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大阪梅田、スカイビル②【GRと散歩 中秋の名月編】

RICOHのカメラGRを持って、お散歩シリーズの続き。
昼間のスカイビルが、本当にスカイに溶け込んでスカイ柄になることに気づいた昼下がり。


用事を済ませて、無印良品に寄ったり茅乃舎に寄ったりしていたら日が暮れた。
無印良品でかぼちゃバウムを買った。秋にしか出ない私の最も愛している無印のバウムである。食べきりサイズという、私の食べきりサイズとはほど遠い少食人間向けになり、不揃いサイズという謎の名前に変わったが、この日も2本を一気に食べるくらい、秋の楽しみにしている。

これはiPhoneで撮影。


そろそろ、帰ろうと思い、今日はスカイビルに近い十三大橋から帰ることにした。

不気味な螺旋階段

日が沈んだあとのスカイビルはいつもの見慣れた姿だが、中津の町から見ると、下町の中にニョキッと立つアンバランスさが良い。
絶賛開発中のウメキタエリアのクレーンを何台も従えている感じとか、
マンションや民家の隙間からひょいと顔を出してる感じとか、
高架を阪急電車が通り過ぎる感じとか、
完全なる都会じゃない中津が良い。

チキンラーメンバス
バスが通り過ぎたバージョン

梅田に背を向け中津を通り過ぎて進み、時々振り返っては夜景を撮影した。

振り返って右のスカイビルばかりに夢中になっていたが、左が何やら強烈にまぶしい。
何だろうと目を向けると、ものすごい月がビルの隙間から現れてそこに浮いていた。

今宵は中秋の名月だった。

GRをちょっとは上手く使いこなせるようになってきたとはいえ、残念ながらGRは望遠レンズではないため、月の表面まで撮影することはどう転んでもできなかった。
同じコンデジでも、RX100ではここまで写せたのだが、残念だ。

iPhone11proだとこんな感じ。

やっぱり、世界多分一周旅にGRとiPhoneだけでは心許ない気もしてきた。
望遠レンズのカメラを持って行った方がいいのは分かっている。
しかしどうしても身軽に旅したい。
そうすると、捨てなければいけないものがどうしても出てきてしまう。
この点はもう少し迷っておこう。

しかし、GRでも、月を圧倒的な光としては捉えられた気はする。

47mmにクロップした。
夜の十三大橋も格好いい。
右にスカイビルと左に満月

橋を少し歩いては月を撮影して…を繰り返していたら、橋を渡りきった頃には月が結構上まで昇ってしまっていた。

夢中になると時間を忘れるけど、時間を忘れるほど夢中になれるのはいい時間だと思った。

ファンダンゴのあった場所の入り口。

十三に入り、20代の頃の思い出が詰まったライブハウス、十三ファンダンゴに久しぶりに立ち寄ってみようかと思ったら、もうなくなっていた。
あそこで、ハイスタのライブ終わりにケンにサインを書いてもらったCDは、実家のどこにあるのだろう。弟にとられたかも知れない。
spotifyや配信で音楽を聴いているとそういう思い出がなくなる。
今度弟に聞いてみよう。



岡本太郎展のポスターを見かけて写真に撮ったすぐ後、友達のしめちゃんから「岡本太郎展良かったで」とメッセージが来た。
病院がなければ私も今日行く予定だった。
良性という良い結果を聞けたし、スッキリした気持ちで爆発できる。
しめちゃんいわく、「作品のどれも撮影できるし、カメラ持って行ったら?」とのこと。
いい提案ですね。
次はGRを持って、大阪中之島美術館の岡本太郎展に行き、中之島を散歩しよう。
家に着く頃に、次の予定が決まった。
中秋の名月は、えらく高いところまで昇り、小さくなっていた。



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