映画「妖怪の孫」 舞台 仲代達也 「バリモア」を観て 目指すところは違えど生き方ってある
満席だった、「妖怪の孫」(2023年。内山雄人監督)。
先週末も満席でチケットを買えなかったので、今回は早めにチケットを買って一昨日観に行くことができた。来られている方は年齢層も高めというよりも老若男女で賑わい、少なからずも(多からず?!)、安倍さんのしてきたこと、政治について皆、関心があるように感じた。誤魔化されてきたその詳細を知りたくて。
映画は、今までメディアで報道されていることの映像に加えて、安倍さんを古くからよく知っている方や政治に関わってきた政治評論家、海外メディアの人、法の専門家の話など。そして匿名で官僚の方々のインタビューには、やっぱり、、。淡々と事実を見せ予定調和にはならないようなドキュメンタリーのようだけれど、報道、新聞、テレビなどのメディアから、事実を少なからずも見てきた一国民からすると、平気で嘘をついて自分達の都合よく解釈して事を進めていく様。やっぱり。。
映画では日常よく出くわす人々の行いを揶揄して、それを妖怪になぞられたアニメも出てきたけれど、人の振り見て我が振り直せで、小さなことしかできないかもしれないけれど、私も心持ちも行動も、最近のこの嫌〜な感じを変えるべく動いていきたい。社会全般、政治もよりよく知るように務め、選挙には行く。私も他にも何かできないかとアンテナをもう少し高くまで張っていきたい。
情熱を感じたくて、仲代達也の舞台「バリモア」を観に行く(2023年3月23日)。御年90歳!!まだ舞台に立つ気構え、体力、素晴らしい。仲代達也といえば、私の中では黒澤明監督「用心棒」。最近では、雷蔵見たさで見た市川崑監督の「炎上」にも出ていて、とことん役者の仲代達也。今回の舞台は、酒で落ちぶれたアメリカの名優、バリモアを演じるひとり芝居(プロンプ役の声だけの出演あり)。膨大な台詞、休憩を挟んで1時間半くらい。とても90歳にはお見えにならない、動き方も声も20歳くらい若く感じた。過去の偉業、栄光は誰しも知っている中で、役者を現在進行形で70年も続けて、未だ終わりを見ず。生きていくこと、超人の人間らしさ、心構えと志の高さ、プロフェッショナルさもライブ、生で感じさせたもらえた。仲代達也の映画もまだまだ見てみたい。
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