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共通テスト「物理基礎」で9割を取るための効率的勉強法と対策ポイント

共通テスト「物理基礎」で9割を目指すためには、基礎をしっかり固め、効率的に学習を進めることが重要です。物理基礎は、物理の基本的な概念や法則を理解することで得点が安定しやすい科目です。しかし、知識を単に覚えるだけではなく、問題演習を通して応用力を身につけることがカギとなります。

この記事では、共通テスト「物理基礎」で9割を取るために押さえるべき勉強法、よく出題される重要ポイント、そして過去問や問題集を活用した効率的な対策方法を解説します。試験本番で自信を持って臨むために、物理基礎を徹底的にマスターしましょう!

隠れた名脇役「物理基礎」

文系で共通テスト理科教科を受験する生徒は、ほとんどが「化学基礎」と「生物基礎」の2科目選択、もしくは「地学基礎」を選択肢に入れている生徒も多いのではないでしょうか。これらの科目に対して、残る「物理基礎」は選択者が非常に少ない科目です。今回はこの「物理基礎」の科目の性質や勉強法、参考書情報をお伝えします。

文系の共通テスト理科科目の中で、もっとも受験者が少ない科目が「物理基礎」です。学校によっては文系の生徒は、履修さえもできない科目だったりもしますが、実はこの物理基礎は、得意な生徒や、一回マスターしてしまった生徒にとっては、非常に安定して点数がとりやすい科目なんです。

どうして点数が取りやすいかといえば、学習内容が薄く、範囲も非常に狭いからです。しかも、物理現象や公式を覚えてしまったら、あとは簡単な計算を行うだけで正解にたどり着いてしまいます。数学的な計算が苦ではない生徒で、逆に暗記系が苦手という方は是非選択してみてください。

理系の基礎2科目選択でも有利に

理系の大学で理科基礎2科目を選択できる大学や学部があれば、基礎2科目の選択も検討してみてはいかがでしょうか。通常理系学部の入試では、発展2科目の受験が必要になる場合が多いのですが、数は少ないにせよ、基礎2科目で受験が可能な大学や学部も存在します。

多いのが、看護系の公立大学です。受験科目の選択が非常に複雑になりますが、このタイプの大学や学部では理科基礎2科目か発展1科目で受験できるパターンが多いようです。理系で、自分が行きたい大学・学部で、基礎2科目の受験が可能ならば、物理基礎の選択で満点を狙えるのではないでしょうか。

物理基礎を勉強するにあたっての注意点

とはいっても、こういう生徒は物理基礎を選択することをお勧めしません。何となく点数はとれているが、物体の運動の様子などがいまいち想像できなくて、覚えた公式に何とか当てはめている。いまいち単元のポイントがつかめないなど、もやもやとしたものがある生徒は、センターで失敗する可能性もあります。

「この運動だったらこれね」みたいに、要点をしっかりとらえることができ、納得して正解を導くことができているのなら物理基礎はまさにあなたにとって非常に有利な科目になることは間違いありません。

共通テスト「物理基礎」で9割を取る勉強法!

理系の物理と異なる点は、第1問の小問集合で出題される知識問題ではないでしょうか。理系の物理は、その大半が計算問題になってるのに対し、物理基礎の出題では、文系の生徒が解きやすいように、知識問題が出題されるところが大きな特徴ではないでしょうか。

ニュースや新聞もチェックしよう

時事的な話題も、第1問の小問集合で問われることがあります。普段からニュースや新聞を適度に見る習慣がついていれば簡単に解ける問題ばかりです。教科書によって記載がない内容の出題も見られますが、一般教養レベルの内容ですので、落ち着いて日常生活を振り返ってみれば容易に正解にたどり着けるはずです。

典型問題を修得するだけ

過去3年間の出題内容を見てきましたが、出題内容はいたって簡単。典型問題の習得ができていれば9割得点も可能な問題のつくりになっています。少しひねった出題も見られますが、それを考慮しても典型問題をしっかり修得できていれば9割得点が可能です。

力学の範囲や典型問題数が多いので、力学の習得に時間を要すると思いますが、波動や電気に関しては出題範囲が非常に狭く、わずかな時間で対策が可能です。

作図をおろそかにしない

物理基礎の点数が伸びない生徒の典型として、作図をおろそかにしているという共通点があります。物理の問題を解くにあたって作図は問題を整理する非常に大切な作業です。作図の方法も意識しながら問題に取り組むようにしてください。

作図をするにあたってのアドバイスは、出来るだけ大きく作図することと、少しだけ大げさに、しかし、できるだけ正確に作図を行うことです。小さく書いても見にくいだけで作図の意味がありません。少し大げさに書くのは、斜面などの問題で、どの角とどの角が対応しているのかわからなくなってしまうのを防ぐためです。

【まとめ】物理基礎の勉強法

文系で物理基礎を選択する生徒はそんなにいないのですが、物理は取れる生徒にとっては非常に安定して点数を取ることができる科目です。しかも物理の特徴は、受験直前に時間をそんなに割かなくてもよいというメリットがあります。

解き方を掴んでしまえば、それ以上勉強する必要がないからです。対して、生物や化学は、受験直前までに非常に時間をかけなくてはなりません。物理基礎が得意な生徒は是非共通テストでも活用してみてはどうでしょうか。

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