初心者のあなたへ。情報に惑わされずに、古物商を取る方法 その2
前回のnoteを2022年4月に書いて、あれから2か月。これが原因だ!とあの時思っていた犯人のさらに、新犯人を見つけた。
それは、何?
ということであろう。この本である。出版年と、新品の価格、中古の価格に注目して欲しい。
およそ、20年前に書かれた本だが、先日読んだところ、内容は、上2冊、タイトルと、外のカバーを変えて出した本である。
というのは、2019年の本でも、内容として、1985年頃から、2000年になる前の社会事象内容なのである。
平行して読んだ、2013年の本でも、すでに、その時点で考えて、手に取っても、やや古い内容と感じた。
となると、まだ、目を通してないが、おそらく、1999年の本もそうではないかと、推測中である。
1999年出版、おそらく1998年頃に執筆された本としては、内容が社会事象と一致する。
著者について
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)にて、他の著作も見れる。野沢一馬
著者は、ライターである。1947年生まれ(2022年・75歳)書かれた年代として、当時50歳ぐらいの著書である。
その時点で過去の、自己の社会事象を体験も織り込み、書かれている。
考察その1
ここからは、私の感想だが、当時、現存した企業(古物商)に複数取材したものとして書かれているが、社会事象として一般的に、知れ渡る内容に、テクニック的なことが、ところどころ混ぜてあり、それが、よく読むと繰り返し重複していたりする。
2冊照らし合わせると、2019年の本は、出版のために、文字数を整えるために、切って貼った内容の印象になっている。全体的な、内容として、新しい印象はない。
しかし、手に取って、これはいい!欲しい!と思わせる本であり、読む前に、表紙をみただけで、読みたくなるような、キャッチコピーが散りばめられており、売れる、買わせる本なのである。
現在で言うと、インターネット上にある、情報商材の前に、書籍や雑誌でそのような部類の本がいつの時代もあった。
80年代は、How to本と呼ばれはじめていた。この分野は、一ジャンルとしていつの時代もある。
それ以前も、それ以後も、もちろんのこと、書籍、カセットテープ、CDとメディアを変異し、高額なものから、安価なものまで存在した。これには、自主、自社出版も含まれる。
現在は、それが、インターネットという媒介にコンテンツが寄ってきている。
面白いことに、テーマとしては、何十年前のものでも、変わらず、事実よりも、こうであったらいいなという願望、欲、夢の内容のものが売れる。
書籍もそうであるが、メディアというのは、いつの時代も、現実と非現実の境目はなく、そういうものを楽しむためにある。
現実のおまけである。人間の脳は、文章や話しを信じる特性がある。また、How toと書いてない、学習、勉強というものも巧に含まれる。
猫が金品詐欺に騙されたとかは、聞かないであろう。人間だけが、ファンタジーでも、SF小説でも、How toでも境目はない。
ただ、How toというのは、社会事象を織り込むので、事実が書いてある気がするという文章である。
この中で、自分ひとりで、渡り歩くには、言葉、文字列、文章という物質であることを常に忘れてはならない。
著者は、ライターとして優秀である。買わせる、読ませるには、優秀である。買うことにより、得られる安心感。そのための、キャッチコピーや情報の種類の取入れ方なのである。
非常に高評価なレビューが並ぶ
混乱させる要因
しかし、How toとしての、重要な、入門者が、実際に行う、古物商取得部分の内容が、現実と乖離している。
2013年の書籍の時点で、古物商の申請申請を実際には、おそらくしていないし、事実確認をとっておらず、想像で書いていると思われる点を見つけた。
しかし、得られる安心感を求めるため、2022年現在では、警察署がこの情報をネットで素早く検索し、ありもしないことを元に、古物許可書申請をする見知らぬ人に、説明する。
警察官だって、さまざまな質問に対して、手軽に答えれる安心感が欲しいのだ。ネットを見ただけで、署内で、自己判断で、独自How toとして説明し、取得希望者の市民を日本全国でひそかに、混乱させることになっている。
すくなくとも、私が、昨年2署で、実際に警察官の対応で、経験している。本来なら、末端の市町村の警察署は、上層部の公安に、一つ一つ質問しなくてはならない。
公安委員会が認可を出す。その内容は、公安にしかわからない。市民の窓口は、全く別の管轄なのである。
How toの文章の魔力は、人を賢い気にさせる、窓口としての、警察署は、How to文章を見て、相手は自分より知らないと思い、説明をしてしまったのだ。
しかし、現在では、How toの内容は、誰でも見れる。窓口に来る人が警察官よりたくさんのことを人生経験や事実も踏まえ、知っていることもあり得る。
この書籍の内容は、誰でも見れるインターネット上に、そっくりそのまま転載コピーされ、検索上位トップである。
このWEBサイトは、よくよく見ないと、わからないが、司法書士に依頼して欲しい、司法書士の作った量産された検索トップを狙うための窓口記事となっている。
検索エンジンのために量産した情報を並べるための、記事で、古物申請など、たまに来るか来ないかの、依頼であって、そもそも実務をしていないのではないか?と思った。
ピン!ときた
申請時は、ネットの情報がことの犯人だと思ったのである。
または、このようなサイトは、嘘情報も混ぜて、取得を困難風に見せ、司法書士に、依頼させるためにわざと書かれてるのではないかと思った。
もしくは、司法書士すら実在しておらず、広告収入のために運営し、実際に依頼があったら、仲介するだけのものである可能性もある。
