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今年の養生ポイントは|産経新聞連載「薬膳のススメ」(129)

2月3日に立春を迎えて、旧暦での2025年が始まりました。

黄帝内経こうていだいけい」という中国の古典書では、陰陽五行の法則で「今年はこのようなことが起こりやすい」と考えます。

そこで、今年の養生ポイントについてお伝えしますね。

▼おかげさまで100名様!薬膳と気学の未病先防カレンダー2025

金運不及の年

神戸市中央区の咲美堂漢方薬房で、漢方カウンセラーとして診断して10年。
「本物の中医学」で薬膳を伝えて15年。きた池田のりこです。

漢方薬店では、症状の対症療法だり「イメージを膨らませて感覚を身につけて実践する」ことを大切にして、中医学・薬膳と九星気学を伝えています。

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自然界には木火土金水もくかどごんすいの5つの気があり、それらが陰陽のバランスを取りながら循環します。

2025年は、「金運不及ごんうんふきゅう」という、金のエネルギーが弱くなる年です。

金は内臓の肺と大腸にあたります。
肺は、鼻、のど、気管支、肺臓を含むので、鼻炎、鼻水、のどからのかぜ、感染症、気管支炎、肺炎などに気をつけましょう。


皮膚にも注意が必要

また、肺は皮膚のコントロールもしているので、皮膚炎、蕁麻疹、アトピー性皮膚炎にも影響があります。

咲美堂の漢方薬や薬膳のご相談でも、肌トラブルが増えています。

こちらもぜひ読んでくださいね。

肌トラブルは、外部からの影響(花粉など)、服との摩擦、内臓からなど原因は様々です。

自己判断をせず、専門家に相談されることをおすすめします。

▼漢方薬や薬膳の相談はこちらから
https://lin.ee/WkiHfxn


胃腸ケアも忘れずに

肺の調整を消化吸収システムの脾がしています。

普段から胃の調子が悪い方は、肺の管理ができず症状が長引きます。

・食欲がない
・食後に眠い
・疲れやすい
・甘いものを食べたくなる
・軟便や下痢になりやすい

という方は、脾が弱いです。

脾は湿度が大嫌いなので、梅雨時期には特に気をつけましょう。


ストレス解消を

ストレスや緊張に耐えられず、肺を傷めることもあります。

忙しい、ストレスが多い、常に考え事をしている、まわりの人のことが気になる方は、自律神経の乱れから咳や皮膚炎が出やすいです。

こうならないように、日頃からストレスを溜めず、胃腸を整えて肺を守りましょう。

自分ではストレスはないと思っていても、考え方や思考によっては常に緊張していることがあります。

心と脳を休める工夫もしてくださいね。

こちらにいろいろ書いているので、お時間があるときにご覧ください。


肺が喜ぶ食べ物

肺が好むものは、山芋、かぼちゃ、白きくらげ、春菊、ズッキーニ、みずな、ゆり根、れんこん、干し柿、すだち、梨、みかん、桃、りんご、アーモンド、銀杏、松の実、チーズ、はちみつなど。

肺が好きな潤いを作りたいときに、体を温めすぎることや潤いを奪う辛味を使うことは控えましょう。

少しでも鼻やのどが気になったり咳が出るときは、早めに対応しましょう。

▼このことについて、今週の産経新聞連載「薬膳のススメ」に書きました。
https://kenzenbishoku.com/media/pdf/250203_sankei.pdf


▼過去の記事については、こちらのマガジンをご覧下さいね。

次回は、2025年3月3日掲載の予定です。


▼「薬膳と気学の未病先防カレンダー2025」もぜひ!!



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それでは、明日も心と体とご機嫌を整えて笑顔で過ごしましょう~♪

おしまい。


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