人生の最後について

どんなに成功を収めた人でも、人生の終わりが惨めだったら、トータルで良い人生だったとは言えないだろう。

客観的な評価ではなく、本人にとって、という意味で。

誰と会うでも話するでもなく、体の不調が回復する希望もなく、何もすることもなく、生きる目的や喜びがない状態で最後の数年を過ごすとしたら、どんなに苦しいことか。

そんな中で生を終えるとしたら、心から幸せな人生だったと思いながら旅立つことが出来るだろうか?

親が介護が必要になった場合、多くの場合介護施設に預けることになるが、自宅の近くの介護施設に入れることはほとんどないのが現状だ。

遠く離れた施設であれば、そうそう会いに行く訳にもいかない。

まずは、誰もが、自宅の近くの介護施設、ホームを使える環境を整えたい。

高齢化の今、もっともっと、人生の最後を豊かにするための方策を考えなくてはならない。

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