見出し画像

最高のBreakfastの場所を求めて

今現在、歩き旅の真っ最中。


フランスの歩き旅はいったん終えて、今はポルトガルのポルトから海岸沿いを歩いて、270kmくらい先にあるスペインのサンティアゴ・デ・コンポステーラを目指して歩いている。
カミーノ・デ・サンティアゴといういくつかある巡礼路のうちの、ポルトガルの道というものを歩く旅をしているのだが、正式ルートとは違う海岸沿いを歩いているので、もはや巡礼というよりは長い散歩である。


今回の旅では、フランスの歩き旅も入れると合計で300km弱ほど歩いていて、今はスペインに入ったところ。大阪から浜松過ぎたあたりだろうか。毎日20〜30km歩いているから、まあ、そんなことを続けていれば距離は伸びる。
歩き旅は、非常に長時間歩くので疲れる。暑いのが苦手な私は涼しい午前中に勝負をかけたいのもあって、早起きして歩き出す。
なので、まだ店も開いてない時間帯にお腹が空いてくる。
普段の日本の生活では、血圧が低いこともあり朝ごはんは食べないタイプだが、歩き旅は体力勝負なので、朝ごはんをしょっちゅう食べる。
店も開いてない、まだほとんど人が歩いていない道の途中で、ピクニックのごとく朝ごはんを食べたり、寒くて立ち止まれないから歩きながら何かを食べたり、さっき食べたのにまたお腹が空いて2回目、3回目の朝ごはんを食べたり、美味しそうなパン屋さんを見かけたら立ち寄って買い食いしたり。
景色が良くて、ベンチがあって、贅沢を言えばゴミ箱とトイレもある場所が理想の場所なのだが、景色とベンチ(もしくは腰をかけられる大きめの石)があればOKにして、毎朝、最高の朝ごはんの場所を探して歩いている。
巡礼路なので、大体教会の近くが狙いどころではある。
だが、正直、毎日失敗している。
もう少し我慢すれば、さっき食べた場所よりもいい場所が見つかるパターンの連続である。こんないいテーブルとイスがあったのか、とか、または逆に、全然いい場所がなくてさっきの場所で食べておけば良かったとか。
初めて歩く場所なので、そこはもう勘と運である。
そんな道端での私の朝ごはんの写真集を、お届けしたい。


フランス編

早朝のバス停のベンチにて。
フランスでは、パン・オ・ショコラはあれば買っちゃう。
これはドナティーボという寄付制の休憩所。
こういうところでお菓子をいただく。
雨の日なんかは屋根もあると助かる。
珍しく宿で朝食。
フランボワーズのジャムが1番好き。
バゲットは余ったのを全部あげると言われたので、バックパックの横に突き刺して歩く。
クロックムッシュといちごタルト。
結局バナナが1番腹持ちが良かったりする。
もらったバゲットと、スーパーで買ったカマンベールチーズ。
タイに住んでた友達から餞別でもらった、チェンマイのミニまな板がなかなかいい仕事をする。
韓国人のカンさんが茹でたじゃがいもを大量にくれたので、しばらくそれを食べ続けた。
ゆでしゃが。意外と背負うと重いから早く食べ切りたかった。
リンゴを貰ったと思ったら桃で嬉しかった。
こういう小さい村の広場もベストスポット
いもに飽きたので人にあげたら、その人からリンゴジャムをもらった。
これもゼリーかと思ったらジャムでびっくりした。
前日の夜に仲間と食べたピザの残り。
時々靴下脱いで足を乾かすのもロングトレイルのポイント。
冷めたピザも美味い。
早朝、開店前のバーベキューレストランのテラスにひっそりお邪魔して。
この前日の晩ごはんには米が出たので、残り物全てをおにぎりにして、半分くらいは仲間にあげた。
珍しく宿で朝食。
バターとジャムの塗り方がいいかげんすぎる。
これはフランス最終日の宿の朝ごはん。
チョコシリアルとヨーグルトもとってみた。


スペイン編

夜行バスで早朝にマドリードに着いて、そのまま大好きな生ハム博物館へ行って、ボカディージョ。
これはマドリード空港のラウンジごはん。
好きなものをちょっとずつとるといつも変なバランスになる。
歩き旅の合間の普通の観光者。


ポルトガル編

果物屋で量り売りで100円いかないくらいで、いちごを買った。
日本も量り売りしたらいいのに。
いちごをちょっとだけ食べたい時ってあるやん。
ポルトガル名物カチョリーニョ。
ウィンナーとハムとチーズと野菜がはさまってる。これは半分は店で食べて、半分は持ち帰った。
ケケという名のポルトガルスイーツ。
持ち帰ったカチョリーニョを歩きながら。
サランラップ、日本から持って来てよかった。
見切り品の5個入りのパン。
カミーノはこのマークを辿って歩いていく。
ポルトガルスイーツの代表ナタ(エッグタルト)
1日何個食べるんやというくらい、見かけたら買って食べる。
早朝のポルトガルの海辺にて。
さくらんぼを量り売りで買った。
それよりも、この日は衝撃の出会いがあった。
右端のチーズとの出会い。
とろーりしてて、何でもチーズフォンデュになる魔法のクリーム。
最高。
このチーズクリームを食べるためだけの、
シンプルなパンを買うようにした。
右足親指の爪はとれかけている。
スーパーで買い出しした物。
好きなものだけ買ったら、何のこっちゃ分からんラインナップになり、晩ごはんになるものがバンザイヌードルしかなかった。
7upは宿で無料で飲んでいいやつ。
見切り品のパン、美味しくなくて全然減らない。
卵をもらったので前の晩に茹でた。
塩でいく。
こちらはドナティーボ(寄付制)の休憩所でゲットしたもの。
ナタがあるのがポルトガルの巡礼のいいところ。
スイカうめー。
久々の缶ジュースうめー。
2個目のゆで卵はマヨネーズでいく。
チーズはもったいないからいかない。
しょうもない見切り品のパンをチーズでいく。
チーズがなくなってしまい、悲しみに咽び泣きそう。
そして食糧難がきた。
2階の窓からおばちゃんが投げてくれたオレンジ。
パンとチーズがなくなって一気にわびしくなった。巨大リンゴケーキに飽きてきた頃。
スーパー発見!
チーズ発見!
生き返ったー!
ポルトガル最後の朝なので、ポルトガルスイーツとお別れ会。
ココナッツのケーキとナタ。


再びスペイン編

スペインへと国境を超えてすぐの雑貨屋で、
チーズを入れるためだけのタッパーを買った。
しかし、それ以後、祝日のために店はオールクローズのピンチ。
食糧難でよほど飢えた顔をしていたせいか、白い車が止まって、おばちゃんがオレンジをくれた。
これだけしかない…。
前の晩の宿に、無料のマフィンコーナーがあったので3個もらって命拾いした。
板チョコと一緒に食べて、口の中でチョコレートマフィンにする。
この日はカルフール発見!
生ハムとバゲットで210円くらい。
綺麗なビーチに出たので、カモメと潮風に飛ばされるのを気にしながら。
手作りボカディージョ、最強。
夜明け前に震えながらマフィン。
朝焼けバナナ

明日もまた、最高の朝ごはんの場所を求めて歩く旅は続く。


いいなと思ったら応援しよう!

のりまき
いいなと思ったら、よろしければサポートをお願いします。いただいたサポートは、世界2周目の旅の費用に使わせていただきます!いつか1周目で残した宿題をしにいきます。