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ブルーモスクで知ったイスラム世界の美しさ

我が家を、青をベースにした素敵な空間にしたいと思い、以前旅したモロッコのシャウエンのようなイメージでDIYを進めているのだが、あまりシャウエンに近づいているような気がしない。


先週、横浜の赤レンガ倉庫でトルコ雑貨に囲まれた時に感じた久し振りのトキメキ。
その後、過去の旅写真を探っていて、ときめくものの写真をまた掘り出せた。
過去にマレーシアを訪れた時に立ち寄ったブルーモスク。
そう。私はイスラムにときめくのである。
シャウエンやイスタンブールとまた違う素敵な青の世界を見つけたので、目指す世界観が少し見えてきた。
見えてきたのか、余計にブレたのかは謎だが。
ここに立った時に、イスラム建築のかわいさと呼ぶのは失礼か。「美しい」に訂正しよう。
とにかく、美しいと思ってときめいた。
それ以来、東京ディズニーシーのアラジンのゾーンに入った時も勘違いしてときめくのだが、イスラムの美しさに目覚めた時の写真をここで振り返る。


まず、これ。

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だんだん緑の中から見えてくるブルーモスクのドームとミナレット。アトラクション感が強い。そこだけ突然非現実な感じがディズニーシーと重なる。

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マレーシアのクアラルンプールにある「スルタン・サラフディン・アブドゥル・アジズ・シャー・モスク」
通称ブルーモスク。青色と模様が綺麗。


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うん。この青が好きだ。
世界最大級のドームはもちろん、ミナレット(塔)の波型のボーダーがかわいい。

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入り口でブルーのアバヤ(イスラム女性が身につけるほっかむり)を借りて、かぶったら中に入ることができた。
解説の人も一緒にまわり、説明をしてくれるのがありがたかった。

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扉のこの幾何学模様がまずかわいい。
イスラム独特の八芒星がワンポイントのようになっていてかわいい。訂正、美しい。

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光を取り入れることを計算されたデザインが素敵。

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こういう青の壁を我が家のどこかに取り入れたくなってきた。

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ポイントで台所などに取り入れようかな。
マレーシアのイスラム建築は、少し色合いがアジアのテイストが入っている気がする。和食器のような雰囲気に見えなくはない。
マレーシアは、マレー人がほぼ100%イスラム教で国教でもあるが、中国系は仏教、インド系はヒンズー教なので、マレーシア全体で言うとイスラム教は6割くらいではある。
余談だが、私がアザーン(1日5回あるイスラム教の礼拝の呼びかけ)を初めて聞いたのも、ブルーモスクから何年か前のマレーシアだった。
スピーカーから突然大音量で流れてきて、何事かと驚いた記憶。正直怖かった。イスラム過激派の同時多発テロの後だったから、アラビア語が怖かったのである。イスラム教は危険なものだというイメージが誤解と知りながらも、拭えないものがあった。


壁の柄をよく見ると植物をモチーフにしている。
イスラム建築や町の中にはイスラム模様がよく見られる。
アラベスク柄といった幾何学模様がよく使われていて、それが私の好みで大好きなのだが、植物柄もよく使われる。

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イスラム教は、偶像崇拝がタブーで人物や動物を描くことがないため、イスラム模様の独特のデザインがたくさんできたらしい。神様がやたらと描かれているにぎやかでカラフルなインドのヒンズー教とまた違う魅力がある。

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青のステンドグラスと幾何学模様の絨毯が美しい。
照明なしの自然の光でこの世界が作られている。この計算され尽くしたバランスがたまらない。
この静かなモスクの中で、解説の人が「イスラム教についての誤解を解きたい」と言って、イスラム教についての説明を始めてくれた。
メッカの方向を教えてくれ、人を大切にするという教えがあることも教えてくれた。
英語だったこともあり、全てを理解できたわけではないが、このような美しい場所でその話を聞けて、イスラム教は私にとって危険なものではなく美しい世界を持っているということが、ここで改めて刻まれたように思う。


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ドームの天井部分。壮大でいつまでも見上げていたかった。
ここがイスラム教の信者の信仰の場所。静かで神聖な場所である。
ターコイズブルーに黄色で描かれたイラストが南国のクアラルンプールなだけにパイナップルかなと思ったが、これはコーランが描かれた文字の模様。
幾何学模様と植物模様と文字模様の3つが、イスラム模様の代表的なもの。
私は聖典コーランは読めないしイスラム教ではないので、なかなか我が家の中にコーラン柄を取り入れるのは敷居が高いが、幾何学模様か植物模様を取り入れたいと今は思っている。

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白い大理石の回廊。イスラムの、玉ねぎみたいなカーブでアーチを描く形が好きだし、それが重なっている見え方も美しい。

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ドームをよく見るとここにもコーラン模様があった。
神秘的である。

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ミナレット。
ここはかつて世界一の高さを誇るミナレットだったらしい。ここでそう聞いた時、世界一のミナレットはどこなのかを聞きそびれた。後で調べようと思って忘却の彼方へ消えていたのだが、その後旅したモロッコのカサブランカで、ハッサン2世モスクに行った時に、ここが世界一高いミナレットだとその場でモロッコ人から聞いた。モロッコ人は皆おせっかいで優しかった。
世界の謎が解けて、自分の旅が繋がった気がして嬉しかった。

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ブルーモスクを後にする時に振り返ってみたが、来た時よりもときめいていた。
かわいい、いや、美しい場所だった。








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のりまき
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