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あかい車が通ったので  今日は・・・・・の巻


行って来ますぅ。

お隣のおばさまが表に出ておられたので
蒸し暑いねーなどと言葉交わしたあとそう言って大荷物引っ提げて車に乗り込んだ。

8時出発予定。10分前。

先に表に出ていたウチの人が
「畑の様子見にぃ」とお隣さんへの説明は済んでいた。
畑は遠い。次男が気に入って借りてる貸し畑。

仕事もあるし放ったらかし農業になることは
わかっていたが今年で2年目の更新月、
6月末ギリギリまで九分九厘止める方向でいたようだ。

借り始めの作業では
スタッフさんに驚かれる程 
丁寧に根気よく耕し
こんな丁寧なんすごいですと褒められたそうだ。

そこからの種まき 草引き、収穫となっていく。はずではあったが

しょっちゅう行って見てやれる状態ではないので採れる量はごくごくわずか、
まるでおままごとだ。

もちろん 我が畑で育った作物が可愛くないわけがない。

今は青みが強くてとれないし
かといって置いとくと
次に来る時は熟して落ちるなぁの
ミニトマト

未成熟で朽ちた、
きゅうりになれなかったきゅうり、

育ちすぎて武器になるオクラ

作物より大きな顔して 
ぼうぼうに育った黄色い小花の付いた草
それに紛れてかよわい青菜たち

少し顔出すカブを引っこ抜いたら下がない

など おおよそ食卓に上らないものを
育てている畑。

「もうやめよかなぁ」

と、期限迫るなか
グズグズ言っていた次男。

何故か知らぬが

昔の同級生から珍しく連絡がきて
久々あいたいと。
内容聞いたら畑の話聞かせて欲しいと。
興味あるらしかった。

その子の姉の知り合いも
サラリーマンやめて地方に移住し
農業をはじめたそうである。

同級生の子も小さい子を持つ親になっている。
今の世の中、食に対する安全性や
流通システムに疑問を抱く若者も
少なからずいるようだ。

公にされていることだけを盲信して
公にされないことがあるのに気付くチャンスがない忙しい人々や
気づこうと言う気もなくメディアは正しい!
テレビっこ大人も大勢いる。
(らしいと付け加えた方がいいのかな)


話はもどり

その友達と飲んで喋って
心が少し動いたようだった。

それに加えてタイミングよく
畑のスタッフさんから珍しくLINEが来た。
「そろそろ良い感じですし、こられては?」と。

そして様子を見に行くことになった。


その日は
日に焼けた男性スタッフさんが指導してくれた。いつも眩しそうな目でゆっくりモードな自然の中でおおらかになるのか!と思うほど穏やかな話し方が印象的だ。
うちの子と変わらぬ歳かなと思う。

梅干しやらっきょう漬けも挑戦してるそうだ。 自分で育てたものを食べる楽しみや素晴らしさを 自分自身にも「そうだよねー」と聞かせるようにゆっくり話してくれた。

タネを置き被せた土をやさしく丁寧に押さえ 見本を見せてくれながら。

「土が育って来ましたね。いい感じです!いいですねぇ!」

次男の心は決まったようで こう確認した。

「土、育ってますか?」

「ええ。いいですよ!
 耕したときはね、中にいた虫や微生物が大騒ぎして逃げていくんですわ。

そうすると、排泄物とかもなくなって土の栄養状態が変わるんですわ。たねまいて、そだてながら
また少しずつですけど、、、そうやって
一年くらいかけてそれがまた
虫が戻って 微生物が居着いて 栄養豊富ないい土に育つんですわ。」







   育ってたんは土やったんや!








一年かけてそだった土を ここで手放すことは出来ないと決心はついた。

 




採算とれんでも
得るものはあり
今後の大きな収穫の土台となる。

当てはまることが
世の中には沢山あるだろうな。

それで?

結局赤い車? って

なにが書きたかったのですか?


最近息子が※こんまりさんのYouTubeに到達してしまい ちょっとしたエピソードが面白いとかで観ておった。

こんまりさんは大事な物事決めるとき
例えばやるかやらないかの2択の場合

青い服が通りかかれば「やる」
赤い服が通りかかれば「やらない」

と、決めて進んでいると
どちらの色が先に通るのかで決める。
その色ばかり続くこともある。
そうやって答えが出るらしかった。


そしてこんまりさん
おいしい話で乗り気の案件
青と赤で聞いてみたら 赤でノーとでるが
それでも捨てがたく
もういちど念押しだ。

今度は絶対信じるからノーならば
金色の車で教えて!!といったら


金色の霊きゅう車が通って 
それが決定打になり 断ることになったと。


次男はその話がキョーレツに印象に残ったらしい。興味津々の様子だった。


そして今朝につづく。



晴れが続いたのに
早朝から蒸し暑さも倍増で
雨が気がかりな日となった。
しかし
早めに行けば降るまでに作業が済むかもと
車をだしたが15分ほど走ったあたりで
フロントガラスに雨粒が。

次男「どうしよう。」ときた。

(わたしゃ あんさんが
早く出ると言ったから
早く早く起きて支度しといたっちゅうのに
どうしょうかなぁてか。)
    ワタシの心の声

「向こうの天気はわからんしな。」

そりゃそうだ。あたりまえだ。



次男はしばらく無言で運転していた。






どうすんのやさーと心の声

この先の信号が赤になったらやめて
青やったら行くか?




「あっが行った!」  と言った。



やったんやなおぬし。
ひそかに心で 行くか行かへんか
青と赤で 聞いたんやな!


「今日はやめとくわ。」

「ほな、明日にしなさいなぁ。連休くれはったんやし。」



と返したら

また、黙りおった。







左折して帰路に入ったところで

黄色が通った!といった。


「ほんでどーなんやさ。」

「明日にするわ。」 

「はぁー そうか。」
(ほんでさっき、明日にしたらていうたやんか)
心の声。


赤で畑行きをやめて

黄色で明日畑に行くと

そういうことに決まった という  
皆さんにはつまらない話に

お付き合い下さいました方
おられましたら
ありがとうございます♪😊

2択は直感で決めておられますか?


※こんまりさんは
「人生がときめく片付けの魔法」で有名な方です。

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