飛騨三十三観音霊場 第三十二番 大貴山 正宗寺(曹洞宗)
第三十二番 大貴山 正宗寺(曹洞宗)
高山市丹生川町北方一〇〇四
釈迦牟尼佛(元禄十五年八月五日 三尊佛)
秘仏十一面観世音菩薩
円空作 薬師如来像
永平七十五世、山田霊林禅師は、この寺で出家、得度されました。
禅師の本師、都築霊源和尚は裏山一体を景勝地とし、釈迦大仏納骨所造立、
また境内に四季の花を植えることに尽力されました。
ことに、五月末から六月にかけて開花する 「芍薬」「クヤク)寺」として、今なお遠近に知られています。
平成十八年秋、秘仏十一面観世音菩薩を霊場会記念法要にて開眼しました。
十一面観音の水瓶は、農業に大切な水を司る仏さまであることを意味し、
この世の人々に安泰をもたらし、あの世では極楽浄土へと導く、二つの功徳をお持ちです。
(御朱印の余白説明欄より記載)