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ベランダにインディアンターコイズの物置がピッタリはまった。

我が家の多国籍ベランダの端っこに、幅50cm、奥行き32cmの凹んだ部分があって、以前はそこにいらないものを山積みにしていたのだが、物置っぽいものを置こうと思い探していた。


奥行き32cm×幅50cmのスペースに入るものがなかなかなくて、IKEAのJOSEFというキャビネットが奥行き35cm×幅45cmでちょうど良くて、屋外用にも使えて雨からも守られそうだったので、これを買うことにした。
IKEAのお店で見た白のJOSEFはシンプルで良かったのだが、重さが11.5kgもあったから買って帰るのはやめて、オンラインで買って送ってもらうことにしようと思い、そのまま買わずに帰ったら、オンラインでは売り切れていてショックだった。
11.5kg、電車に乗って持って帰れば良かった、と後悔し、IKEAのアプリを毎日チェックして再入荷を待つことにした。
しかし、大阪のIKEAでは待てど暮らせど在庫は0のまま、神戸のIKEAから運んでくれよと思ったが、お盆あたり、しめちゃんと神戸のIKEAに車で買いに行こうかと思うことにした。
しかし、灼熱のお盆に2人で11.5kgのJOSEFを担いで車に乗せてマンションの部屋まで上げるのは大変な気がしたし、しめちゃんが文句を言いそうな気がする。昔100kg近いIKEAのクローゼットを一緒に運んだ時よりも10歳、年齢を重ねてしまったから、持てないと言われそうだ。
考えた末、白のJOSEFは在庫が0だが、黒のJOSEFは売れ残りまくっていることを今更突然知り(白しか見えてなかった)、観念して黒を買うことにした。

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↑イメージ写真をIKEAから拝借


色々小物と組み合わせて1万円を越したので配送料は500円で済んだ。でかした私。
しかし、黒のキャビネットを外に置いたら、熱くて熱くて真夏に上で肉が焼けるんじゃないかと心配だったが、色を塗り替えればいいやと思いつく。
私にはミッチャクロンとミルクペイントがある。
そうだ、今や、何かを買う時、色が気に入らないから買わない、という選択肢をしなくてもいいのだ。塗り替えて気に入る色にしてしまえばいいのである。我ながら天才やなと思い、黒のキャビネットをインディアンターコイズブルーに塗り替えることにした。
トリトンブルーと悩んで買うのをやめていたインディアンターコイズ色のミルクペイントを買ってみたのだが、トリトンブルーよりも少し明るかったからベランダにちょうど良さそうな気がしてきた。


そして、家具の色を塗り替える時にバラした方が良い、とよく色んなDIYの先輩たちがブログでそう書いていたから、組み立てる前に塗ればちょうどいいな、とも思った。
IKEAの家具は全てのパーツがバラバラで届いて0から組み立て始めないといけないから、色を塗ってから組み立てることにした。ベランダの壁にくっつけて置くので、前面と側面だけ塗り、裏や内側は塗らずに黒のままでいこうと思う。


しかし。
JOSEFが届いてみてびっくり。
あ、まず11.5kgは、ソロキャンプやバックパッカー旅でいつも担いでいる重さだったから持つのは余裕だった。電車で持って帰れたなぁと気づく。まあいいけど。
本当に驚いたのは、予想はしていたのだが、パーツがどれがどれだか分からない問題。えらい簡単に作れそうなイラストではあるけれど、まったくもって簡単ではない。

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そうだった。
私は空間把握能力が壊滅的なのである。

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本気でずっと赤丸の状態。
自分が思いついたアイデアで板と脚を買ってきて引っ付けるなどは、自分で思い描いたものなので何とかやってこれたが、IKEAの悪名高い絵しか載ってないシンプルなマニュアルで指示されても、どの板がどの向きでどうなってああなるのかさっぱり分からないので、どの板のどの面に色を塗ればいいのかは分かりそうになかった。
そのため、予定は変更し、ある程度組み立ててから塗る方法に作戦変更した。案の定、上下逆に組み立ててやり直したりをしつつ、ある程度組めたので、塗り始めることにした。

