「超能力」より「腸能力」。
この記事を読んであなたが得られるかもしれない利益:人間を動かしているのは、断じて精神や心ではない。実はおなか、具体的には「腸」なのだ。おなかをもっと大事にすれば、あなたの眠っていた能力が一気に開花するかもしれない。まさに「腸能力」である。
身体の力の正体
きのう「こころの力よりからだの力」などとほざきましたが、いったい身体の力とはなんでしょう。
僕は感じたのです、「身体の力って『おなかの力』なのだ」って。
いや、これはちょっと壊れてる僕の心身が感じることですので、あまりまともに取り合わないほうが、と思います。
まあでも勝手に「身体の力=お腹の力」ということで進めていきますね。
お腹って内蔵のこと、ですよね、英語ではgut、複数形だとgutsですが、辞書では内蔵、臓腑、腸、度胸、胆力などと出ています。
僕の感じる身体の力は、「臓腑」、いや日本語で「ハラ」というやつに近い感じです。
身体の力が人を動かす、というのは、「人間の本体はハラである」ということかなあ、と感じるのです。
ハラを深く考察してきた日本人
ハラが人の本体と申し上げましたが、古来から日本人は言葉でそれを表現してきました。
・ハラを決める
・ハラをくくる
・ハラがすわっている
・ハラができている
・ハラ黒い
・ハラ芸
などなど、ですが、いずれもハラを「こころ、精神」と置き換えれば、身体=ハラ=精神ということができるかもしれません。
ハラの正体は腸なのか
身体の正体は内蔵=ハラ説を唱えましたが、そのハラとはある内臓のことかもしれません。
最近、腸と脳の関係が取り沙汰されていますよね。
僕は、実感として、この説を信じます。
身体の力=腸の力のような気がしているのです。
実戦!ハラであなたを動かす
つまり、人間を動かすものは心ではなくて、身体であり、もっと具体的には内臓であり、究極的には「腸」なのです。
そうすると、腸を良好な状態に保っておけば、丈夫にすれば、鍛えれば、精神力=意思力が強化され、自分を自由自在に動かせるのではないでしょうか。
僕は「ハラで自分を動かす」ことに関して、2つの仮説を持っています。
1.脳でなく、ハラを意識する
腸を意識するのは難しいので、行動する時、大事なことを考える時にハラに意識を集中します。
そうすると、不思議とおなかが温かい感じになり、エネルギーが湧いてくる気がするのです。
これは腸に作用すると言うよりも、お腹周りの「太陽神経叢(たいようしんけいそう)」を活性化させるためかもしれません。
2.寝る前にヨーグルトや乳酸菌飲料を摂る
いわゆる腸活、です。
乳酸菌が腸を健やかにする、という科学的エビデンスを信じているのです。
なぜ寝る前かというと、寝ている間に乳酸菌が内蔵、腸をクリーニングしてくれる気がするからです。
以上、にわかの知識いやそれ以下の勝手な思い込みに過ぎませんが、僕を実験台にしたこの試行錯誤は、今のところうまく行っているようです。
野呂 一郎
清和大学教授
野呂一郎プロフィール