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ロスジェネの私が読んでいた雑誌③大学生~OL時代 現在

今まで2回に渡って記事にしてきた「ロスジェネの私が読んでいた雑誌」。思いがけずたくさんの方たちに読んでいただいた。ありがとうございます。

そして今回がいよいよ最終回である。1977年生まれの私が大学生時代以降に読んでいた雑誌のいくつかをご紹介する。

大学時代

an・an  オリーブは相変わらず読み続けていた私だが、ひとり暮らしになったことをいいことに、当時のan・anのセンセーショナルな特集の号は必ず買うようになった。(あんな特集やこんな特集、みなさん覚えていますよね?)当時、モデルとしてよく出ていた若き江角マキコさんの美しさは今でも忘れられない(今もお美しいけれど)。
あとはやはり林真理子のエッセイ。だいすきだったな。

relax マガジンハウスから出ていた男性誌。もともとはすごくマスキュリンな情報雑誌だったが、私が読んでいた頃にはユニセックスなカルチャー誌に変貌を遂げていたように思う。ホンマタカシさんの写真ページが大好きで、いつも眺めては幸せな気分になっていた。

ふらんす フランスかぶれにはお馴染み、白水社発行のフランス文化専門雑誌。語学に関する記事はもちろん、フランス文学、政治、社会、グルメ、映画などのカルチャー全般を取り上げている。学生時代はほぼ毎月購読していた。最近は読まなくなってしまったが、HPを覗いてみたらまた読みたくなった!好きだよ、専門誌。

OL時代

Ginza  こちらもマガジンハウス発行のファッション誌。ハイファッションとは縁のない会社員暮らしだったけど、目の保養は大事だった。カルチャー記事も少し尖っていて、読みごたえがあった。大人になったオリーブ少女にむけた雑誌だと勝手に思っている。今でも気になる特集号は買っている。

ku:nel こちらもマガジンハウス発行。書店に平積みされた創刊号のカバー写真に惹かれて講読しはじめてから、リニューアル前のいわゆる「旧・クウネル」は休刊になるまで全号買っていた。本当に本当にすばらしい雑誌で、民芸や郷土料理などここで紹介されるものは全て私の心を鷲掴みにしていた。江國香織さんとその妹さんの往復書簡の連載も大好きだったな。

その後

Premo 長男がおなかにいた時、毎号買って読んでいた。2004年当時は、現在のようになんでも情報をネットから取れる感じではなかったので、この雑誌からいろいろなことを学んだ気がする。特につわりが恐ろしいほどひどかったので、それを緩和する方法とかは暗記するほど読んだ。出産準備品リストなどはすごく参考になったのを覚えている。

コロコロコミック 長男が小学生の頃ずっと講読していて、私もよく一緒に読んでいた。小学生男子のかわいくて夢いっぱいの頭の中をのぞいているようで楽しかった。はがき職人の長男は、毎月応募系のものには全て応募していて、何度か誌面に採用された。なかでも、自分が考えたキャラクターを漫画家の先生が漫画にしてくれる企画に採用された時には、長男よりも私の方が大喜びをして何冊も買いに走ったのを覚えている。ちなみに次男も半年ほど読んでいたが、もう読まなくなってしまった。

& Premium 今いちばんよく読む雑誌。出会いはズバリ「フランスかぶれ」特集の号だった。旧クウネルのムードを受け継いだ雑誌だと勝手に思っている。そしてもちろん、友人のアーティスト、イザベル・ボワノが毎月連載をしているのだ!友人たちの間でも購読している人が多い雑誌である。バタバタとして、おしゃれや丁寧な暮らしとは程遠い日常を送っていても、コーヒーを飲みながらこの雑誌のページを繰る時間にはなぜかしらとても安心感を覚える。


ということで、今回も私が読んできた雑誌について短くまとめてみたが、それぞれの雑誌に対する思いを全然書き切れていないし、もっともっと取り上げたかった雑誌があった。

そして毎度毎度のことながら、「新行内紀子よ、お前は他にもこんな雑誌を読んでいたのではないか?」とか、「私は○○じゃなくて□□を読んでたよ!」などありましたら、コメントお願いいたします!

ではここまでお付き合いいただきありがとうございました!



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新行内紀子(しんぎょうじのりこ)
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