AI時代の記憶力の育て方(アナログ版)--今も昔も変わりなく
ノリトです。
ChatGPT/Claude/Gemini 使ってますか。
生成AIが爆誕しました。
そんな時代に勉強は必要なのか?
答えはYES。
発想力と記憶力、両方必要です。
この記事では、記憶力の育て方について説明します。
ごくオーソドックスな話です。
AI時代になろうが、根本は変わりません。
それは我々が人間だからです。
この記事は、大阪のIT専門学校&日本語学校「清風情報工科学院」の校長・平岡憲人(ノリト)がお送りします。
ノリトについては、こちらの記事を。
1.記憶力の鍛え方
はじめに結論です。
復習すること、しつこく復習すること、これに尽きます。
魔法の方法はありません。
ただ、復習の仕方を知らない、教えられていない、忘れてしまった、という人のためにその方法を改めて説明します。
大事なのは次の5点です。
・聞き方
・ノートの取り方
・何度も読み返し
・書き写し
・まとめ直し
これを順番に説明します。
2.聞き方
姿勢を正して聞く。
腰骨を立てて座る。
講師の話をうなずきながら聞く。
講師の姿や黒板・ホワイトボードを見ながら聞く。
メモを取りながら聞く。
眠い時、腰が痛い時は、スタンディングワーク。
3.ノートの取り方
第1ができたら第2へ、第2ができたら第3へ。
無理にいきなり第3をしようとしないこと。
第1原則 聞いたことを思い出せるように書く
どれだけ汚くとも、自分が聞いたことを自分が思い出せるならOK。
思い出すためのキーワードを書く。
第2原則 あとから書き込みできるように書く
ノートに線を引いておいて、Aの部分に主に書く
Bには休み時間に書く。Cは家で書く。復習の時にAに追記してもよい。
線があるとどうにも書けないという人は、第3原則へ。
第3原則 他人にも見せてもわかりやすいように書く
レイアウトを考える、色を使い分ける、友達のノートに学ぶ
4.何度も読み返し
何度も読み返そう。
読み返す時に気づいたことは、メモを追記しよう。
今日・昨日の分だけでなく、一昨日の分、1週間前の分を読み返す。
前回の授業の分も読み返す、前々回の授業の分も読み返す。
話が終わった時(休み時間)に読み返す
帰りの電車の中で読み返す(目をつぶって、思い出せるか確かめる)
家に帰って読み返す
寝る前に読み返す
起きたら読み返す
行きの電車の中で読み返す
5.書き写し
友達のいいノートを書き写そう
いいものはマネしよう
手で書いている内に覚えるぞ
ノートが手に入らない時は、教科書をノートに写そう
教科書はバカにできない
大事なことだけが書いてある
6.まとめ直し
頭が混乱してきたら、整理しよう
まとめ直しノートを作ろう
目的は頭の整理
ノートをつくること自体を目的にしないこと
よく似ているものを同じ場所に集めよう
似ているものを線で結んで覚える方法(マインドマップ)もあるぞ
自分が間違える部分を中心につくろう
7.まとめ
AI時代だからと言って、自分の記憶力を鍛える方法に魔法はありません。
記憶していることを頼りに、AIやITで調べていきます。
頭に何も入っていないと、AIと言えどあなたを助けてくれません。
地味にノートをとり、何度も読み返し、まとめる。
こういうことが「人間が学ぶ」上で必要です。
我々はAIではないので、アナログに学びます。
アナログが効果的な所はアナログに。
デジタルが効果的な所はデジタルに。
ある程度覚えた時に使える方法はまた別に書きますね。
清風情報工科学院では、情報系の講師を急募しております。
ご興味のある方、こちらの記事を御覧ください。