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映画『ザ・ランドロマット パナマ流出文書』(2019年)のザックリとしたあらすじと見どころ

映画タイトル:ザ・ランドロマット パナマ流出文書
原題:The Laundromat
製作年:2019年 アメリカ
監督:スティーブン・ソダーバーグ

映画『ザ・ランドロマット パナマ流出文書』は、

2015年に流出した機密文書「パナマ文書」を題材に、夫を事故で亡くた未亡人の姿と超富裕層の脱税の疑惑を描いた作品です。

中傷的内容として訴訟沙汰になっている、さすがスティーブン・ソダーバーグと言わしめる映画です。

キャスト

・メリル・ストリープ(エレン・マーティン)
船の事故で夫を亡くした女性  保険金の支払いをもとめるがー

・ゲイリー・オールドマン(ユルゲン・モサック)
法律事務所「モサック・フォンセカ」の弁護士

・アントニオ・バンデラス(ラモン・フォンセカ)
法律事務所「モサック・フォンセカ」弁護士

映画『ザ・ランドロマット パナマ流出文書』の見どころと感想

Netflix

結婚40周年を祝って船で湖観光にくりだしたマーティン夫婦。
が、運悪く事故に遭遇し船は転覆。妻エレンは助かりますが、脚の不自由な夫は亡くなってしまいます。

夫の葬儀を終えたエレンにクルーズ会社は保険で補償することを伝えます。気持ちは晴れないながらも、その補償金で夫との思い出の場所が見下ろせるタワマンで暮らそうかと娘、孫とともに下見をするエレン。

が、タワマンはすぐに富裕層の買い手がつき、さらに保険会社自体が実体のない会社とわかり、保険金も下りないという事態に。 エレンは自分なりに調査を始めます。

このエレンの物語と並行して、「富豪の黒人実業家チャールズと娘の話」と「中国で資金洗浄をするメイウッドの話」が展開し、これらすべてに「モサック・フォンセカ」というパナマの法律事務所が絡んでいることが明らかになっていきます。

モサックとフォンセカ、二人の弁護士が考えた租税回避行為の実態はー。

評)実際の事件をシニカルに描くソダーバーグ作品

「パナマ文書」事件は実際に起きた事件。しかもほんの数年前の話です。これをメリル・ストリープ、ゲイリー・オールドマン、アントニオ・バンデラスをキャストにソダーバーグが撮る、という豪華ぶり。

話の軸は、今回は未亡人となったメリルさんの奔走ではなく、資金洗浄(マネーロンダリング)です。正直お金のややこしい話は苦手で、この映画も細部まで理解できているかどうかと言われれば自信はないのですがー。

「資金洗浄」って何? をザックリ説明しますと、出所の怪しいお金や汚いお金、隠しておきたいお金を合法的に稼いだように見せかけることです(よね?) そこで海外の金融商品とか企業売買、投資などを数回繰り返し、そこにペーパーカンパニーも介在させるという手法です(よね?)

2人の弁護士の「お金と信用」ついてイヤミったらしい講釈から、庶民に扮したメリルさんがズラを取るラストまで、盛りだくさんの96分をぜひお楽しみください。



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