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ノースプレインファームの舞台裏に潜入!乳製品ができるまで
こんにちは、昨年12月に入社した営業部の新人社員Sです!
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実は私、以前ミルクホールで短期アルバイトとして働いたことがあるんです!ぜひこちらの記事もあわせてどうぞ↓
大阪に戻ったあとも、この会社での仕事にもっと深く関わりたいという思いが募り、今度は営業部として、新しい仕事に挑戦することを決意。さっそく1月には札幌「ミルク&ナチュラルチーズフェア」、2月には東京「北海道 地チーズ博」という大きなイベントで販売を担当させていただきました。
初めて自分の名刺を手に、取引先の方々と名刺交換。身が引き締まる思いとともに、「私も今、ノースプレインファームの一員なんだ」という実感が込み上げてきました。
製造現場に潜入!おいしさの秘密とは!?
安全でおいしい乳製品づくりにこだわり続けるノースプレインファーム。
そのおいしさの秘密を知るべく、新入社員研修の一環として、製造現場のミルクプラントで4日間学ばせてもらいました。今回は、その貴重な体験をお届けします!
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まずミルクプラントの全体図はこちら。製造の各工程ごとに部屋が分かれています。
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準備を整えて、いざ潜入。
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手を洗い、コロコロでゴミを取ったら、エアシャワー室でさらに清潔に。
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加工室:迷路のような配管と緊張感あふれる場所
ここでは殺菌、発酵、調合、分離、均質化など全ての製品の仕込みが行われます。
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生乳がこの配管を通り、二重構造のタンクで加温や冷却をします。製品が通る配管やタンクは熱殺菌します。バルブの操作で生乳や製品の流れを変えますが、すべての操作は手作業のため、一瞬のミスが製品の品質に直結するという緊張感…!
そして、いちばん印象的だったのは「一滴の牛乳も無駄にしない」というこだわり。配管の中に残った牛乳は除菌された空気で押し上げてタンクへ!
牛からいただいた大切な生乳を余すことなく製品にしようという姿勢こそが、私がノースプレインファームを好きな理由のひとつなのです。
充填室:「無駄を出さない」精神が詰まった空間
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ここでは牛乳はボトルに充填され、ヨーグルトはアルミパウチに詰められます。ここでも「無駄を出さない」精神が徹底されています。受注生産でほとんどロスはでませんが、蒸気殺菌した後の充填前に抜き取った、製品にはならない牛乳も捨ててしまわずに有効活用しています。
チーズ室:モッツァレラが生まれる職人技の世界
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ロシア出身のDさんが、真剣な眼差しでモッツァレラチーズを作っていました。
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製造課長の雨宮さんの「Dさんはただ”作業"してるんじゃない、本気で“仕事”しているんだよ」という言葉が印象的でした。
モッツァレラチーズは機械で成形されますが、私の大好きな「フロートモッツァレラチーズ」は、雨宮さんがひとつひとつ丁寧に手でちぎることで生まれます。
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出来立てのモッツァレラチーズ、もちもちで愛おしい~!!
バター室:バリスタの視点から見るバターづくり
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新入社員のYさんが、ひとりでバターを担当していました!醗酵バターは、この「バターチャーン」という樽型の機械で作られます。
醗酵バターの詳しい説明はこちらの記事をぜひご覧ください↓
実はYさんはバリスタでもあり、「バターとコーヒーって、意外と共通点があるんですよ!」と笑顔。
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焙煎するコーヒー豆も、バターチャーンで作るバターも、「回しながら時間をかけて完成に近付いていく」ところが似てるのだそう!
私もバター充填作業を体験。
リズムよく充填機から出てくるバターを手作業でケースに詰めていくのですが、想像以上に楽しく、つい夢中になってしまいました。
包装室:手作業で作る丁寧な仕上がり
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ここではチーズカット・真空パック・チーズと醗酵バターのシール貼りをしています。「え!全部手作業だったの!?」と驚きました。
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いつもピタッと美しく包装されたチーズや、ズレなく貼られた醗酵バターのシール。あまりにもきれいだから、てっきり機械がやっているのかと思っていました…実際に体験してみると難しくて。でも楽しい!
チーズ熟成庫:じっくり熟成、深まる味わい
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熟成庫には、規則正しく並んだチーズがずらり。当社のチーズは真空包装して熟成させます。ここでじっくり熟成されて、さらにおいしくなっていくんですね。
品質管理室:安全を守る最後の砦
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製造した製品が安全に出荷できるのか、ここですぐにチェック。理科の実験室のような空間で、少し懐かしさを感じながら、慎重に検査していきました!
ノースプレインファームを支える職人たち
こちらは頼れるベテラン、なんと勤続30年のKさん。
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前職は大手乳製品会社の工場で24年という経験を持っておられます。
乳製品製造一筋で働き続ける、まさにプロフェッショナル。
「仕事ができるって幸せなこと。まだ自分は発展途上だと思うから、人との繋がりを大切にしながら、これからも成長し続けていきたい」と語る姿に、尊敬の念を抱かずにはいられません…。
こちらは勤続16年のKさん。
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「本当に仕事が大好きなんです。いろんな仕事ができるのが楽しい。時間がかかる作業も、機械を分解して組み立てるのも、全部好き」と柔らかい笑顔で語ります。チーズカットがいちばん好きな作業だそうですが、どんな仕事でも楽しんで取り組む姿に、仕事への愛を感じます。
こちらは勤続17年、チーズ製造担当のMさん。
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「入社当初は、まさか私がチーズを作るなんて思ってなかったの(笑)」とMさん。でも、チーズづくりの世界は奥深くて、学ぶほどに面白い。
「今ではチーズの知識が知れたり、作業の意味が分かったりすると楽しい」と、小柄な体で大きなチーズのお風呂を力強くかき混ぜる姿は、まさに職人そのものでした!
いかがでしたか?
ノースプレインファームの真摯なものづくりの姿勢が、少しでも伝われば嬉しいです!私自身、研修は4日間と短い期間でしたが、驚きと学びの連続でした。そして、このnoteの記事を書くことで、知識がより深まったと感じています。
ミルクプラントのみなさん、とても温かく迎え入れてくださり、本当にありがとうございました!ノースプレインファームの乳製品がこんなにもおいしい理由、それは人の手と想いが込められているからだと、改めて確信しました。
これから営業部として、もっとたくさんの人に製品を知ってもらい、この想いをしっかり届けられるよう、全力で頑張っていきます!
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