薬膳で心を整えよう!
明日から4月。「春が来た~!」という感じですね。
環境の変化も多い春は、ワクワクするようでイライラするし、疲れやすくて落ち込んだりで、なんだか心が付いていかない…という方も多いです。
「私なんて…」とか「ダメかも…」と思うのは、ちょっと待って!!
薬膳で整えることができますよ。
春は感情が乱れやすい
神戸市中央区の漢方薬店で、漢方カウンセラーとして診断して10年。
「本物の中医学」で薬膳を伝えて15年。
10000人以上に中医学で心を笑顔にしてきた池田のりこです。
薬膳のセミナー、講演、企業様での研修、漢方薬のカウンセリング、レストランの薬膳監修などをしています。
最近、人生相談が多いです。
心理カウンセラーではないし、私は聴くぐらいしかできないのですが、一通り話し終えると、みなさんこうおっしゃいます。
「ちょっとスッキリしました!」
そっか~!良かったぁ~!!
先日のセミナーの休憩時間も、悩み相談室に。
他の受講生様も一緒に終わってからも話していたのですが、時間が足りず…
「来週呑みに行こか~!!」ということに!!(笑)
「どこでもいい?近所の焼き鳥でいい?私の仕事上がりの18時半でいい?!」となり、予約完了。
こういうことは、早いわよ~!!
楽しみができたら少し余裕ができて、自分と向き合える時間が取れるかなぁ~と思って。
彼女が笑顔になれるといいな。
でも、こういうことって彼女だけじゃなくて、今本当に多いんです。
それはね、春だから。
春は草木がぐんぐん伸びて、そよ風が吹いて心地よいですよね。
でもこれにも陰陽があって、枝葉が伸びすぎたり、逆に伸びずに絡まったり、そよ風が突風になったり…ということもあります。
春の気は「風」なのですが、風ってどちらから吹くかは予想不可能だし、突然舞い上がるような風になったりするでしょ?
「コロコロ変わる」というのが特徴なんです
だから、症状もコロコロ変わるし、感情もコロコロ変わるのです。
さっきまで笑っていたのに、家に帰ったらシュンとなる…
ご機嫌だったのに、急に悲しくなる…
「私って天才!」と思ったのに、「私ってダメだ…」となる…
なんで?!
私なんでこうなっちゃったの?!
もしかして更年期?!うつ病?
これからどうなるの??
怖いよぉ…
メンタルクリニックに行った方がいいのかなぁ…
と思ったあなた!!
もしかしたら、それは春の「気」のせいかもしれませんよ。
もしそうだったら…
自然界に順応していて、とっても素直な心と体♡
食べもので心を整える方法
「え?素直?!やだ~!!てへっ♡」と一瞬思っても、やはり心の乱れは辛いもの…。
普段、上級者のセミナーで伝えていることを今日は書きますね。
体と同じように、心にも中庸(ベストコンディション)があります。
中庸というのは点ではなく、「ここからここまで」というように幅で考えます。
白黒はっきり…ではなく、グレーゾーンのような感じ。
そこから陽(イライラ、攻撃的)にバランスが乱れているのか、陰(鬱々、消極的)に乱れているのかをチェックして、中庸に戻していきます。
ベースは、「安神」
「精神を安定させる」という作用です。
玄米、小麦、春菊、ゆりね、ローズマリー、なつめ、竜眼肉、アーモンド、あさり、いわし、牡蠣、ホタテ、鶏卵、ジャスミン、ラベンダーなど。
春菊のチヂミ、あさりのさっと煮、いわしの香草(ローズマリー)焼き、卵焼きや目玉焼き、おやつになつめや竜眼肉、飲み物はジャスミンティー…というように、いろいろできそうですね。
食いしばったり焦りが強ければ「平肝・理気」
気のめぐりが悪いと、体に力が入って食いしばりやすくなります。
のど、胸、胃腸が詰まったような苦しさも感じます。
げっぷやため息、ガスが増えたときも、このタイプ。
このようなときには、平肝とか理気の作用のものを使います。
平肝というのは、気の高ぶり(興奮や焦り)を鎮めるもの。
アロエ、菊花、クレソン、セロリ、豆苗、トマト、ピーマン、ほうれん草、マッシュルーム、レモンバーム、穴子、くらげなど。
理気というのは、詰まりや張る感じを解消するもの。
フェンネル(葉)、オレガノ、木の芽、キャベツ、パクチー、しそ、タイム、玉ねぎ、バジル、ピーマン、三つ葉、みょうが、ローリエ、金柑、グレープフルーツ、シークワーサー、すだち、みかん、ゆず、ゆず皮、レモンの皮、てんさい糖、からし、クミン、こしょう、ターメリック、陳皮、カモミール、きんもくせい、ジャスミン、酒など
これらのものと、先程の「安神」のものを組み合わせるとさらに整います!
興奮や焦りが強くてのどが渇く方は、アサリとトマトのパスタ、豆苗と穴子の卵焼き、ジャスミンティーベースのなつめと菊花のお茶…など。
詰まりや張る感じが気になる方は、玉ねぎと卵の炒めもの、イワシのクミン焼き、春菊とみょうがの和え物、あさりとキャベツのさっと煮…など。
心がモヤモヤ…頭も働かないときは「補血」
心がモヤモヤして晴れず、テンションも上がらず…
なんだか鬱々してしまってやる気がない…
そういうときは、心と脳に栄養を与える血を補う補血を。
黒豆、枝豆、金針菜、しめじ、にんじん、パセリ、ほうれん草、なつめ、竜眼肉、黒ごま、松の実、赤貝、あさり、あなご、いか、いわし、牡蠣、かつお、さば、ひじき、ぶり、ムール貝、牛肉、牛レバー、鶏レバー、豚肉、羊肉、鶏卵など。
これと安神の食べもので、春菊とにんじんのナムル、アサリと金針菜の酒蒸し、なつめ入りひじき煮、しめじの卵とじ…などができます。
病名ではなく人をみる
本当はもっともっとあるのですが、このような感じで「その人」を診断していきます。
「イライラには○○」ではなく、「この人のイライラはこれが原因だから、○○」と考えるのが薬膳です。
食べものの効能は本に書いています。
大切なのは、「今どういう状態なのか?」を診断する力です。
この診断力は、薬膳のベースの中医学(中国伝統医学)を学ぶことで身につきます。
咲美堂中医学院では、本物の中医学理論をしっかりお伝えしています。
しかも、楽しく!!
どんなセミナーがあるのか知りたいなぁ~!という方は、ぜひフォローして下さいね。
これからどんどんお知らせしていきます。
一緒に薬膳ライフを楽しんで、毎日をご機嫌に過ごしましょう~♪
5月23日(火)に神戸ポートピアホテル様で開催される「~毎日の食事から美と健康を手に入れる~薬膳レクチャー&ランチ」のテーマは、「毎日をご機嫌に過ごす~感情を整える薬膳」!!
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おしまい。
2023年春、薬膳スクールは「咲美堂中医学院」としてリニューアル!!
「パーソナル食医養成セミナー初級・中級・上級」が開講します。
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