この歳になってわかってきた事
私はこの夏に還暦を迎える(^^;)
孔子の言葉に「40にして惑わず、50にして天命を知る。60にして耳順がう(ひとの言葉に素直に耳を傾けるという意味だそうです)」というのがあった。
実際になってみるとどうか?
まあそれにはほど遠く、今だに幸せになる生き方を探求しているというのが現状です。
でも、若い人から見ると随分な年寄りになってわかってきた事はいくつかある。
まず、いくら外見が歳をとっても中身は変わらないという事。
自分が若い時には、年寄りというのは別の人種のように思っていた。
頭では誰でも歳をとるのはわかっていても、実感としてまさか自分がオバアサンになるとは思わなかった。
それが、仕事、恋愛、結婚、病気、死別とバタバタ夢中で過ごしていて、気がつくとまわりの何人かの知人が死んでいくトシになっていた。
ガーン😨
人生ってそんな風にあっという間に過ぎていくものです。
話は脱線しましたが、歳とってもアタマの中身はほとんど変わっておらず、気分も若い時のままです。
歳をとったのは肉体だけで、肝心の中身は同じ。
これは、子供でも、若者でも同じことだと思うので、子供だから、年寄りだからと、態度を変えるのはちょっと違う気がする。
子供って意外に魂は大人より成熟していたりする。
これが一つ。
そして、インド占星術を勉強していると、人それぞれちがう人生のプログラムや、テーマ、運勢の流れがある事がわかってきた。
だから、人の生き方をとやかく言うのはおかしい。
日本では特に、一般的な人生のレールに乗らなきゃいけないみたいな風潮があるが、これが社会を息苦しくしている元凶のような気がする。
これは、仕事を早期退職してレールを降りてみて感じた事ですが。
それから、足るを知るということが満ち足りて生きるコツというのもわかってきた。
次から次へと目標を立てて達成していくという生き方もある。
でも、まわりと比べると、上には上があるというのが実際のところで、もっともっとと求めても本当にキリがない。
よく考えてみると、自分はすでに沢山持っている。
家具や、身の回りのものや、口にする食べ物。
どれ一つとっても自分で作ったものではない。
誰かがつくってくれたものだ。
そう考えると、有難いなあ、恵まれているなあと思う。
まあこういう風な事が歳をとってわかってきた訳です。
もちろん若くても「そんな事はとっくの昔からわかっていたよ」という人もいると思いますが。
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