怒りをポジティブなパワーに変換して放出できる。
そういう思いでやっている、と言ったのは“のん”さんです
(前回の『UR LIFESTYLE COLLEGE』)。
新たなアンガーマネジメント
「怒るという感情だけが、のけ者になっています。怒ることも
必要なんだと誰かが言ってあげなきゃいけないくらい、
怒りの感情だけが疎まれているのはおかしくない?」。
そんな“のん”さんのインタビューを紹介したMCの吉岡里帆さんも
「喜怒哀楽と並んでいるように、(この4つの感情には)同じだけの
価値がある」と思っていたと共感していました。
怒りを上手にコントロールする「アンガーマネジメント」が
もてはやされて、
私自身も「なるほど」と思っていたのですが、
そこに別次元の視点を痛烈に叩き込んだ、“のん”さんの発想力に、
またしても驚かされました。
独立騒動によって本名の「能年玲奈」という名前を改名させられ、
芸能活動にも制約が科せられた彼女をずっと応援してきました。
昨日、自身が主人公・すずの声を好演した「この世界の片隅に」の
新作チャリティー試写会を、天皇皇后両陛下と長女・愛子さまと並んで、
鑑賞していた姿を見て、
来年以降の“のん”さんの本格的な“バウンスバック”の予感を
強く感じました。
燦然たる"バウンスバック"へ
ゴルフで言う「バウンスバック率」とは、
ボギーかそれより悪いスコアとなった
ホールの直後のホールで、バーディかそれより良いスコアを
獲得する率(つまり失敗を取り返す率)で、
今季国内女子ツアーにおいて26.0563% の1位に輝いたのが
“スマイルシンデレラ”渋野日向子プロです。
実は渋野プロ、「 (ボギーなどの悪いスコアのあとは)
ポジティブな気持ちに切り換える」と発言しているのです。
これはまさに「怒りをポジティブなパワーに変換して放出できる」と
言った“のん”さんと同じ。
その切り換えの裏には、もちろんしっかりと気持ちをコントロールする
アンガーマネジメントが行われているのでしょうが、
二人の凄さは、それを「ポジティブに変える」地点まで実践している強さ。
この20代と10代の二人に、まさに教えられました。
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