玉頭位取り研究 26

肌寒い季節です。
炬燵でみかんと将棋ですね。

今回から序盤の駒組を細かく見ていきます。

前回までは後手が積極的に4筋、5筋から棒銀のように攻めてきました。先手はもう少し安全に駒組みをしたいです。

そこで、工夫です。▲6七金、▲7八金を後回しにします。

32手目 △5四歩まで

▲2五歩△3三角▲4八飛△5五歩▲同歩△同銀▲5六歩

先手は後手の銀に対して、「お引き取り願います」の方針です。

39手目 ▲5六歩まで

もしここで▲6七金の形だと、△5六銀▲同銀△5五歩と、銀交換になります。

上図では▲5八金のままなので、△5五歩に対して6七銀と引けます。

したがって、後手は銀を引く一手です。

△4四銀▲7八金

41手目 ▲7八金まで

ここまで来ると最後に▲6七金と上がって駒組みの完成が近いですね。

後手は何を指すでしょう。

四間飛車党の方なら有力な次の一手をご存じの方が多いかもしれません。

続きはまた次回やります。
ここまで読んでいただきありがとうございました。




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