飛騨三十三観音霊場 第九番 神護山 大幢寺(曹洞宗)
第九番 神護山 大幢寺(曹洞宗)
高山市一之宮町二八八
本尊 十一面観世音菩薩
天文八年(一五三九)、高山市若達町雲龍寺第十世伝奧禅同和尚様の開山で、
三木七郎右衛門氏の祖、山下城主三木三沢国綱が開基となり建立されました。
境内近くの東側に樹齢一千百年の国の天然記念物指定の「臥龍桜」があり、「臥龍観音」の名があります。
「龍が臥した」姿の「臥龍桜」はエドヒガン桜で四月二十日頃には見事な花を咲かせてくれます。
本尊十一面観音様は、その霊顕もな たかにして、かつて天正年間の兵火にあった折、
信心家次郎七の前に御姿を現したといいます。
また、山号に「神護」とありますが、「神」とは正面向かいの「飛騨一之宮水無神社」の神様のことであり、
アジメドジョウの言い伝えが ります。
境内には、馬頭観音堂、大原騷動万霊塔、観退霊場、坐禅石等があります。