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【神田カレースタンプラリー(21)】日乃屋カレー 神保町店

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2024年10月上旬

最近は職場でいろいろな方にランチに誘っていただくことが増え、そういう時はカレー以外のお店にも積極的に行くことにしている。

この日は同じ大学出身だと判明した社員さんとまぐろ重を食べに行った。
久しぶりにお魚を食べた気がした。

私が通っていたのは地方の小さな大学なので、そうしょっちゅう東京で同じ大学の人に出会うことはない。だからとても嬉しかった。
その社員さんはすごく若い方で、私から見ると最近卒業したばかり。
コロナ禍の大学の様子などを教えてくれて興味深かった。
もし自分が大学時代コロナ禍だったら、大学辞めて家でゴロゴロしてたと思う。
Z世代の飄々とした芯の強さのようなものを感じて眩しかった。
大学の近くのスーパーにいたアニメ声の店員さんの話などで盛り上がれてよかった。(まだ働いててくれてありがとう。)

その日仕事が終わってから、なんとなく落ち着かない気持ちで神保町方面に寄り道をした。
少し歩いて、すぐこの落ち着かなさの正体に気づいた。
カレーだ。
金曜日なのに、カレーを食べていない。

いつも私だけランチでカレー三昧しているので、今日はテイクアウトして家で夫とおいしいカレーを食べよう!という名案が浮かんだ。
テイクアウトするならどこがいいだろう…

当てもなく駿河台下の交差点あたりまで来て、今日のお店をひらめいた。
日乃屋カレー」だ。
日乃屋カレーはチェーン店だが家の近くに店舗がなく、これまで縁が無かった。
神田カレースタンプラリーには、お茶ノ水店、神田店、神田西口店、神保町店の4店舗が対象店として参加している。
近くにこんなに店舗があるのがすごい。
人気が無かったら、こんなにお店出せない。

日乃屋カレーにしようと思った決め手はテイクアウト容器だ。
テイクアウトの需要が多く、資材にある程度お金をかけられるチェーン店は、しっかり蓋が閉まる高機能な持ち帰り容器を採用しているに違いないと踏んだ。
なにせこれから電車に乗らねばならない。
揺れて中身が漏れるなど論外。できればカレーを持っているということすら誰にも気づかれずに電車に乗りたい。
日乃屋カレーの実力やいかに。

靖国通りに面している「日乃屋カレー神保町店」に到着。
外から店内を覗くと、お客さんは一人。
今ならすぐに作ってもらえそうだ。

入店し、券売機で食券を購入。
焼きチキンカレーが気になったが、ランチ限定と書いてあるので、王道の「手仕込みカツカレー」にしよう。
カードが使えると書いてあるのだが、券売機をいくら探してもカード決済ができそうな装備は無い。
店員さんに伺うと、「こちらです」とカウンターの上に置かれたカード決済端末。
「手仕込みカツカレー2つ、テイクアウトで」と口頭で注文し、その分の金額を店員さんが端末に手入力して決済してくれた。
お手数をお掛けして申し訳ない。
もちろん食券は出ない。口頭でのオーダーで、早速作り始めてくださった。

待つこと5分ほど。
ものすごい早さで仕上げてくださる。
ビニール袋に2食分の容器を重ねて入れた状態で手渡された。
ありがとうございます。必ずやおいしくいただきます。
スタンプラリーのQRコードを読み取り、無事スタンプゲット。
恐る恐る電車に乗った。

ラッキーなことに、座れた。
両隣に人が座っており、自分の前にも人が立っている状態。
膝の上にのせたカレーは…
無臭!!!
いい匂いもなんにもしない。袋の口は縛っていないのに。素晴らしい。
私は見た人が視覚情報から匂いを連想することを防ぐため、持っていたハンドタオルを袋に被せた。これで完璧。

手仕込みカツカレーin最高のテイクアウト容器。

帰宅。美しいカレー。
これが電車の中でも一切匂いのしないカレーテイクアウト容器だ!
なるほど、カレーの部分だけを密閉するように、蓋の一部が工夫されている。
これならルーがライスのほうへ流れてしまうこともない。

帰宅した夫は大変喜び、一緒にカレーを温めて食べた。
カツは時間が経っていても美味しく、一体お店で食べるできたてはどれほど美味しいのだろう。
カレーもみんなに愛される味。全国94店舗も納得である。
日乃屋カレーのテイクアウト、推せる。

かつて同じ大学の先輩だった夫に、職場に後輩がいた話をした。
そしてやっぱりスーパーのアニメ声の店員さんの話で盛り上がった。



この日テイクアウトしたお店

日乃屋カレー 神保町店

📍Google Map

🍛神田カレーグランプリ 日乃屋カレー神保町店

【いただいたメニュー】
手仕込みカツカレー 950円

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