誰もがわかる目標が必要な理由
単年度制を活かす
JCは1年で組織が変わるため、目標は基本長くても1年単位となります。
会員拡大もほとんどのLOMが1年の年間目標を立てていると思います。
しかし、ただ
〇〇名入会!
と目標に掲げても、中々伝わりにくいのではと思います。
2022年のJCI町田では
会員数100名必達
を目標に掲げて拡大運動を続けてきました。
期首64名スタート、退会者なども踏まえて
44名拡大
が予定者から組んだ計画でした。
44名拡大
と
100名LOMへの到達
どちらのほうがメンバーにとって伝わる目標でしょうか。
私は後者のほうが目標になり得ると思い、
とにかく100名LOMにする!
と言い続けてきました。
結果的には期首100名という
目標をアップグレードし、
目標44名→結果61名
という数字となりました。
単年度制であるからこそ
一年でどういう状態にする
というものを明確に打ち出せるのではないでしょうか。
100名へのこだわり
なぜ100名か?
2022年度拡大会議の報告議案より引用すると
687LOM中、100名を越えるLOMは
36LOM しかない(約5.2%)
という現状でした。
今年でまたこのあたりは数字が変わっていると思いますが、
5万人以上いた時代の100名LOMと
現代における100名LOMの価値
は全く違うもの
であるということは確かだと思います。
100という数字に価値があることを理事メンバーへ伝え続けました。
漠然とした数字ではない目標を
様々なLOMで目標数値を設定していると思いますが
その数字が
「例年どおり」の踏襲している数値
だったり
数字に対して「根拠が語れないもの」
だったとしたら、しっかり見直す必要があると思います。
その上で、それを達成するとどんなLOMになるのか?
を明確に共有することが重要だと思います。
※ここは拡大委員長ではなく理事長が考えるところです。
LOMの規模によっては、
突然100名なんて無理
というところも多いと思います。
皆さんのLOMの規模に合った
明確な目標をだせれば良いと思います。
30名から50名にする!
20名から30名にする!
今年は何人拡大!
だけよりも具体的な絵を描き共有できると良いでしょう。
〇〇名LOMになったら、
次年度の委員会数が3委員会から4委員会に増える
〇〇名LOMになったら、
例会の予算が8万円から12万にできる
様々な視点で語れるようになれば、
拡大の意義や意味が
メンバーへ落とし込みやすくなるのではないでしょうか。
数字を達成するための根拠と道筋を
分かりやすい目標数値を設定したら
それを年間のスケジュールに落とし込みましょう。
ここ最近の
・例会からの入会率
・アプローチからの例会参加率
以上を明らかにして計算した上で
全て逆算して落とし込んでいきます。
例を見てみましょう。
30名LOMの〇〇青年会議所が
50名LOM達成を目標とします。
つまり
〇〇青年会議所は
年間20名拡大目標となります。
ここではひとまず
・例会からの入会率40%
・訪問、連絡からの例会参加率50%
とします。
20名の月ごとの入会目標
→月ごとの例会動員目標
→月ごとの訪問などのアプローチ数
月毎の対象者へのアプローチ数が導き出せれば
・そもそもの対象者リストが不足している
のか
・必要なアプローチに向けて、メンバーの協力や拡大に使っている総時間数が不足している
のか
どちらかが明らかになるはずです。
リストの不足は慢性的に起こりうるので、
常に理事長や拡大委員長筆頭に紹介に向けて動き続ける必要があるでしょう。
各事業や例会への動員目標のこだわり
月毎の数字を
訪問や電話などのアプローチ数まで導き出したら
あとは、その数字を潰していく
そして
妥協することなく、徹底的にやる
この積み重ねが非常に大事です。
そして、数字の進捗を
理事メンバーレベルに毎日のように共有する
これも必要です。
共有しなければ
1人の拡大運動から広がることはあり得ません。
〇〇月例会 ⚫︎⚫︎名動員目標
これに対して
現在 5名確定
⚫︎⚫︎名-5名=残り▲▲名
というように
しつこいくらい、共有していきましょう。
発信する側は動かざるおえない状況になりますし、
受け取る側にも何かしなくてはという危機感が生まれます。
とにかく拡大!
こんな根性論になる前に
今の現状を把握し
明確な目標を設定することが必要不可欠です。