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台湾、阿里山を歩き回る①【台北に満足したその先に】

最近、台湾カフェに行ったこともあり、これまでの台湾の旅について思い出すことが多いので、これを機に振り返ることにした。


毎年、正月休みに台湾に行っているのだが、2021年は行けそうにない。正月休みと言っても、年末年始は仕事をして、後ろにずらして取る休みなので、正月と言えるのかどうか謎だけど、だいぶ遅れて休みを取って台湾に行き、台湾のお寺でお参りし、台湾ビールを飲んで小籠包を食べて、台湾からだいぶ遅れて年賀状を8枚出すというのがここ最近の私の年明けである。
ちなみに私の、日本語を使う交友関係は、年に1回程しか会わない友達数名も含めて、かなり広く見積もって8人のみでできている。しめちゃんには、「のりまきちゃんは友達多いなー!」と言われているが、我々2人が友達が少ないというのは紛うことなき真実である。しかし、しめちゃんほど頻繁に会う人はいないとはいえ、これ以上交友関係が増えると私の生活のペースは保てないので友達8人は私の限界であり、これ以上増やせないし増やす気もない。

話を台湾に戻すが、日本で寒い時期になると暖かさを求めて台湾に行くのが好きでついつい行くのが冬になってしまい、正月休みがちょうどタイミングが良かった。日本で凍えるほど寒くなり出したら、少し暖かい台湾に逃げる。沖縄と台湾は近いが、沖縄よりも台湾の方が物価が安いし、沖縄よりも台湾の方が食べ物が合う。(私はゴーヤと泡盛が苦手なため、沖縄に行けばステーキくらいしか口に合わないのです。あ、スパムおにぎりとブルーシールのアイスも好きだわ。)
交友関係8人のうちの1人が同じ地元から台北へ引っ越したため、しょっちゅう気軽に台湾に行くようになり、台北は、もう大阪から東京に遊びに行くよりも慣れてしまった感がある。台北の地下鉄もレンタサイクルも乗りこなして、Suicaのような台湾のICカード(ヨウヨウカーこと悠遊カード)も使いこなしていて、行きつけのお店もいくつもあり、同じ場所に行って買い物して同じ宿や友達の家に泊まるということを繰り返していた。そのうち、台湾旅の新鮮味は薄くなり、もう何なら、大阪から久しぶりに三ノ宮に行くくらいのレベルまで身近になってしまった。
台湾という国が、そのくらい時々行きたくなって、何度も行きたい場所であることは間違いないのだが、どこかマンネリ化を感じ、たまには違う場所へ、台北以外の新しい場所を探そうと思い、ある時、目指したのが阿里山だった。

阿里山は、私はアーリーシャンと言っているのだが、普通はどう読むのだろう?ありさん?アリシャン?まあいいけど、とにかくそこは台湾における国家風景区という景勝地。
台湾観光のプロモーションビデオや旅行のパンフレット、ガイドブックのハイライトなどには、たいてい台北101と小籠包、賑やかな台湾の夜市、台湾シャンプー、足ツボマッサージ、そして幻想的な九份、夜空に上がるランタンがもれなくセットで紹介されている。その中で時々、一瞬だけ紹介してもらえることがある美しい山と雲海。その昔、私が初めての台湾行きを決めて、色々調べていた時にそれを目にして、「あの山は何なのだ?」と一瞬にして心を奪われたのが阿里山だった。
へぇーと思っても、ほとんどの人がまず台北に足を運ぶため、そこから少し離れている阿里山へはなかなか足が向かない。もれなく私もそうで、台北に絞って行きたい場所がたくさんあって、阿里山へはなかなか行けずにいたが、それでもいつかは行きたいなぁと思い続けていた私。台北に飽きた私は、いや、飽きたは失礼だな、台北に満足した私は、に訂正、2019年にいよいよ心を決めて阿里山に行くことにした。
「森林」「雲海」「朝日」「森林鉄道」「絶景」
阿里山を形容するこの5つのワード全てが、最近の私をホイホイと旅へ導くパワーワードだったので、もう行きたさ5倍となった。


突然ですがGoogleMAPによると、阿里山はここ。

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ちなみに台湾の大きさは九州くらいなので、台北から阿里山は、博多から桜島に行くくらいの感じだろうか。九州に行こう、福岡に行こうかなって思ったら、まず中洲の屋台や博多ラーメンを食べて、博多華丸・大吉のおすすめするスポットを調べたり、ちょっと遠出して門司港くらいを組み込むだろうが、福岡旅行に桜島観光も入れ込む人はなかなかいないだろう。阿里山はそんな感じかも知れない。桜島観光はやはりそれを目玉にしてそのために行くべきだ。
私は、桜島こと阿里山をメインに旅することに決めた。


台北から阿里山へと移動する道中、駅弁を食べる場所を探して車窓を見ながら乗っていたバスを、ふらっと気まぐれに名前もよく分からない場所で途中下車したら、絶景に通じる道に出くわしたこと、森林鉄道に乗ってやって来た標高2450mを超える阿里山の祝山駅、神秘的な霧の立ち込める森林を歩き回ったこと、雲海、朝日、そしてめちゃうまな阿里山高山茶に出会った旅のことを今日書こうと思ったのだけど、いつものように前置きが長くなってしまい、今回阿里山に辿り着く気配すらないことに自分でもびっくりしつつ、本日のnoteはいったんここで終えます。

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阿里山の写真の続きは次回へ持ち越します。
まだ全然歩き回ってないけど、久しぶりに旅行記書くのは楽しい!続く…




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