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台湾、阿里山を歩き回る②【阿里山への行き方】

台湾に行く時、ほとんどが台北にまず乗り込む形なのだが、高雄からも入れるし、航空券の値段と台湾新幹線の値段と日数とで相談という感じで決めている。
関空からピーチやエアアジアで安い値段の時を見計らって、台湾往復の航空券を押さえたらあとは飛ぶだけ。
貯めているマイルはヨーロッパへ飛ぶ時にまとめて使うことが多く、LCCで安くで行ける場所にはあまり使わないようにしているため、台湾に行きたいと思ったら、関空から飛んでいる各LCCのホームページをチェックして回り、片道1万円以内ならもうその場でサクッと買い、土日でも1万円台前半なら迷いつつスルッと買うようにしている。
そんな感じで、台北行きの航空券を手に入れて、ヒョイっと台北に入ってから阿里山へと行くにはどうするか。
台湾を九州と考え、博多(台北)の位置から桜島(阿里山)の位置に移動するには、それなりに調べないといけなかった。


調べた結果、以下のような行き方で台北から阿里山に向かうことにした。(私の場合)

①台北駅〜嘉義駅 台湾新幹線(高鉄)で

台北駅付近にいつも泊まるようにしているので、どこへ行くのも台北駅から動く。台湾には高鉄と台鉄とあって、高鉄(high speed railway)が新幹線、台鉄はちょっとスピードと値段が落ちる電車。いつもどっちがどっちか間違えそうになるのでそんな時は英語表記を見てハイスピードの方が新幹線だと確認する。
大阪から名古屋に行くのにJRの新幹線でビューンと行くか、近鉄特急でちょっとゆっくりめで安く行くかの違いみたいなもの。台鉄と高鉄とでは駅が離れていることが多いのでちょっと注意が必要だけど新幹線がそんなに高くないので新幹線に乗ることが多い。
私は台湾新幹線はkkdayで予約して格安で乗るようにしている。予約しちゃうとスケジュールが縛られるから嫌なのだけどかなり安くなるから仕方なく。浮いたお金で小籠包を食べれると思えば我慢我慢。

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そうそう、阿里山に行く前夜はもちろん台北の夜市でしこたま飲んだり食べたりします。

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二日酔いの翌朝、私は高鉄台北駅7:11発に乗り、嘉義駅に8:54に到着する列車に乗った私。新幹線に1時間40分乗って3100円だったから、「台湾新幹線安くて大好き!」といつも愛を注いでから乗り込んでいる。
ちなみに、台湾新幹線などの長距離の電車に乗る時には、駅弁がおすすめ。
もう一度書いておこう、台湾は駅弁がおすすめ。
台湾の駅弁は一つのコンテンツとして、なかなかレベルが高い。電車に乗らない時もわざわざ買ってホテルで食べたりするくらい肉食の私のハートを撃ち抜く旨さで、中でも八角形の台鉄弁当(現地では「台鐵便當」と書いてある)が1番好きだが、高鉄の弁当も負けてない。しかし、乗る新幹線が朝早過ぎて高鉄弁当売り場がまだ開いていなかったので行きは断念した。嘉義駅に着いたら駅にセブンイレブンがあり、そこで美味しそうな弁当を見つけたので購入し、楽しみを一つ増やした。
この弁当を絶景の中で食べたいぞ。
それは、私が旅に出るといつも思いつきがちな発想で、絶景を見ながら飯を食うことに異様なこだわりを持つ私は、バスに乗りながら、おとなしく阿里山までバスに揺られていればいいものの、どこかに隠れた絶景はないか、虎視眈々とランチのベスポジを狙い続けることとなった。

②嘉義駅〜阿里山 バスで(ふいに「隙頂」で途中下車)

嘉義駅に降りたら阿里山行きのバスがあると調べてあったけど、乗り換えは方向音痴の私にとっては、いつも難易度が高い。確認に確認を重ねて阿里山行きのバス乗り場を発見。
9:30発に嘉義駅を出発し、阿里山に12:00に着くバスに乗り込んだ。

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(安全帯は玉置浩二じゃなくてシートベルトのことです)

山を上がっていくような車窓を見ていると、そろそろ、どこかでふらっと降りたくなってきた。
阿里山の行き方を下調べをして、予約した新幹線に乗り予定通りバスに乗れて、全てが順調で予定通りなのが物足りなくなってきたのだと思う。予定調和な旅をここらで脱線したくなった。ちょうどお腹が空いてきて、買ってあるお弁当を食べるいい場所がないかを車窓を見ながら探していたところに、田舎の山道がとても雰囲気が良かったのと、リュックを背負った人が山の方を歩いているのを見かけて、バスを一旦降りることにした。
降りたバス停の名前は「隙頂」。
隙間の頂き?
なんて読むのか知らないけど、なんか絶景の匂いがすると思った私の勘を頼りに、この隙間の頂で弁当をいただきますをすることに決めた。阿里山に行くにはまたこのバス停に戻ってこないといけないからバスの時間を念入りにチェック。
そして、このあたりのどこかで、絶景を見ながら弁当を食べるのだ、という意気込みを抱いて、山の方へ歩き出してみることにした。


阿里山はまだまだ遠い。
別の場所を歩き回ろうとしているけど、もうしばらく続く…


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