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春日語カレンダー(5月3日)

京都は碁盤の目のように東西南北に沿って道路がある。今日は暖かかったけど、縦の通りを歩くと風が強く涼しかった。今日は東風、西風ではなく、南風か北風が吹いているんだなと気づけた。

こんにちは
今日の春日語は「憲パウ記の念日」(けんぱうきのねんじつ)
意味は「憲法記念日」ですね。

今日は憲法記念日ですね。
いまから74年前の1947年5月3日に今の日本国憲法が施行されました。
交戦権や軍隊を認めないという憲法第9条がよく取り上げられますよね。
僕はそれよりも主権者が天皇から国民に移ったことのほうが衝撃的だったんじゃないかなと思いますね。

政治の形が変わってしまったからです。

軍隊を持たないということは国外に不安がありますが、それよりも国内の政治が変わってしまうことのほうが影響は大きいのではないでしょうか。

戦前の大日本帝国憲法では天皇主権でした。
内閣制度はありましたが、天皇の一声で内閣が総辞職することがありました。
張作霖爆殺事件の時の田中義一内閣は昭和天皇の信用を失い総辞職しました。

国民主権になったために普通選挙が実現されたように思います。
天皇主権なら選挙など必要ないからです。
しかし、議会制から選挙が行われ、大正デモクラシーにより選挙に参加できる人口は増えました。
しかし女性に選挙権が無いなどまだまだ普通選挙には程遠いものでした。

戦争後、普通選挙が行われるようになりましたが、それは国民主権に移ったからでしょう。
政治的な判断ができる国民、つまり成人で全ての国民に選挙権がなければ真の「国民主権」とは言えないからです。

国民主権を実現させる為には普通選挙が行われることが必要だったと思います。

現在は国民主権も普通選挙も当たり前ですよね。
当たり前なことって大切にされないと思います。
実際選挙の投票率は減少する一方です。

当たり前がそうではなかった時代のことを伝え、もっと大切にするべき権利であることを教えられる教師を目指します。

それではまた夢でお会いしましょう。アディオス!

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