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らくがき♪2 子どもの作品整理

保育現場では子ども達の作品を年度末に整理をします。
私は毎年、「もっと丁寧に子どものつぶやきをメモっておけばよかったなぁ」「日付をもっと丁寧に描けばよかった・・。」と後悔にも似た感情が沸いていました。

今日は作品整理についてのお話です。


1. 昔々のおはなし

私が新任の時クラスの子どもは40人いました。(っぷ・・。年がバレちゃう( ´艸`))
なので作品ができた子どもが「できたー」と次々に持ってくるのを受け取り日付を書き、子どもの気持ちを一言書く。この工程が40人なので40回・・。
申し訳ないことでしたが、私にとってこれは『作業』であったことは否めません。
先にできた子どもと40番目の子どもとの時間差をどうしよう、とか、子どもが作品を持って目の前に並んでいることもあって、どうしようといつも焦っていた記憶しかありません。

2. この状況をなんとかしたい!

と、まず初めに試したのが鉛筆を持って絵を描いている子どものそばに行き、子どものつぶやきを聞いて子どもの絵のそばにメモ書きしてみました。
しかしこれは子どもの作品にとって異物、邪魔な文字でしかないと感じ、すぐにやめました。
その次に試したのがノートを持ち歩き、子どものつぶやきをメモり、保育後に子どもの作品の裏に書くことにしました。
これは子どもの制作活動の邪魔にならないし、保育後に丁寧に書くこともできたので時間はかなりかかりましたが、良い方法だと思いました。

3. 保護者の反応は・・

この作品整理を丁寧に丁寧に積み上げた年の年度末、作品を持って帰った翌日「子どもがどんな気持ちで描いたのかがよくわかってとてもうれしかった」「子どもが頑張ったこと、楽しんだことがよくわかって楽しかった」などの感想を何人もの保護者からいただきました。
保護者は子どもが制作をしている時のつぶやきや、工夫したことなどを知りたいと感じているんだと強く認識した出来事でした。

4. 効率良く、コスパ良く

保護者の希望を知り、自分もその必要性を感じている中、如何に効率よく進めることができるか、を考え、これまでの工夫を整理しました。

1.作品整理用の小さなノートを作る。
2.子どもの氏名印を押し、コメントを書き込めるようにする。
そして、
3.日付印を準備する。

子どものつぶやきやコメントは個々にする必要がありますが、日付は同じ!でも全員に書き込むのは時間が掛かり、手書きはクオリティにばらつきが出る・・。
何を省力化するかというところで考え付いたのが日付印の準備です。日付けだけでもハンコにすることで時短になり、何よりキレイ!に仕上がりました。最初は職員室の日付け印を使っていたのですが、なんとも味気なかったので自分で買ってしまいました。(^-^;
この工夫でかなり気持ち的にも時間的にも負担が減り、毎年感じていた「もっと丁寧に」の後悔は薄れていきました。

5. まとめ

保護者が期待していることを全てかなえることは難しいと思います。
しかし、保護者の期待にできる範囲で応え、また保育者が大切にしたいことも実現しつつ省力化も図らなくてはいけないのが今の保育現場です。
どんな省力化ができるか、を常に考えながらも大切にすべきところは大切にしながら子ども、そしてその後ろにいる保護者に向き合っていきたいと思います。

最後までお読みいただきありがとうございます。
明日も楽しい保育でありますように♡

※ Amazonのアソシエイトとして適格販売収入を得ており、コラム内の商品については個人的感想であり、何ら保証するものではありません。




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