラビア語の口語(アーンミーヤ)の方言地図 27 ウズベキスタン
28 タジキスタン
あるじゃん。
しかもめちゃくちゃ限定的だから、一気に地域が狭まった。
この情報から、カジリビスタは、ウズベキスタンとのタジキスタンの間あたりに位置していると推測。
そして、テンション上がると絶滅危惧種の方言「アラビア語中央アジア方言」がつい出ちゃうボニー、たぶんおじいちゃん・おばあちゃん子だ。
おばあちゃん子の髙橋海人神と気が合う=ジョン茅ケ崎とも気が合うということか。
今のところ、ジョンと気が合っている気配はないが。
■ビリジアン家の謎
Viridian:緑(ラテン語)。
ビリジアンというファミリーネームがメジャーかどうかはさておき、ラテン語またはそこから派生した言語がルーツの家系のようだ。
参考:英語のルーツ(2) asahi.com
しかし居住地及び超マイナー方言話者であることから、中央アジア圏外出身の父と、カジリビスタ出身の母とのミックスと推測する。
ボニー自身については、
・2023年4月初旬時点で「日本に来て間もない」 と発言
・その割に非常に流暢に日本語を話し、知的水準が高い
・自身を「男の子」と表現
(日本語がかなり堪能なので、『男の人』という表現を知らなかったとは考えづらい。)
この3点から、年度の節目に来日した知的水準の高い青年ということで、日本に留学に来た大学生と推測する。
カジリビスタの周辺国、ウズベキスタンとタジキスタンの大学進学率は以下の通りだ。
https://ssp.jst.go.jp/survey/uzbekistan.html
ウズベキスタン→12.58%
タジキスタン→31.26%
また、参考までに、文部科学省の国費外国人留学生プログラムを載せておく。
当たり前だがなかなかハードルが高い。
ビリジアン家の教育水準はかなり高いといえるだろう。
教育費を十分にかけられるということは、生活水準も同様に高いことが伺える。
家族構成は、おじいちゃん子・おばあちゃん子の片鱗を伺わせるところから、両親・祖父母・ボニー(&兄弟)、という家族構成であると推測する。
なお、タジキスタンの出生率(3.24人)、ウズベキスタンの出生率(2.90人)からして、兄弟が2人はいる可能性が高い。
■ボニーが食べた朝食の謎
ボニーは、「カジリビスタの伝統的な朝食ヘトロンに、コンミーシャをかけた様なもので、(店員が持ってきた)ウースーをかけたらチョミヘになってしまうもの」を食べたと証言している。
出てくる食品(料理)名は4つ。
・へトロン
伝統的な朝食。ボニーが食べた料理の中核となるもので、単体で料理の体を成しているもの
・コンミーシャ
乗せる、ではなく「かける」という表現から、みじん切り・粉末・液体(スープやソース)状のもの
・ウースー
これも、「かける」もの。
ウースーをかけることで料理の様相が大きく変わる(『チョミへじゃん!』と爆笑していた)ことから、コンミーシャとは性状が違う可能性大
・チョミへ
へトロンにウースーをかけた料理
まず、収録時「今日食べた」と言っている。
大学始まりたてのボニーに、しかも趣味の()ラジオで深夜帯収録を課すのは酷なので、遅くとも20:00開始の22:00終わり、くらいだろうか。
その時間帯に、「今日」食べたと表現する。
これが夕食だったとしたら、収録の1時間前〜直前に食べている訳で、「さっき食べた」と表現するのが自然だろう。
となると、へトロンのような料理は朝食か昼食で食べている。
そして、へトロンはカジリビスタでは朝食である。
まだ若いボニーからしたら、本国では朝食として食べるものを、昼食に食べるのは些か物足りなく感じるだろう。
よって、ボニーはへトロンのような料理を朝食として食べている。
朝食の時間帯(7:00~10:00)に営業している飲食店をざっと挙げると以下の通り。
・マクドナルド等バーガー系
・牛丼屋
・コメダ珈琲(名指し)
・パン屋
・スターバックス等のカフェ
・駅ナカの蕎麦屋
店員がウースーを持ってくる、ということは、カウンター受け渡しではない。
席までサーブされる店だ。
駅ナカの蕎麦屋はサーブされることは無いので除外。
なおカウンター受け渡し方式の店でも、フードは後から席までサーブされることもあるので、その他の店はまだ可能性はある。
選択肢として、主食(炭水化物)ルートと、意識高い系朝食のサラダルートとある。
ただ、伝統的な朝食となると、サラダ系というのは考えづらい。
国が違えど、朝は本能的にエネルギー源となる炭水化物を摂るものではないだろうか?
