意味のない思考をやめて心を穏やかにする方法ー2冊の本より紹介
私たちは、考えても意味のないことを何度も考えていたり、過去に起こった嫌なことを反芻して考えて、もやもやした気分になることがありますよね? 私はよくあります。
これらのぐるぐる思考を減らし心を穏やかにする方法で、私が効果的だと感じたものをを2冊の本からご紹介したいと思います。
まず、岡本直人氏の「ヨガと瞑想について」から学んだ方法です。
次から次へと頭に浮かんでくる思考について。例えば今朝、上司に挨拶したら無視された。その上司は何か考え事をしていたのかもしれませんね。
ーこれは考える必要のあるものか?
ーないと判断したら、すぐに他のものに意識を移します。
音楽やラジオ、外の景色でもいいし、今シャワーを浴びているならその感覚や音など、なんでもいいです。
「それが想起された瞬間は、そのイメージにピントが合っていないおぼろげな状態です。そのイメージに思考を集中し鮮明にすればするほど、自分の不快感や後悔が起きてきます。ですから、できるだけ想起された瞬間に、意識のチャンネルを切り替えてしまうことが大切です」(本書より抜粋)
これが効果的なのは、私たちのは同時に2つのことを意識のスクリーンに映すことはできないからです。
簡単ですが、これは私には結構効果的でした。
考えても意味のないことを考えるのを減らすと、心が解放されてどんどん穏やかになっていきます。
本書では、その方法として瞑想が紹介されていますが、座って瞑想する時間がなくても、料理や運動など今やっていることだけに意識を集中するのも同じ効果があるということです。
ちなみに私は瞑想を実践していますが、YOUTUBEで、シンギングボウルというヒーリング効果のある音をかけて、それだけに意識を集中してやるとやりやすいです。
呼吸に意識を集中する方法が一般的ですが、私はこの方法ではあまり集中できませんでした。
次は、スコット・キロビー氏の「悟りを生きる」より学んだ方法。
これは、私たちはあたまの中の声に注意を向けている、つまりそれを聞いている存在で、頭の中の声は私ではないという考え方が基本になっています。
考える必要のないことが頭に浮かんだ時に、ただそういう考えがあることを認識するだけにして、それ以上深く考えずに放っておくと、不思議なことにそれは自然に消えていきます。
(以下本書より抜粋)
「思考が現れても、あなたがそれをまっすぐ眺めているだけで、それはひとりでに静かになるのです」
「私たちがするべきことは、このようなことが体と心に起きているのを認識し、それらの現れが生じて消えるのを見ている存在である気づきを認識するだけです。どのような感情も操る必要はありません。感情に何かを付け加えようとしたり、分析しよう、変えよう、取り除こうなどとしなくなったとき、感情は妨害されることなく自然に流れていきます」
これは正しいかどうかわかりませんが、頭の中に渦巻く考えを、これは私ではないと突き放してみるとずいぶん気が楽になります。
お読みくださりありがとうございました。興味のある方はぜひこれらの本を読んでみてくださいね。
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