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初めて すじ肉


11月29日の「いい肉の日」には
次男Tが 黒毛和牛切落とし100g250円を1kg、
ネットで調べた肉屋さんで買ってきてくれた。
年に一度、この日の為の価格らしかった。

店主が切り落としで充分美味しいよと太鼓判おされたそうで その日に半分よばれたがとっても柔らかで美味だった。

残り500gは翌日に。
いつも使い切りサイズの焼肉のタレを使うのだが
翌日スーパーに行くとそれは売り切れていた。
大きいボトルはあったがパスした。

仕方がないのでもう1つ時々使う種類に変更しようと別の売り場の棚を見るとそれも売り切れていた。 

なんでなん?みんな焼肉このタレなん?

1129の日は結構浸透してるんか。 
焼肉のタレもよく売れた様だな。 
ウチが使う種類のタレだけかぶってたのかい!


無ければ仕方ない。
他店でも小ぶりタレ売り切れてたので
慣れない味より作ることにした。

いつもの好きな麺つゆに
すりおろしりんご、にんにく、しょうが ごま ごま油 でそれっぼく自家製タレをこしらえた。

市販のタレは甘めなのが多いけれど
ウチで作ればそれなりに加減できて 
結構上手くいった。ベリーグッドだった。
ごちそうさまでした。牛さんありがとう。

Tは肉屋さんで牛すじ肉も気になったらしく
今度はそれもやってみるわと言った。

やってみる?

仕事の関係で1人下宿していた時
磁性鍋というレンジ用の鍋で
すじ肉をチンして食べたことがあるらしい。

灰汁取りもせず?
下処理もせず?
調味料入れて チン!
それでもなんとか食べられたという。

1人暮らしでは料理を失敗しても
自分が全て責任持って食べないといけないのに すじ肉に手を出すとはすごいチャレンジャーだなと思った。

 
一応私としては下処理して使いたいので
ネットで調べる事にした。 
すじにくと漢字入力したら 筋肉(きんにく)
と出てきて可笑しかった。

牛すじ で調べたら茹でこぼして洗ってから
1〜2時間煮るようだった。
手間かかるなあ、と思ったけど挑戦すべく買いに行くことにした。

お店はTが行ったお店だ。
夕方一段落したのか空いていて私1人に3人の視線。にこやかな視線でよかった。

すじ肉ありますかぁ〜 
こないだ息子が買ってきてくれて
お肉が美味しかったし 今度はすじ肉食べてみたい言うて〜エヘヘ
初めて作るので〜 とか言ってへらへらしてたら

にこにこから更に笑顔が増した。

奥さんは具体的な作り方を
娘さんは使い方を
ダンナさんはショーケースの端っこに寄っ掛かり
「おいしいよ〜」と盛り上げてくれた。

奥さんは 「手間は一緒やからウチなんかは1キロを煮といて小分けして冷凍して 
すじこんやらおでんやらに入れたり、カレーにもええし 色々とそうやって使こてます〜ハハハ」と言ってはった。
牛すじアドバイスのあと


私は300g買った。

肉300gといえば

テレビは殆ど見ないけど お昼のバラエティー番組でゲストが高級牛肉をカットするコーナーだけはタイミング合えばつい見てしまう。

2kgの塊から2回までのカットで300gをピタリと切り出せれば全てもらえるし 前後10g誤差ならカットした分だけ貰えるというものだ。

買ったすじ肉は300g。親子で順番にすじ肉の重さを確認しながら テレビで見てるより結構難しいもんやろなあという結論に至る。ピタリのゲストが過去に数名いたらしいけど 神がかりだなと思った。

そしてその後のお肉は
・テレビ局の社食にいくのかな
・肉屋にはもどれないだろうしな
・来場者に売るのかな
・例えばウェ◯ツのカットした肉ですとか言うて売ったりな(Tの案)
・ゲストが結局買い取るのかな

など 考えてもなんの得にもならないおバカな
会話でちょっと頭の違う部分を刺激したのだった。

「きれいな牛すじやんな」と
娘さんは奥さんの方を向いて言いながら
300gの牛すじを手にちょっと誇らし気だった。
そんなすじ肉だったからなのか

下茹でも灰汁もグロテスクではなく
思ったより煮るのに時間が掛からなかった。

柔らかくなったものから味見と硬さチェックと
繰り返し 「写真撮ったら」と言うてくれた時は
お鍋の底には空き地が出来ていた。

すじ肉かき集めてなんとか撮ったけど
「これって美味しそうに見えへんやんなぁ」
とTに画像を見せると

「美味しそうやん」ということだった。

ホンマかいなといいながら

載せました。


はじめての牛すじ煮込み
これを使って


すじこんからやってみようかな。


おしまい

お読みくださいまして
ありがとうございます♪😊

すじ肉はコラーゲンたっぷりなんですってね。





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