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クソ指導者、ふざけるな!!今すぐやめろ!!子どもを何だと思ってる!!

みなさん、こんにちは。

のりそらです。

『教育に選択肢を、人生に革命を』をモットーに、

経営理念を『明日も行きたくなる学校』すなわちNEXTAGE SCOOLの創造とした次世代の学校を作りたいと考えて活動しています。

ここでは、教育に関わるテーマを1つ挙げて、それについての考えを共有しつつ問題提起を行っています。

さて、今日の目次です↓↓


『クソ指導者、ふざけるな!!』

『クソ指導者、ふざけるな!!』というテーマでお話をしていきたいと思います。

すみません、言葉が悪いタイトルです。

でも、素直な気持ちです。

憤っています!!

東洋経済オンラインの記事に”小学生が「死にたい」ミニバス指導の壮絶な実態”この衝撃的なタイトルを見て、何となく思い当たる節を感じました。

娘たちがミニバスをやっていたからです。

そして、記事を読んで強く憤りを感じました。

と、同時にその酷いありさまを感じつつも、現実に身近に結構あるな、そんなふうに感じてしまいました。

そんな自分は間違っていると反省しました。

そのため、ここで取り上げ、問題提起をしていきます。

事実、世の中には、めちゃくちゃ勘違いをした指導者が潜んでいます。

いや、堂々と存在しています。

我々大人は、子どもたちに関わる『クソ指導者』の存在を決して認めてはいけません!!

この世から排除しなければなりません!!

しかし、堂々と存在しているのは、その周りの大人の弱さに責任があります。

記事にも出てくる集団心理のようなもの、周りの親に気をつかって、などを理由に声をあげることをしません。

できません。

前置きがだいぶ長くなりましたが、内容を紹介しながら本題に入っていきたいと思います。

とその前に、『クソ指導者』をここで定義しておきたいと思います。

『クソ指導者』の定義

ここで言う『クソ指導者』とは、

子どものためより自分の名誉のために行動している
立場を利用し、暴言・暴力・過度な練習を強いる
子どもをまるで道具のように扱う
そんな指導者を言うことにします。

定義できたところで、東洋経済オンラインの記事の概要を紹介させていただきます。

タイトル ”小学生が「死にたい」ミニバス指導の壮絶な実態”

あれから息子は学校にも行けなくなった「バスケットさえやらせなかったら……」首都圏に住む40代の男性会社員は、後悔し続けている。男性の長男(以下、A君)は昨夏、家でバッタリ倒れた。以来、小学校へはほぼ行けないまま卒業した。不安で夜も眠れない。睡眠障害がひどかった。成績優秀。真面目でスポーツも得意な子がここまで不調をきたした原因は、ミニバスケットボールクラブでのパワーハラスメントだと男性は考えている。A君は、20代の若いコーチから足で蹴られたり、胸や腹をこぶしで突くなど暴力を受けていた。試合中、対戦相手と仲間がプレーするなか「おまえはシャトルランやってろ!」と命じられ、ひとりコートをダッシュで往復させられた。試合の応援に来た男性と長男に駆け寄り、「このままじゃポジションなくすぞ!」と怒鳴られたこともあったという。

引用:東洋経済オンラインhttps://toyokeizai.net/articles/-/398967?page=2

この他にも当該コーチは、小学生への指導とは思えないハードなものを強いる、練習試合を1日に5試合やり、試合の間は持久走を命じるなど、到底、常識とは思えない指導を繰り返していました。

A君は、心療内科において うつの診断を受け、「回復までには数年のスパンが必要」という状態にまでなってしまったという。

考えるべきは、『なぜ、そのような指導、指導者が放置されるのか?』です。

考察してみますね。

このような事態は、スポーツの分野において起きがちです。

勉強もそういった面はあるのですが、スポーツは練習量がものをいう面が非常に大きいものです。

よって、練習すればするだけ上達し、目指す目標に近づくわけです。

よって、要因の1つ目としては、

要因1『練習をすればするだけ歓迎される』

『練習をすればするだけ歓迎される』面があるということです。

では、誰から歓迎されるのか?

それは、同じくスポ根しか上達の術を知らない一部の保護者たちからです。

前述のような『クソ指導者』のクソ具合を助長してしまっています。

そういう意味では、要因の2つ目は、この

要因2『クソ保護者』
『クソ保護者』の存在ですね。『クソ保護者』とは、『クソ指導者』を崇め奉る保護者のことを言うことにします。

こういう保護者が一定数存在すると、このようなことになります。

先ほどの記事からです。

そのような被害を受けても、男性(A君の父親)はコーチらに面と向かって「あなたたちの暴力やパワハラが原因だ」と訴えることはしなかった。そうしなかった理由について男性はこう話す。

「スポーツの指導はそういうものだと僕ら親たちが刷り込まれていたのだと思います。やりすぎだと感じはしたが、他の親の手前もあって言えなかった」

目の前で繰り広げられる異様な光景に保護者から「ちょっとやりすぎでは……」の声は漏れたが、誰ひとり異議を唱える人はいなかった。強豪私立中学校への進学を世話するなど、大きな権限をもつコーチに逆らえないという事情があった。「私立中学への進学など考えていなかったとしても、コーチに抗議などして機嫌を損ねれば、そこを目指すほかの親子の邪魔をしてしまうと他の保護者も考えたのでしょう。同じ学区、地域に住み、顔見知りの親たちが混乱を避けたいのはわかります」

