実は新人研修の講師だったんです、という話
こんにちは、たまです。
今日も気持ちの良い青空だった東京地方。
現在午後6時50分。外気温は21.9℃。
風は南風なので、温かいですね。でもちょっと乾燥気味。
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さて、
仕事の話はネガティブな事柄ばかりなのだが、
noteの記事を読んでいると、いや~皆さん実に
前向き。
素晴らしい。
感動。
そんな皆さんに触発されて、というわけでもないけど、
私のやってたことをちょっと話してみようかと思った。
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私は教育担当。
新人研修から、ブラッシュアップ研修、役職者の候補者研修の
企画立案と実施。年間研修計画なども立案し管理をしていた。
長い間こればっかりやっていた。
直近では、講師まで兼任していた。
接遇・ホスピタリティ研修に関しては、27歳に勉強を始めたので、
けっこうな経験値。(計算したくない)
ホテルでの経験を持つ講師が私の師匠なので、
かなり厳しかった。それを企業のカラーに合わせてカスタマイズもしていたので、応用が利くのも私の強み。
今日は研修の中でも、一番手掛けた「新人研修」で、
私が参加者(トレー二ー)に必ず伝えていたことを話しちゃう。
すぐにでも使えることなので、ぜひ新人さんへ伝えてほしい。
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さて、新人研修が始まると、緊張と不安が押し寄せてくるものだが、
新卒でも中途採用でも、よほどのことがない限り、一人だけの
研修というものは行わない。ゆえに研修生は仲間がいることとなる。
この仲間、いわるゆ「同期」という形で、今後のお互いの支えになっていくもので、心強さを感じる。わからない場面に出くわしても、
「自分だけじゃない」って負の共有ができるところが大きい。
負の共有はいいのだが、
研修が進むと、「自分だけわからない」という状況に出くわし始める。
実はこれが厄介。
人はついこんな風に思いがち。
「一緒に研修を始めたのに、私だけわかっていない」
「〇〇さんは、楽しそうに進んでいる」
「○○さんの質問、すごい、私そんなことに気づかなかった」
そう、人と比べて自分の劣等感を確認するのだ。
逆に、人より理解ができていると安心する。
これは、別に相手をバカにしているわけではなく、
理解できていない人を「はずかしい」と思い、
そうならなくてよかった、と安心してしまうこと。
誰にでもある。
でもこれは、研修を進めていくうえで、
もっとも無意味なこと。
だって、
比べる「その人」は、自分と今までの育ってきた環境が違うんだから、
同じようにはならない。
同じ親に育てられた兄弟姉妹だって、同じようにならない、
それと一緒。
比べることはナンセンスなのだ。
でも、そうはいっても、
自分が今どのくらいできているか、知りたい。
そう、知りたいよね。比べたいよね。
だったら、
自分と比べる。
昨日より理解できていれば成長している。
迷わず進め。
昨日と同じところを間違えたなら、復習が必要。
先週よりも楽しくできているなら、なじんできている。
迷わず進め。
研修で仲良くなっても、
「その人」は「自分」ではない。
勉強して理解をしようと努力をしていることわかっているのは、
「その人」ではなく「自分」。
比較するのは、過去の自分。
他人と比べるのは意味のないこと。
これ、ものすごく大事。
そしてもう一つ、必ず伝えていること。
それは
「仕事は技術、慣れじゃない」
私はオートバイを運転するので、車の運転よりも
オートバイの運転を例にする。
「オートバイの免許を取って、最初のうちはコケないんですよね。
でも慣れてくると、油断してコケる。で、ケガをする。
仕事もそうなんです。慣れたころに凡ミスするんですよ。
ミスは誰でもするもの、なんて先輩は言うかもしれないけど、
ミスは基本的にはしちゃダメです。
ましてやその原因が「慣れ」なんてとんでもない。
一生懸命のうえでの失敗は仕方ない、いち早いリカバリーをすることで信用も取り戻せるけど、「慣れ」が原因の場合は、言い訳のしようがない。
だから、仕事も運転も技術が必要なんですよ」
と。
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いかがでしたか?
野茂が米国大リーグで新人王になったころから、
研修をやっている私。世の中を震撼させた事件もありました。
でも今でも新人研修の基本は変わらないと思います。
良ければ参考にしてみてください。
◆今日の研修◆
「人と比べるのではなく、過去の自分と比べて」
「仕事も運転も技術、慣れじゃない」
See you!