"あつ森"に登場したムシを見つけにいく Part1
人間とふれあうコトが難しいご時世なので、「いっそのこと昆虫でいいんじゃね?」と思い立ち、北陸出身の昆虫マニアのメッカである「石川県ふれあい昆虫館」にいってきました。
タイトルの通り「あつまれどうぶつの森」に登場する80種類のムシを順番に見つけるチャレンジです。今回はひとまず野生で見つけにくい生きているヤツ縛りです。
石川県ふれあい昆虫館とは
ふれあい昆虫館は世界の珍しい昆虫の標本や、生きている昆虫を展示している企画コーナーが魅力な博物館です。
名前の示す通り昆虫を実際に見て触って学べるコンセプトの施設で、特に日本海側最大規模の放蝶温室「チョウの園」が見せ所。学術研究や生態系・環境保全にも貢献する全国の虫好きにとって尊い機関です。
玄関先には見事に均整のとれた造形美のミヤマクワガタがお出迎えしてくれます。
No.6_オオゴマダラ
オオゴマダラ(Idea leuconoe)、蛹が黄金色に輝くことで有名な大型のマダラチョウ。狭い場所でも生活環が成立するため飼育しやすいチョウで、各地の動物園などでもよく飼育されてます。
No.4_カラスアゲハ
カラスアゲハ(Papilio dehaanii)羽表が緑青色に輝いて見える美しいアゲハチョウ。輝きの強さは見る角度によって微妙に違います。春型と夏型があり、夏型はより大型になります。
No.39_ゲンゴロウ
ゲンゴロウ(Cybister chinensis)日本原産で水生甲虫のなかでは最大の種です。「日本の水田の昆虫」の代表格ですが、環境破壊・侵略的外来種の侵入などにより現代ではレッドデータに登録されています。
No.40_タガメ
タガメ(Kirkaldyia deyrolli)カメムシおよび水生昆虫としては日本最大級の種。ゲンゴロウに同じく絶滅が心配される種で、ペットショップなどで見られるタガメは台湾など外国産のもので食用にも利用される。
No.44_ハンミョウ
ハンミョウ(Cicindela japonica)ヒトが近づくと先んじて飛び、時々振り返るような仕草をすることから別名ミチオシエと呼びます。大きな複眼と鋭い大顎を持ち、敏捷な動作で小型昆虫などを捕えて食べる獰猛な種。
No.58_ニジイロクワガタ
ニジイロクワガタ(Phalacrognathus muelleri)オセアニア生息する世界一美しいクワガタ。構造色で見る角度で七色に変わる体表が特徴。
No.61_ギラファノコギリクワガタ
ギラファノコギリクワガタ(Prosopocoilus giraffa)世界で最長のクワガタムシで、牙がキリンのように長いことから学名に含まれる。
No.62_カブトムシ
カブトムシ(Trypoxylus dichotomus)カブトムシは種の総称ですが日本では「昆虫の王様」と親しまれ一般的には日本原産の鎧甲冑の甲に似たこの種を指し、今も昔も大人こどもに大人気です。
No.65_ヘラクレスオオカブト
ヘラクレスオオカブト(Dynastes hercules)世界最大のカブトムシとして知られ、最大個体は全長180mm達します。地域によって個体差にも特徴が現れ大きさや色も微妙に違ってきます。
No.67_コノハムシ
コノハムシ(Phyllium pulchrifolium)ナナフシ目の昆虫で世界を代表する環境擬態生物です。翅脈も葉脈にそっくりで腹部や足も平たく、木の葉に巧妙に擬態します。
まとめ
現在進捗は10匹 / 80匹です。今日(2020/07/18)時点では、オペレーションレベルでマスク必須で社会距離を保った営業が厳重に敷かれており、残念ながら一部の企画はクローズ中でした。
ショーケースに近づくのはこのタイミングでいろいろと問題がありそうだったので今回は生きているヤツ縛りでした。近々図鑑を埋めるべく再訪問いたします。
久々の昆虫回でした、@norinity1103 レポート次回もお楽しみに。