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King & Prince株式会社がもたらすアイドル産業の持続可能な発展


「推したい会社」。
タイトル通り、King & Prince株式会社である。
いや、推したいというか、現在進行形で推しているというべきか、推しの会社というべきか、推しが会社になったというべきか。

King & Prince株式会社は、もう社名通り、アイドル「King & Prince」の運営会社……というか、そのものというか。要するに、King & Princeのメンバー・永瀬廉(26)と髙橋海人(25)自身が社長を務める会社である。設立は2024年。出来立てほやほやのベンチャー企業(的なもの)である。

何故King & Prince株式会社を推したいのか。

「事業内容(King & Prince)が良すぎる」という理由が圧倒的なのだが、今回は折角、推したい”会社”というテーマなので、いち企業としてのKing & Prince株式会社にフォーカスして考えた。

推したい理由「アイドル産業の持続可能な発展に貢献する企業だから」


King & Prince株式会社が存在し、活発に企業活動を行うことが、巡り巡って、アイドル産業自体の持続可能性を高めることに繋がる
、と私は考えている。

ではなぜそう思うのか。

1)アイドルの運営体制の多様化を促進する

アイドルの運営体制と言えば、00年代まではレコード会社や事務所の強力なバックアップとプロデュースによって、くっきりとした輪郭を結んだアイドル像を全うするタイプ、あるいは、プロデューサーが前面に出て「イズム」の下育成されるタイプ。主に、作り込まれたアイドル像が一般的だったように思う。
一方で10年代には、「地下アイドル」という概念が定着。セルフプロデュースにより自ら「アイドル」の看板を掲げるタイプのアイドルが増えた。私個人として印象的なのは、眉村ちあき。

それこそ2017年に、自ら株式会社会社じゃないもんを設立している。舞台上で即興で演奏し作詞作曲する彼女のスタイルに、とても良く合った運営体制だと思う。

King & Princeもまた、自ら経営しセルフプロデュースするアイドルとなった訳だ。彼らは初の事例ではないが、

・事業規模(興行収入やCD売上、ファンクラブ会員数)
・King & Princeというグループがメンバー編成の変化によりリブランディングの最中であること(最終段階である、という感はあるが)
・25歳、26歳と、世間的に起業するにも「年若い」人たちであること

という点から、「伸び盛りの状態で会社設立した、どメジャーアイドル」という特異な存在であると言えるだろう。
セルフプロデュースするアイドルとしては、大分影響力の大きい存在だ。彼らが安定的な活動をすることは、他のアイドルの運営体制の選択肢をさらに広げるのではないかと考える。


2)アイドルの活動内容の多様化を促進する

セルフプロデュースにより、活動内容の多様化が望める。元々(6人・5人時代から)King & Princeは、セルフプロデュースできる範囲がわりかし広いアイドルだと思っている。
(※大枠の方針についてはなかなか介入しづらいだろうけれど、コンサートの演出や衣装については大分メンバーの意向が反映されていたと思う)

King & Prince株式会社として独立して以降、その範囲はさらに拡大した。楽曲制作陣の選定やPOP UP STORE等イベントの開催、大本で行くとアルバムコンセプトまで、本人たちが意思決定していることを明確に表明している。そしてこれまでになかった取組が次々と実施されている。本人たちの感性や興味が最短距離で反映されることによる、フットワークの軽さだと思う。
その活動内容の多様化は、少なからず、アイドル産業全体に波及するのではないか…というのはちょっとファンのひいき目も入っているか。


3)意思決定できるアイドルという、人間らしさの表明

2と繋がる話だが、自ら意思決定できるとはつまり、アイドルでありいち人間である、ということの表明でもあると思う。
最近特に注目されている、アイドル本人による意思決定と言えば「タイプロ」ことtimelesz projectだろう。この番組が、STARTO社アイドルファン以外にも支持され、ブームになっていることは、時代が「アイドルの意思決定」に好意的であることを端的に示していると思う。
様々なアイドルが自ら意思決定することが、特異なことでなくなる。これは、アイドルの「人間臭さ」「人間らしさ」を許容することに繋がる。