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日当たり良好な作業場(室内)

下地にミッチャクロンをローラーで塗り塗り。
金属だからだろうか。タンスの時よりもつるんと塗れない。ザラザラしてしまう。刷毛の方が良いのかもしれないと思い途中から刷毛を使ってみたが、安物の刷毛の毛が抜けてあちこちにくっつくというトラブルが起き、ローラーに戻した。
ミッチャクロンが乾いてから、ミルクペイントのインディアンターコイズを塗っていく。やっぱり表面がザラザラしている気がする。刷毛の毛がまだ埋もれていて指で取り除いたりするせいで余計につるんと仕上がらない。トリトンブルー以降、塗装スキルに少し自信があったのに、インディアンターコイズで打ち砕かれた。私は自信を持つのも早いし失うのも早い。乾かして2度塗りしていくが、乾いてパリッとなり、ところどころ剥がれて黒が見えているところがあった。
なるほど。タンスと違って金属に塗るというのは結構難しいのだなと学ぶ。下地のミッチャクロンをしっかり塗りしっかり乾かすことが成功の鍵を握っていたのに、そこを怠ったかも知れない。
が、もう遅い。
ここまで来たから、知らないフリしてインディアンターコイズを重ねていくことにした。
そして、乾かしてトップコートを塗ったが、トップコートがなくなりかけていたので水で薄めて使い、そのせいで液垂れがあちこちで起きて、仕上がりは美しくない箇所があちこちに。何事も急いだり手を抜いたりすると、結果に現れるなぁと反省。
が、しかし。そこはミルクペイントのクオリティーの高さである程度カバーされ、完全に乾いて最後まで組み立てると、遠目に見て割とイケてるインディアンターコイズのキャビネットが出来上がった。

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扉の右上にザラ付きが目立つけど良し。

ベランダの凹み部分に置いてみた。
奥行きが3cmはみ出ると分かっていたはずなのに、すっかり忘れていて軽くショックを受けるが、余っていたメルステンのタイルを2枚無理やりかませて応急処置。うん。とりあえず良いと思う。

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無印のデッキブラシがちょうど横の隙間に入る、シンデレラフィット。
ベランダの、この謎の凹みに入るべくして入ったインディアンターコイズ。パズルのピースがピッタリはまった快感がある。
(3cm手前にキャビネットがはみ出していてガタついていること、かませたタイルの使い方が雑なことは無視。パズルのピースなら3cmはみ出てたら「ピッタリはまった」とは言わないことは分かっているが物のたとえや、と都合の悪いことは無視できる私)

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もう一個JOSEFを買って連結させて上に積み上げてもいいし、上にランプとか置いてもいいかも知れない。
結果的に黒でも白でもなくインディアンターコイズで大正解だったなと、自分のセンスに酔いしれる休日。

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ちなみに中は空っぽだし、何を入れたらいいか思い付いていない。そして、内側に雑にインディアンターコイズがはみ出ているのはご愛嬌。それはもはやオリジナルの良さ。
DIYをしていると、諦めと都合の悪いところは見ないフリをするという延長にポジティブシンキングがあることを痛感する。無駄にポジティブな人間にはなりたくないと日々思ってネガティブベースで生きているが、この程度のポジティブさは、思考を停止してお気楽に生きる上で時々必要かもなあと思ったりもする。ずっとは嫌だけど。そんな連休の始まり。

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見出しのように写真を切り取れば、蓋がちゃんと閉まってないことも、塗料が垂れてるところも見えないで済む。現実はこうだとしても。

↑IKEAのオンラインで買えば7999円です。


そうそう、現在11連休始めてます。
そろそろ荷造りをせねば。あの山が私を呼んでいる。



DIYは続く。




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