主食ルートとなると、パンかご飯。
パンの線。
ウズベキスタンおよびタジキスタンの主食はノン(ナン)。
インド料理のナンとは違い、正円で、中心に穴もしくは窪みがあり、光沢がある。
一見するとベーグルのようだ。
だが、「コンミーシャをかけた」と表現している。
ベーグルのトッピングは「はさむ」ものである。
ジャムとかはちみつとか、かけようと思えばかけられなくもないが、さらにウースー状のものをかけるとなると、表面がツルツルしているためかなり食べづらくなる
というわけで、カジリビスタの主食によく似たベーグルの線は消えた。
ボニーの父親がラテン語またはその派生語圏出身のため、ビリジアン家で欧米的なパンを食べる習慣があることは全然考えられるが、へトロンはカジリビスタの伝統食である。
内心、「食パンにあんこをかけたあんトースト」だったら面白いなと思って、コメダ珈琲を名指しで挙げていたが、コメダ珈琲の線も消えた。
併せて、パン屋およびスタバ系、マクドナルド系の線も消えた。
いずれも、「ノン」に匹敵するようなパン状の伝統食が売られていないためだ。
次にご飯の線。
特に牛丼屋について検討する。
ヘトロンを「米飯に肉の煮込みをかけたもの」と仮定する。
牛丼屋において、店員さんが持ってきてかけるもの、つまりあらかじめかかっていないもの…おそらく、生卵。
ウースーとは、卵だ。
ヘトロン(牛丼)にウースー(生卵)をかけたものが、チョミヘ。
コンミーシャは、紅しょうがや七味だろうか。
ところが、だ。
中央アジアには生卵を食する文化がない。
というかそもそも、生卵食文化のある日本が相当レアだ。
これで牛丼屋の線も消えてしまった。
持ち駒尽きた。
しかし、ここにきてもう一つの可能性が浮かび上がった。
朝に営業している、米飯に何らかをかける食べ物を提供する店。
それがこちらだ。
だし茶漬け。
しかも、具材がしっかり乗っていて単品でも丼料理様であり、店員さんが持ってきたお出汁をかける。
ボニーの言に当てはめると、
ヘトロン:具材を乗せた米飯
コンミーシャ:追加トッピング
ウースー:お出汁(スープ)
チャミヘ:具の入ったおかゆ・おじや状のもの
ウズベキスタン料理・タジキスタン料理を調べてみると、ウズベキスタンには肉や野菜をトッピングしたピラフ様の「プロフ」と、小麦・肉から作られるおかゆ「ハリム」が存在する。
これはもう…ほぼ間違いないのでは。
プロフが、カジリビスタ料理のへトロン。
ハリムが、カジリビスタ料理のチャミヘ。
ごめん、もう訳分からんよね。私も。
とりあえずだし茶漬けっぽいね。
正直、大学生が朝食とするにはだいぶ高級だが、先述のとおりボニーは裕福な家庭の出なので、その辺の金銭感覚は緩いのだろう。
さらに、「だし茶漬け えん」の、都内で8:00開店の店舗一覧を見てみる。
ルミネ新宿店
高田馬場メトロピア店
ウイング新橋店
エミオ池袋店
エトモ大井町店
ららぽーと豊洲3店
ボニーが大学生であることを考えると、立教大学を擁する池袋か、早稲田大学・学習院大学を擁する高田馬場の可能性が高い。
そして、大学との位置関係を見ると、エミオ池袋店は立教大学と駅を挟んで逆方向にある。
消去法で、ボニーの行った店舗は高田馬場メトロピア店だ。
もっと言うと、学習院大学は高田馬場駅からも徒歩圏内だが、最寄りは目白駅。
ということで、ボニーは早稲田大学の学生だ。
さらに突っ込んで、ボニーの食べただし茶漬けの種類まで考えてみたい。
これに関してはとても簡単である。
ご覧の通り、メニューの大半が生魚を具材としている。
カジリビスタは、ウズベキスタンとタジキスタン周辺、つまり内陸国である。
ということは、断然肉食文化だ。
魚ももちろん食されているが、タジキスタンなどは生魚を食べる習慣がない。
日本語が堪能でおそらく日本文化にも造詣は深いだろうが、来日直後に、しかも朝食に、いきなり食べ慣れない生魚をチョイスするとは考えにくい。
そもそも、へトロンはカジリビスタの伝統料理ということなので、生魚を使う料理はほぼ有り得ないだろう。
そうなると答えは一択。
唯一の肉トッピングだし茶漬け「奄美大島 鶏飯風」。これだ。
追加トッピング、とぼかしていた「コンミーシャ」は、おそらく鶏飯に乗っているしば漬けだ。
だし茶漬け屋で、店員の持ってきたウースー(お出汁)をかけたらへトロン(肉乗せご飯)がチャミヘ(肉乗せおかゆ)になっちゃうじゃんwwwwと爆笑しながら、
お出汁のかかっていない鶏飯を食べるボニー、めっちゃ可愛くないですか?
まとめ
ボニー・ビリジアンのプロフィール
・中央アジア、特にウズベキスタンとタジキスタンの中間に位置する「カジリビスタ」出身
・親族にアラビア語中央アジア方言話者がいる。おそらく祖父母
・父親の出身国はカジリビスタではない
・家族構成は祖父母・両親・ボニー・兄弟2~3人
・教育水準が高く裕福な家庭
・2023年4月に来日した、早稲田大学に在籍する留学生
ボニー・ビリジアンが食べたもの
「だし茶漬け えん」高田馬場メトロピア店
の「奄美大島 鶏飯風」(の、お出汁なし)
所感
この一連の考察を経て、少しだけ中央アジアに詳しくなった。
ウズベキスタン・タジキスタンの料理美味しそうなので、いつか食べてみたいものです。
カジリビスタの料理も美味しいのかな。
でもさ、チャミヘにウースーかけなかったら、それへトロンじゃんねwwww
うけるwwwwww