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その問題や悩みがいつまでも解決しない理由


こんにちは、のろっこです。

皆さんは、日頃どのような問題を抱えているでしょうか。また、その解決へのアプローチとして、どのような方法をとっているでしょうか。

この記事を読んで分かることを以下に記します。

 ・問題がなんなのかを明確にできる
 ・問題の原因を分析することができる
 ・問題の解決策を考えることができる

「勉強じみた内容だなぁ」と感じるかもしれませんが、そんなことはないと思います。気軽に読んでいただければ嬉しいです。



単刀直入に、問題を解決するための手順を以下に記します。

 A.問題を明確にする
 B.原因を分析する
 C.原因を排除する
 D.解決しない場合、AかBに戻る

では、それぞれに手順ついて詳細に説明していこうと思います。



A.問題が何かを明確にする


初めに、問題を明確化することを考える必要があるでしょう。では、問題を明確にするにはどうしたらよいでしょうか。

その手順を以下に記します。

 A.1.どうあるべきか、理想像を明確にする
 A.2.現実はどうなのかを明確に把握する
 A.3.理想と現実のギャップを明確にする

問題を把握するためには、まず、どうあるべきなのかという理想像を明確にする必要があります。

次に、その理想像に対して現実はどうなのかということを明確にします。
そうすると、その「理想と現実のギャップ」が明確になるはずです。

そのギャップが問題点となります。どうでしょうか。問題を洗い出すことって割と簡単に出来ることなんですよね。

ただ、ここで注意してほしいのは、「明確にする」という点です。問題が明確にならなければ、対策を講じることが困難になります。なので、最初の内にしっかりと問題を明確にしておくことが重要です。


例えば、「貯金が増えない、改善したい」と考えたとします。

上記の手順に則って、まずは「なぜ貯金が必要なのか」「そのためには貯金はどのくらい必要か」という理想像を明確にします。

これは数字にすることが出来るので、「X円貯金する」という風に理想像を明確化します。

次に、「今の貯金額はY円」「毎月Z円貯金している」という風に現実を明確に把握します。

そうすれば、X-Y円が理想と現実のギャップとなり、その差異が問題となるわけです。

このように、問題は出来るだけ数字で表した方が良いです。なぜなら、数字ほど明確な指標はなく、明確なものほど適切な対策を考えることが出来るからです。


B.原因が何かを分析する


次に、なぜその問題が起こるのか、その原因を考える必要がありますね。原因を洗い出す手順は、大まかに以下のようになります。

 B.1.直接的な原因を考える
 B.2.根本的な原因を考える

直接的な原因とは、先ほどの例だと、「支出が多いから」「収入が少ないから」などがあげられます。言われると胸が痛くなるようなドストレートな原因のことですね。

これに対し根本的な原因とは、「なぜ支出が多いのか」「なぜ収入が少ないのか」などを突き詰めた原因のことです。

例えば、「居酒屋で△円浪費していた」「娯楽代が△円だった」「副業収入が△円減っていた」などが根本原因にあたります。

この根本原因を明確にすることが問題解決への糸口となります。

また、ここでも同様に、出来るだけ数字で表すようにすると良いです。


C.考えた原因を排除する


根本原因を洗い出した次は、以下の手順でその原因を排除していきます。

 C.1.目標値を設定する
 C.2.根本原因を排除する

先ほど考えた「根本原因」を排除すれば問題は解決するはずなのですが、100%徹底的に排除するわけにはいきません。

(もちろん100%以上に設定してもよいのですが、それなりの覚悟が必要でしょう)

先ほどの例で言えば、「居酒屋に行かない」「娯楽代を使わない」といった、極端すぎる目標値は破綻してしまうことが多いからです。

なので、「居酒屋は△回まで、△円まで」といった目標値を設定します。

目標値を決めれば、その目標に向かって根本原因を排除していくだけです。


D.解決しない場合、AかBに戻る


問題の原因を排除したはずなのに一向に解決しない、とういことがあるかと思います。

その場合、「そもそも問題設定が間違っていた」「原因の洗い出しが不十分だった」「根本原因が的外れだった」などを再確認します。

特に、「問題が明確化されていなかった」ということが大きな原因であることが多いです(当社比)。

なのでまずはしっかりと問題を見直し、「明確に」してから再度分析していくことが望ましいと思います。

いずれにしても、問題や原因を再検討する必要があり、これまでの手順を同様に繰り返すことになります。

そうやって何度も「問題」や「原因」を見直すことで、より本質的な「問題」を設定することが出来るでしょう。

「上質な問題」というのは、「解くことが出来る問題」のことです。逆に言うと、解くことが出来ない問題は、問題設定が緩いと言えるでしょう。


また、ここで注意してほしいのは、「目標値を設定したが行動できなかった」という単なる怠惰からくる未解決です。

これに関しては、「自分自身をコントロールする力が不十分」、という別の問題を先に見直す必要があるでしょう。


まとめ


それぞれの手順を以下に整理します。

A.問題を明確にする
 
 A.1.どうあるべきか、理想像を明確にする
  A.2.現実はどうなのかを明確に把握する
  A.3.理想と現実のギャップを明確にする

B.原因を分析する
  B.1.直接的な原因を考える
  B.2.根本的な原因を考える

C.原因を排除する
  C.1.目標値を設定する
  C.2.根本原因を排除する

D.解決しない場合、AかBに戻る


では、本日も問題を明確にして良い一日を。


余談


いかがでしたか。

何か学べる部分はあったでしょうか。

あったのなら筆者としてはこれ以上にない喜びです。

この記事では出来るだけ「具体的な問題」を軸にしてきたのですが、日常ではやはり「抽象的な問題」がつきものだと思います。

抽象的な問題は、自分を見つめ直すきっかけになったり、より人生を豊かにすることに繋がったりすることがありますよね。

例えば(例えたら具体的な問題になるのですが)、よくあるのが「人はなんのために生きるのか」というような問題ですね。

これについて、自分なりに答えを持ってる人は稀だと思えます。その答えを探している人の方が多いのではないでしょうか。

ちなみに私は、「建前」としての答えは持っています。

不思議なことに、「建前」としての適当な答えを持ってみるだけで、物事の見通しがよくなったように思えます。

こういう話をすると「スピリチュアル」だの「宗教的」だの言う人がいるのですが、「抽象的」な部分での話というのは常にそういう側面を持つことを理解した方がよいでしょう。

だいぶ話が逸れましたね。

この話の続きはいずれ記事にすると思います。


ではでは。ノシ


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