見出し画像

視覚的ツール6 動作を見て理解する

これまでに何度か言葉で伝えるより視覚的にわかる環境を整える方が理解が進むと述べてきました。
身の回りの用具を片付けるところ、カバン置き場水筒かけなどはそのモノ(カバン・水筒)を表示しています。これはどちらかといえば文字の代わりです。
今回はあさの身支度で何をするのか、つまり動作・やることを表示する時に私が使っている表示を紹介します。


1. 水筒をラックにかけるまでの動作

水筒をラックにかけるためには
1. 水筒のヒモを両手で持って、体から外す
2. 水筒のひもを両手でもって手首を返しながらラックに引っ掛ける
この動作を獲得している人は意識せず、手首を返す、頭を少し下げる、頭の上を紐が通る時に頭を少し後ろに下げるなどを難なくこなしています。
(1つの生活習慣の中にどんな動作があるのかを分析することは子どもにどんな動作を獲得させたらよいかのヒントにもなります。)

2. それを視覚的に表示する

イラストで表示することで子どもは自分の力で身支度を進めることができ、
大人に声をかけらなくてもできた!という成功体験が、自信につながると思います。

3. 保育活動を表示する

時間割はないけれど、活動の計画はあります。
それを時間割のように表示すると子ども自身が先のことを見通すことができ気持ちが安定したり落ち着いたりする効果があるように感じています。

何時になったら、絵を描く
何時になったら、水遊びの前に着替えるなど時間の表示はなくとも活動がわかるイラストを表示すると子どもは「これのあと、これをするんだ」と理解できます。

4. まとめ

私は活動をカードにして裏にマグネットをはりつけホワイトボードに貼って表示しています。ホワイトボードについてはこちらをご覧ください。

毎日のことなので時々「あれーこれ昨日のじゃないの?」と子どもに言われてしまうこともありますが、そんな時には「あーごめん~今日はこれこれをする予定だから代わりに貼ってくれる?」と答えると子どもは「手伝いができる!」とお喜びで手伝ってくれます。
そんな小さなことの積み重ねが子どもの自信にもつながっていくと感じています。

最後までお読みいただきありがとうございます。
明日も楽しい保育でありますように♡


いいなと思ったら応援しよう!