映画『残り火』(2022年)のザックリとしたあらすじと見どころ
映画『残り火』は、
夫の浮気による泥沼劇。 よくある倒叙ミステリーと思わせておいて、中盤の一捻りある展開が見どころのサスペンスです。
キャスト
・ダール・サリム(クリスチャン)
建設会社社長 妻子、愛人あり
・ソニア・リヒター(レオノラ)
クリスチャンの妻
・スス・ウィルキンス(セニア)
クリスチャンの部下、気相手
・ミケル・ビアクケーア
刑事
映画『残り火』の見どころと感想
建設会社社長のクリスチャンは、妻と息子がありながら部下セニアと浮気中。その現場を目撃した妻レオノラは激怒。レオノラはクリスチャンの仕事上の不正の事実も握っており、「浮気をやめないのなら告発する。息子とも二度と会わせない」と脅しをかけます。
追い詰められたクリスチャンは、事故を装ってジョギング中の妻レオノラをひき逃げします。
しかしー。
評)「殺すしかない」に追い詰められていく浮気男の悲劇
妻と愛人の間に挟まれてー、というベタなストーリーでとにかく主人公のクリスチャンが情けない。どうしようもなく短絡的で浮気も殺しも行き当たりばったりなのです。
映画は冒頭のひき逃げシーンから数日さかのぼり、いかにしてクリスチャンが追い詰められていったかが明らかになっていきます。
そして、ひき逃げの真相がわかるところからの展開が見もの(ネタバレ禁)です。さらに妻レオノラの過去もー。
が、残念なのは肝心のラスト。タイトルに引っ掛けたアレはどうなん? 雑じゃない?ショボくないっすか?
そういやさっきからチョイチョイ登場してはこの話を語っている渋オジの刑事。そういうことかいっ!どおりで捜査らしい捜査をせんなと思ったよ。
という映画『残り火』はNetflixで配信中です。ぜひ。