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読書感想文 「これからの供養のかたち」 著者:井出悦郎

「祈り」とは、「い」と「のり」から構成されている。
「い」は何か。息吹、命の「い」である。
「のり」は、祝詞(神様に申し上げる言葉)、真実の言葉。

第一章 供養は何のためにある?より

手を合わせる意味

祈りとは、自身の生き方を嘘偽りなく先祖や亡き方に伝えることだそうです。

実家に帰ってお墓参りや仏壇に,なんとなく手を合わせていたが、自分の生き方をご先祖さまに伝えるとなると、手を合わせることに重みを感じる。

というか、そんな手の合わせ方を今までしたことがなかった。亡くなった人は、極楽浄土という仏の世界に生まれると聞いたことがある。
その世界からご先祖さまは、残された私たちを見守ってくれているのだそう。

手を合わせ、ご先祖様に伝えた自分の生き方を実行できているのかをご先祖さまは見守られている・・・なんだか、心の中までも見透かされている様でこれは、自分への甘えの抑止力になりそうだ。

多分、これが日本人が今まで手を合わせてきた根本なのだと思う。

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