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冬の風

12月、冷たい風が吹きすさぶ
今年の冬は列島寒波

私の心も冷え冷えしてる
今でも母が居るような

でももういない
私はひとりぼっち

眠りを貪る
今は眠りたい

あの世の話をされても
私には感じられないし、見えない

見えたらいいのに、母の姿も父の姿も
そして呼んでほしい

おいでおいでと呼ばれた、あの時のように
しっぽを振ってついて行きたい

だけど私はお母さん
成人したとはいえ息子がいる
無責任に戻れない

冬の寒さが身にしみる
本当はひとりぼっちではない私

ただ母の存在が大きかった
大き過ぎた

悲しみから
少し怒りの気持ちに変化した
そして諦めに…

無情にも
私の心も移り行く

冬もいつかは暖かい春になる

時は流れる

足を踏み出す


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