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雨降り

外は土砂降り
雨がざんざん降っている

その上
雷まで鳴り出した

私はひとりで家にいる
さみしいとかではないけれど
涙が出る

雨の降る日は
母を思い出す

仏壇で祈る時
自然と涙があふれている
本当は
生きてることがつらくなる
隠しても仕方あるまい
「お母さん、迎えに来て」と心の中でつぶやいて

天から涙が降ってくる
かなしくて
かなしくて
そんな私の代わりに泣いている

雨の降った翌日はいい天気
それでもわたしの心は晴れなくて
ついつい泣き顔になる
毎日祈る仏壇で
涙がポロポロ流れ出る

やっぱり母がいないことには慣れないな

この間読んだ本には4~5年かかっても
時折さみしくなると書いてあった
私はまだ2年も経っていない

いつもいつも泣いている訳ではないけれど
ひとりはさみしい
やっぱり母が恋しくなる


おそらくね
自分が思っているよりも
私は前に進んでいる

今は雨降りの日が多いけど
ちょっとずつ、ちょっとずつ
分からぬように
晴れの日が多くなる

ふとそんな気がしてくる

まわりは変わってきてるのに
ただ私の心が付いて行けてい
ないだけのか

もっともっと母に優しくしたかった
もっともっと
もっともっと

残された者は後悔しか浮かばない
どれだけしても

いなくなるってそういうことか…


チグハグな心

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ノリかな
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