依頼して作った記事としても、これに気が付かない司法書士は、どうなのかと思う。司法書士として、業務にかかわる部分が、事実と違う。集客できるからいいのか。真相も心情も疑わしくなる。
ネットで古物商体験記など探してみると、依頼している人もいるようである。
よくわからないまま依頼し、お金だけ動くのである。だから、後からも問題の声にすらならない。
さらに、ネットのコミュニティで、同じく古物商をこれから取ろうとする初心者に疑問を聞かれても、警察署に聞けばかり。
もしくは、私は、司法書士に依頼しました!である。露頭に迷う初心者に、やさしくない先人の回答である。
この書籍の著者の意図する、読まれる、買われる、望まれる内容の、How toの記事が、そっくりそそままWEB上にある。
読みやすく、親しみやすく、見られるサイト作りとしては、作りては、優秀である。
まず、業者のページで、検索エンジンでトップに上がるということは、それなりに、工数が、かなりかけられていることが想定される。
あの手、この手の地味で隠れたテクニックが満載なのである。
出版の著者をも悩ます点は、日本は、著作権について、法律が貧相であるということである。インターネットは、アメリカから平たく渡ってきたが、法律は違う。
インターネットのコンテンツのあつかいについては、過去にもたびたび問題にもなっているが、その前からある、日本における出版書籍でも無断引用、コピペ連続の無法地帯の歴史がある。
この著者は、それを経験していて、もしかしたら、当時あった、古物商取得に関する書籍か、文章を、書籍にそのまま転用したのかもしれない。
それが、20年の時を超え、さらに、そっくりそのまま、インターネットで、著作物のコピーが横行している。
また、業者新聞、リサイクル通信にもこの取得情報が載っており、なかなか、悩ましいものである。
この、誤情報によって、悩める若き青年のblogも発見された。過去に生存していない年齢であれば、事実も確かめようもない。
どちらにせよ、有料記事の中にある広告、広告なのかどうなのか、わかりにくくしてある点も悩ましい。
しかし、新聞、雑誌はそういうものであるし、それが、ネット上になってもわかりにくい状態である。
最新版書籍も”Amazonせどり”によって、高値になっているので、書籍を購入し手に取ったとしても、本というリアル物質と重なり、両方見たらさらに信憑性が増して見えるに違いない。
若い世代が確認できない、偽情報を”せどり”という別の理由で、転売して物質としての本が、人気に見えるだけである。
考察その2
この書籍で書かれてる、”ネットオークション”についても、1998年頃にネット上で、カーオクションサービスが始まった。中古車販売社(古物商向けに)入会金等非常に高額であったのを覚えている。
これは、インタネット網が、大学機関のみから解放されて、1995年ごろに、民営プロバイダー事業が一般にスタートしたことによって、世の中に、生まれた新サービスだ。
なぜ、高額だったかというと、インターネットもパソコンもない企業向けに、パソコンに独自のオリジナルソフトをつけて、使い方の指導も含めて電源をつなげる設置まで入ったサービスだったからだ。
”ネットオークション”と書くと、”ヤフオク”をイメージするかもしれない。
しかし、当時、ヤフーオークション・ジャパンが始まったころで、当時は、今のメルカリのようなノリで、一部の個人が、個人の不用品を売りはじめる段階であった。
その後に、Amazon.jpサイトだけ日本にもできたが、ネットの向こうで本を売ってくれる人が日本国内には、いなかった。アメリカのサイトを参考話だけであった。
タッチタイピングのスクールが、50万。就職に有利と、時代に乗り遅れまいと、テレビCMなどで知り、仕事のためだけに、通いだす時代なのだ。
ビルの中にある、タイピングスクールは、行っても、インターネットつながっていないし、必要性もなかった。資格が欲しく行く場所であった。
漫画喫茶は、コーヒーと、漫画か新聞、雑誌メインで、インターネットサービスさえもなかった。
当時としては、最新情報として、読まれる価値があるのがわかる。本の内容が、そこを紹介したいために書かれているのである。
平行して、古本屋のイメージを変えた”ブックオフ”という店が古本屋業界に1990年代に、登場した。
これは、インターネットには、関係なかったが、当時の新サービスを書いているのである。1990年後半には、地方にも多くできた。
そこで、人気に売られていたのは、80年代ごろの古本である。バーコードさえついていない。または、読み終えた本の売り先として。そのため、東京では、駅前にできて、通勤客や学生に、利便性があって画期的だったのだ。
このあたりが、新書になって、いつのことだか、最近のことだか、ネットありきの話なのか、うやむやに書かれている。
さらにここ、20年で、実際に取材などしなくても、インターネットで集めた情報で、まことしやかに切り貼りしたもの、本物風に仮想で仕立てたものもスマホの普及で、さらに乱立してきている。
日付も、時系列も超え、並列に、知ってる文字だけで検索される世界なのである。
どうしたらいいの?
このような、情報カオスの書籍やWEBが乱立している中、どうしたら、自分の欲しい情報を何かを始めようとする、初心者は、つかむことができるのであろうか。
この、身近な、近所の政府機関がも騙されるというのは、新しい社会現象である。
たまたま、私が、古物商というものを昨年取得してみて、ん?と発覚したが、インターネット媒介するという業務情報の取得比重を、高めたたために、おこってきている社会現象である。
たとえ警察官であっても、一人の人間である。私が言いたいのは、特にそれを責める話でもない。だれでもどこでも、ありうる話なのだ。
私が、このような中で、疑問確認のために、していることを紹介する。
これについは、次回につづく。