アイドルは私生活を徹底的に隠すべき。過度に自我を出さないほうがいい。こういう「べき論」に対して、ファンとしての自分自身はどう思っているかを問いかける、きっかけになるのではないだろうか。
アイドルへの価値観は、色々あっていいと思う。ただ、現状「べき論」が強い、と個人的に思う。それは、アイドルを生涯の仕事とする難しさの一因になっていると思う。
アイドルという職業が、いち人間としての自由や幸福を当然に制限されるものであったなら、いずれアイドル文化は淘汰されるのではないか、と危惧している。

以上、「運営体制の多様化」「活動内容の多様化」「意思決定できるアイドルという、人間らしさの表明」3点により、アイドル産業全体の持続可能性を高める、というのが、私がKing & Prince株式会社を推したい理由だ。

ここからさらに話は続く。
今回小ボケが無くて申し訳ない。


じゃあ、具体的に企業をどのように推していくの

良きステークホルダーでいたい

まず、私個人としてありたい姿が、「良きステークホルダー(企業が経営する上で直接的・間接的に影響を受ける利害関係者)」だ。King & Prince株式会社の事業――King & Princeの良いと思った活動は、限度はあるが購買活動によって支援したい。普通にCD買うし、Blu-rayも買います、ってことだ。それによってめちゃめちゃ楽しませてもらっているので、支援と言えるか分からないけれど。
そして、何よりアイドル産業全体と同様、King & Prince自体も持続可能なものであってほしい。だから、企業活動に対し無下に否定するようなことはしたくない、と思っている。良識的にそれはどうなんだ、と思ったら購買なり参加なりはしないし、自分にFITしないなと思った時も、無理な購買はしない、と思う。推し始めてこの方ずっとFITしているので、ほぼないと思うけど。

King & Prince株式会社は、冒頭でも述べた通りベンチャー企業(のようなもの)だ。設立から1年にも満たない。事業を軌道に乗せるべく、経営体制を確立するべく、間違いなく今模索中のベンチャー企業。
そして、たとえどんなに大きな会社であっても、すべてのステークホルダーの利益を侵害せず、健全に経営することはとても難しいことだ。それは昨今のニュースを見れば痛いほどに分かると思う。


永瀬廉社長と髙橋海人社長の人生を賭けた挑戦を応援したい(シンプル)

King & Princeは社長であり、現場の最前線で働くプレイングプレジデント。その負荷は計り知れない。
私は、設立したてのKing & Prince株式会社に、「社長たち自身が納得いく企業活動をすること」以上のことを要求したくない

ここからは完全に人情の話になってしまう。
人として、好きだと思い、尊敬も親しみも抱いている若者たちの、人生を賭けた挑戦に対して、出来る限りの応援をしたいと思っている。
私が望むのは、彼らが心地よく活動出来ること。企業の構築段階の試行錯誤を楽しみたいし、好意的に見守り、またそういう雰囲気の醸成に貢献したい。

だからこそ、強い言葉で、公衆の面前で彼らを批判しないと誓う
意見をしないとか、全肯定するとかいうことではない。もし活動について思うことがあれば、それをどうしても伝えたければ、一旦冷静になったうえで、クローズドな方法で伝えたい。
オープンなSNSという、公衆の面前でその気持ちを伝えることは、リスクの方が大きい。もたらされた影響は、往々にして、個人が責任を取れる範疇を超えてしまう。

これは、King & Prince株式会社のために「する」ことではなく、「しない」という、非常に簡単なことだ。でも、その簡単なことが、King & Princeひいては、愛するアイドル産業全体の持続可能性を高めることに繋がると思っている。


アイドル産業を愛している

アイドル産業とは、大人であっても可愛いやキラキラを、歌やダンス、衣装含むステージングで、堂々と楽しむことが許される、素晴らしい文化だと思う。大人であっても堂々とキャーキャーしてもいい、という許しは、多くの人の心を解放し救う力がある
また、「アイドルソング」という文化も愛している。流行をミーハーなまでに取り入れ、いつになっても何歳になっても、ぎっしり詰まったおもちゃ箱の魅力を思い出させてくれる、日本のアイドルソングを愛している。

私はこれまでの人生で、アイドルという産業に癒され、支えられた。だからこそ、この産業がこれからも持続して欲しい。
アイドル産業のある未来を望んでいるからこそ、今King & Prince株式会社を推している、というわけだ。

あと普通に2人とも宇宙で1位タイでカッコよくて可愛くて美しくて、そんな2人に幸せでいて欲しいから♡
HAPPYに長生きしてNE!!


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