雨ふり

天からの涙があふれる日

しとしととザアザアの間のように

おちてくる

雨の日は落ち着くと感じていたが

母の姿がなくなってからは
さみしさの募る日々

天からの涙とともに
わたしの目からも
溢れてくる

神様に通じる涙

雨はこころの汚れを落としてくれる

わたしのこころは埃だらけ

埃を落としてもらえると

風邪をひく

わたしも風邪をひく

身も心も綺麗にしてもらえたのか

雨降りの日はひとりさみしく
現実をみつめてみる
わたしの人生はどうなんだろう

いろんなものを受け止めて
しっぺ返しにあう
わたしは悪いことでもしてきたの

前世で…

苦労の人生ばかりだった 

いいことも悪いこともなく
淡々と生きてきたのか

考える

みんな似たような人生なのか

自分ばかりがと思わないで

人を羨む
わたしがいる

雨降りの日に

ただ思う