引用:東洋経済オンラインhttps://toyokeizai.net/articles/-/398967?page=2

このようなありさまを生み出してしまうのです。

おかしいとわかっていても野放しになってしまうというわけです。

要因の3つ目にいきます。

要因3『相談窓口』
そういう時のためにあるのが、『相談窓口』です。

父親は、JBA(日本バスケットボール協会)や日本スポーツ協会が設ける「スポーツにおける暴力行為等相談窓口」を紹介されたが、被害を受けた子どもへの聴き取り等も必要になると言われ、断念したそうです。

うつ状態で、PTSD(心的外傷後ストレス障害)の症状も出始めていたA君に、相談員や弁護士と対峙するのは困難と判断したのだと言います。

それはそうですよね。

被害を受けた子どもの状況を鑑みて、例外的な措置としてでも、コーチに聞き取りをするとかしてもいいはずなのにそれをマニュアル通りにしかしない、本当にA君の気持ちをどう思っているのでしょうか?

我が事として想像して考えてみませんか?大人なんだから。

自分の子どもがそうなってしまったらと考えませんか?親だったら。

そもそもこのコーチはやりすぎだとは感じませんか?人間だったら。

とにかく、相談窓口も無力なわけです。

よって、『クソ指導者』は依然はびこります。

日本スポーツ協会によると、相談窓口に寄せられた2014年度から2020年8月までの累計相談件数は651件。

子どもから成人まで幅広い被害者区分では、小学生が43.7%を占めているそうです。

若年層の指導者は、専門性が低くても指導できるためおかしな指導者がまぎれるのでしょう。

各競技団体に寄せられる相談件数との総計や中身の分析がなされないため、実情は「見える化」されないままだそうです。

これでは、男性とその長男のように声を発することさえできず泣き寝入りする親子は決して少なくないはずです。

これでは、被害はなくなりません!!

対策1『ルールを改定』
そんな実態ですが、対策もあるようです。

日本バスケットボール協会(JBA)は2019年に、「クリーンバスケット・クリーン・ザ・ゲーム~暴力暴言根絶」のメッセージを発信し、『ルールを改定』しました。

そこでまずはミニ・中・高校生の都道府県大会や全国大会におけるコーチの選手への暴力的行為や暴言に対するテクニカルファウル調査を実施するようになりました。

運用実績はというと、例えば高校生の場合のテクニカルファウルは都道府県大会では1%、インターハイは5%と全国大会で5倍に。

ただし、調査が抑止力になったのか、冬開催の全国大会「ウインターカップ」では0件だったと言います。

これは、暴力的行為や暴言がなかったからなのか、あってもペナルティーを与えることができなかったからなのか、実態は定かではありません。

次に、

対策2「ミニバスケットボールを行っている子どもの保護者を対象としたアンケート」
2021年には、指導現場の実態を把握するため、まずは「ミニバスケットボールを行っている子どもの保護者を対象としたアンケート」を実施するそうです。

質問は40個余りを用意。

練習時間や頻度といった活動の強度はもちろんのこと、練習や試合におけるコーチングについても尋ねる。

例えば、以下のようなものが並ぶ。

1、コーチは、試合に勝つことだけを⽬指していると思いますか。
2、コーチは、試合中に常に細かくプレーに対して指⽰を出していると思いますか。
3、試合中のコーチによる指⽰・激励の⾔葉に、暴⾔などの問題があると感じたことがありますか。
4、試合中のコーチによる指導に、頭ごなしに怒鳴る、不必要に威迫するなど感情的な指導と感じることはありますか。
5、コーチは、試合において選⼿の主体性(プレーの選択・判断⼒)を重視していると思いますか。
6、コーチは、ベンチメンバー全員を可能な限り試合に出場させるよう工夫していると思いますか。
回答は、例えば「思う・やや思う・あまり思わない・思わない」の4段階から選ぶ簡単なものだそうです。

部やクラブを通さない。

つまりは指導者を介さないため、回答者が特定されずプライバシーを厳守できるといいます。

JBA公式サイトや都道府県協会公式サイト、バスケット専門メディア等で告知し、2021年度内で3カ月間の実施を予定しているようです。

どれほどの人がこのアンケートに答えてくれるのかが疑問です。

ちゃんと啓発をして、任意でなく、強制的に行うようにするなどしなければ、正しい意見は集まらないと思います。

しかし、取り組みとして何もしないよりは決して悪くはないはずです。

まとめ

さて、今回は、『クソ指導者、ふざけるな!』というテーマでお話させていただきました。

被害を被ったA君は、中学生になった今も心療内科への通院は欠かせないそうです。

「(バスケットを)放り出してしまったと、今でも自分を責めています」と父親。

父親や妻が「君は悪くない」と言い続けてもトラウマは消えないそうです。

父親は「指導者が変わってくれたらと思う。息子のような経験をしてほしくない。急いでほしい」とJBAの取り組みに期待を寄せているといいます。

この指導者は、今一体どうなっているのでしょうか?

まさかまだ子どもたちの指導を続けているなんてことはありませんよね。

直ちに追放すべきです。

青少年スポーツに携わる指導者の方々、保護者の方々、今回の話題に少なからず心当たりがありますよね。

年代が下がれば下がるほど、子どもが従順なため、暴言・暴力、しごきなどに訴えがちのような気もします。

あなたは、本当に子どもたちのために指導をしていますか?

それとも自分自身の名誉や自己肯定感のためですか?

今一度自分に問うてみるのが良いと思いました。

最後までご覧いただき、ありがとうございました。


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