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「賢い高校生たちとラグビーしてきた」

「母校のグラウンドから空を見ると私の高校時代の記憶が蘇るよ」

ラグビー部員を前にしてOBが放った言葉

僕は母校でもなんでもない高校の

ラグビー部の練習に参加している大学生


全国屈指の進学校である膳所高校のラグビー部

正式にはラグビー“班”の練習に

縁あって参加している

「部」活動ではなく「班」活動

所以は戦時体制を支えた政治結社

「大政翼賛会」の影響と見られている

それだけ歴史のある高校

そして過去には

花園に出場したことがある“古豪”である

だからなのか

OBの方々が熱い

僕が練習に参加したこの日も

熱いOBの方が来られていた

僕が母校でもない高校で

ラグビー部の協力をおこなうようになったのは

琵琶湖の湖畔をサイクリングしていたとき

公園でラグビーの練習をしている高校生に

ついつい話しかけてしまったのがきっかけ

新型コロナウイルスの影響で

高校のグラウンドで練習ができない異常事態

部員が少ない中

1年生が試合に出なければならない状況で

1年生の全員が高校から競技を始める

初心者という過酷な現状を知り協力を始めた

ラグビーはケガが伴うスポーツ

そんなスポーツを選んだ高校生を応援したい

ケガをしてラグビー部を離れてほしくない

ラグビーを楽しんでほしい

そういう想いからこの活動を始めた

そして今回

あのとき湖畔の公園で練習していた高校生は

卒業していてもういないが

就職活動も他の課外活動も落ち着き

大学生活の最後の半年間で何ができるのかを

考えたときにまた膳所高のグラウンドで

ラグビー部の協力をおこなうことにした

指導者ではなく協力者の立場で

彼らの活動を支えたい

今日の練習では色々といただいた

少しでも期待に応えられるよう頑張りたい

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