
Photo by
tomoji8988
雨降り
外は土砂降り
雨がざんざん降っている
その上
雷まで鳴り出した
私はひとりで家にいる
さみしいとかではないけれど
涙が出る
雨の降る日は
母を思い出す
仏壇で祈る時
自然と涙があふれている
本当は
生きてることがつらくなる
隠しても仕方あるまい
「お母さん、迎えに来て」と心の中でつぶやいて
天から涙が降ってくる
かなしくて
かなしくて
そんな私の代わりに泣いている
雨の降った翌日はいい天気
それでもわたしの心は晴れなくて
ついつい泣き顔になる
毎日祈る仏壇で
涙がポロポロ流れ出る
やっぱり母がいないことには慣れないな
この間読んだ本には4~5年かかっても
時折さみしくなると書いてあった
私はまだ2年も経っていない
いつもいつも泣いている訳ではないけれど
ひとりはさみしい
やっぱり母が恋しくなる
おそらくね
自分が思っているよりも
私は前に進んでいる
今は雨降りの日が多いけど
ちょっとずつ、ちょっとずつ
分からぬように
晴れの日が多くなる
ふとそんな気がしてくる
まわりは変わってきてるのに
ただ私の心が付いて行けてい
ないだけのか
もっともっと母に優しくしたかった
もっともっと
もっともっと
残された者は後悔しか浮かばない
どれだけしても
いなくなるってそういうことか…

いいなと思ったら応援しよう!
