頑なと素直
「かなちゃんは頑なだよね」
今日はすずさんと「なんちゃって茶道のお稽古」をする
お点前を立てることなく
まだお客さん
五月のお茶会では濃い茶と薄茶が出る
すずさんから一から立ち振舞いを習う
畳のマス目を数えて座る
座り方、立ち方は背筋を曲げない
少しずつ分かってきた
今までお茶には興味はなかったわたしである
母の帛紗と懐紙入れを持ってきた
何故だかすずさんには見えない母の言葉が伝わるらしい
過保護にし過ぎたと言っている
病持ちで頑なになったわたし
母がいなくなり右も左も分からない
何でもおっかなびっくりで
ビビりのわたし
誰に似たのか内弁慶
しかもどこかで負けず嫌い
これからどうしたら良いのか
全く分からない
お茶のお稽古をしながら
すずさんはわたしの内面をみる
思ったことを口に出す
正直に
そこは友だち
やっぱりわたしは頑ななのか
素直ではないのか
お稽古は素直に従うこと
我は出せない
普段は使わない指の筋肉を使うから
少し痛い
身体も少しコチコチになる
お茶碗の持ち方や眺め方
道を極めるのは奥が深いなと感じてる
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