2022年後半(今の)映画備忘録その2
観たい映画はいつも昔の映画ばかりだけれど(だって素晴らしい古い映画が、これでもかとこれでもかと掘り起こせないくらい沢山あるから)、、新しい映画も幾つか観た
2022年秋。忘れないうちにその中から4本。備忘録。
アルモドバルがやってる!!あの独特なパッションを感じられるかもと、パラレル・マザーズを観る。正に期待通りで、スペイン人の普段の生活を垣間見れる中の、エキセントリックだったりアクの強い人もいたりで(今で言う、LGBT多めの配役)、アルモドバル調の、その鮮やかな色彩トーンはいつだってスタイルよくカッコよく、加えていつも浪花節が入っているのがたまらない( フェリーニの浪花節もかなり好き。ちなみに、アルモドバルの映画が好きになったきっかけは、キカを観てから)。ペネロペも、美しさは衰えずに年をとってより味わいが増して、やっぱり演技が上手だったんだ、今までそのかわいい顔立ちばかりに気を取られて彼女の演技が上手いのかどうだかに集中できなかったけれど、ペネロペが素晴らしいし、ペネロペがその役の女性に見えてきた。余韻が残った。
水上勉の料理エッセイを元にした映画、土を喰らう十ニヶ月(中江裕司監督)も気になった1本。あの飢餓海峡の作者、水上勉を感じられるかも!(内田吐夢監督の映画、飢餓海峡がとんでもなくの衝撃で、映画館で1回しか観たことがないけれど、衝撃度特大、またどこかで上映していたら真っ先に観たい映画のひとつ。その原作者、水上勉は写真でしか見たことがなく、どんな人だったんだろうと、、)と、期待のしどころを大いに間違えてしまい、がっくり。沢田研二の映画だった。初めから終わりまでジュリーはジュリーだった。土井善晴さんの季節感たっぷりの料理が見られたので、まあいいか。
北川れい子さんの映画評がよかったので、天間荘の三姉妹(北村龍平監督)を観に。のんが出演していなかったら観なかったけれど、のんが観られてまる。のんの当たり役。三田佳子や寺島しのぶも納得。
ある男(石川慶監督)も気になり劇場へ。ストーリーも納得できて、今の役者の中にももっと推しの人を見つけたい、見つけられそうと思わせてくれた。
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