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廃材を利用してスウェーデントーチを作る

本日は水口木材株式会社さんが提供するワークショップにてスウェーデントーチ(ウッドキャンドル)の作り方の講習を受けていました。

現在、我らがゲストハウス黒崎BASEの敷地には古民家のリノベーションででた廃材や間伐材で溢れかえっています。

大手を振って焚き木をするわけにもいかず、行き場に悩んでいましたが素晴らしい再利用方法を教えてもらいました。本日はそんなスウェーデントーチについて解説します。

スウェーデントーチとは

スウェーデントーチは地面に立てた丸太をそのまま燃やす豪快な焚き火の手法のことです。一般的な方法ではチェンソーで十字の切れ目を入れることがい多いです。その切れ目から内部に空気が入り、酸素、熱、燃料(木材)の3つの燃焼の要素が効率的に働き、じっくりと力強く燃え続けることができます。今回は応用としてロケットストーブの原理を利用してドリルで穴をあけるスタイルで望みます。

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適した材料と状態

スウェーデントーチの材料は、よく乾燥した丸太なら何でもOKです。特に最も適しているのはスギのように着火性がよく柔らかいの材木が良いと言われています。ヒノキやマツでもいいですが建材の端切れや節目のある角材などは廃材として扱われやすく安価で入手しやすいことやエコロジーの観点でも注目されています。

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加工の方法

最も簡単なのはチェーンソーやのこぎりで十字に切れば一瞬ですが、今回は工程を楽しむということで「ドリルビット」による手回しで挑むことになりました。当日はこどもも多く参加していたので機材などの中では一番怪我や事故の心配のない方法かもしれません。24mmサイズでねじ込みます

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デザインを楽しむ

今回は数個作って持ち帰りということで、空気穴を貫通させたあとでスタンプを入れて遊んでみました。安価で手に入るかっこいい焚き火グッズは益々需要が高まっています。今後このようなウッドキャンドルを生産しても良いかもしれませんね。

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着火後の燃焼効率

写真のように空気が勢いよく吹き抜け、トーチの上部に勢いよく高火力の炎が立ち上ります。だいたいこのサイズで1~2時間は形状を維持したまま持続的に燃焼が続きました。直火が禁止なところでは、焚木用の器や台座の上でおこなうといいですね。

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安定感のある調理台として

前半の燃焼工程ではかなり重い調理器具を置くことができます。コンロ用の金具を組み合わせるとスキレットなども安定しておくことができ、アヒージョや焼きおにぎり、BBQなどが簡単にできちゃいます。

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時間の楽しみ方

焚火の手間がかからないことは、その手間でかかっていた時間を別の形で活用できるということです。炎を眺めながらビール、またはカクテル片手におつまみも。マシュマロやチーズなどさっと炙って気分でも美味しい時間が過ごせます。

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燃焼設計の応用

ロケットストーブのように高火力の火が立ち上る特性を活かして、サザエなどの海鮮も短時間で一気に熱を通すことができます。夏場は海鮮も日にあたって痛みやすいのでできるだけ早く熱を通して頂く必要があります。写真のようにくぼみを使って不安定な貝も簡単に良い感じに仕上げられます。

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余韻を楽しむ

有機物が燃焼し、形を失っていく工程、炎を眺めること自体がそもそもエモいです。通常の枝や薪でおこなう焚き火も当然楽しみではありますが、スウェーデントーチはもともとの形状が角材や丸太そのものを内部から燃やすことになります。

外郭の形状がゆっくりと崩れ、閉じ込められていた熱が湧き出しで酸素に触れ一気に燃え広がって崩れていく様は圧巻です。


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まとめ

スウェーデントーチの紹介でした。安全面においても手間においてもかなりコスパの良い焚火の方法だなと改めて実感しました。

日本では戦後の植林地帯が林業の後継者不足や遊休地の管理者不足で間伐材の行き場がなくなっています。それらの材料を使った国産製品が多く登場していますが需要と共有のバランスが悪く、海外の原生林が切り倒されて、国内の処理すべき木材が消費されないのはなんだか悲しいですね。

世の中はますますキャンプブームですが、これら焚火の手法一つとっても社会接続や環境保全を考えながら楽しめるキャンパーが増えてほしいですね。

次回もお楽しみに!@norinity1103でした。

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Noriaki Kawanishi
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